ホーム→黙示録註解→第19章小羊の婚姻、ハルマゲドンの戦い(2/2)
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●天(第二の災いの中、偽キリスト教会が倒れた後)
□天の大群衆□「ハレルヤ、救と栄光と力とは、われらの神のものであり、そのさばきは、真実で正しい。神は、姦淫で地を汚した大淫婦をさばき、神の僕たちの血の報復を彼女になさったからである」
□天の大群衆□「ハレルヤ、彼女が焼かれる火の煙は、世々限りなく立ちのぼる」
□二十四人の長老と四つの生き物□「アァメン、ハレルヤ」
□御座からの声□「すべての神の僕たちよ、神をおそれる者たちよ。小さき者も大いなる者も、共に、われらの神をさんびせよ」
●天(第三の災いの後)
ハルマゲドンの戦いの後、聖徒が引き上げられ、第三の災いが終わると、小羊の婚姻の用意が整う。
□大群衆の声、多くの水の音、激しい雷鳴□「ハレルヤ、全能者にして主なるわれらの神は、王なる支配者であられる。わたしたちは喜び楽しみ、神をあがめまつろう。小羊の婚姻の時がきて、花嫁はその用意をしたからである。彼女は、光り輝く、汚れのない麻布の衣を着ることを許された。この麻布の衣は、聖徒たちの正しい行いである」
□御使□「書きしるせ。小羊の婚宴に招かれた者は、さいわいである」
□御使□「これらは、神の真実の言葉である」
(イエスのあかしは、すなわち預言の霊である)とは、このイエスの黙示は、預言の霊によって与えられたものであり、御使自身はそれを伝えるパイプの役目をしているだけである、と言う意味である。
この後、小羊の婚姻があり、婚宴が始まる(cf.黙示録7.9~12、14.1~5)。
●天(第三の災いの中、ハルマゲドンの戦い)
場面は変わり、天が開かれ、そこに白い馬がいる。それに乗っているかたは、イエス・キリストで、「忠実で真実な者」と呼ばれ、義によってさばき、また、戦うかたである。その目は燃える炎であり、その頭には多くの冠がある(cf.黙示録6.2)。また、彼以外にはだれも知らない名がその身にしるされている。彼は血染めの衣をまとい、その名は「神の言」と呼ばれる(cf.ヨハネ1.1)。そして、天の軍勢(cf.マタイ16.27、25.31、一テサロニケ1.7)が、純白で、汚れのない麻布の衣を着て、白い馬に乗り、彼に従う。その口からは、諸国民を打つために、鋭いつるぎが出ている。彼は、鉄のつえをもって諸国民を治め、また、全能者なる神の激しい怒りの酒ぶねを踏む。その着物にも、そのももにも、「王の王、主の主」という名がしるされている。
ひとりの御使が太陽の中に立ち、中空を飛んでいるすべての鳥にむかって、大声で叫ぶ。
□御使□「さあ、神の大宴会に集まってこい。そして、王たちの肉、将軍の肉、勇者の肉、馬の肉、馬に乗っている者の肉、また、すべての自由人と奴隷との肉、小さき者と大いなる者との肉をくらえ」
獣と地の王たちと彼らの軍勢とが集まり、馬に乗っているかたとその軍勢とに対して、戦いをいどむ。しかし(cf.ゼカリヤ14.12~13)、獣は捕えられ、また、この獣の前でしるしを行って、獣の刻印を受けた者とその像を拝む者とを惑わしたにせ預言者も、獣と共に捕えられる。そして、この両者とも、生きながら、硫黄の燃えている火の池に投げ込まれる。それ以外の者たちは、馬に乗っておられるかたの口から出るつるぎで切り殺され、その肉を、すべての鳥が飽きるまで食べる(cf.マタイ24.28、ルカ17.37、エゼキエル39.17~22)。この戦いは、エルサレムの外で行われる(cf.黙示録14.20)。
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