聖書は「小羊(イエス・キリスト)の婚姻物語」であり、かつ「女の子孫(イエス・キリスト)と蛇(サタン)との戦いの物語」でもあります。
エペソ人への手紙 5:31~32(口語訳)
「それゆえに、人は父母を離れてその妻と結ばれ、ふたりの者は一体となるべきである」。この奥義は大きい。それは、キリストと教会とをさしている。
すなわち、聖徒たちから構成される教会は、イエス・キリストの花嫁となるのです。罪によって一旦はサタンのものとなってしまった人を、イエス・キリストは、ご自身の命を代価として支払うことによって、人を買い戻し、ご自分の花嫁とされるのです。
ヨハネの黙示録は、聖書の結論部分であって、ダニエル書とともにその前後編となっており、「小羊の婚姻物語」と「女の子孫と蛇との戦い物語」の結末が詳細に記述されています。
その記述の方法は預言書として複雑な構造であり、読み解くことはなかなか困難です。
しかし、終末預言の謎はついに解かれ、このサイトにはその註解を置いています。
世は終末の時代となり、キリスト者は、ダニエル書とヨハネの黙示録に書かれた終末預言をよく理解することが必要です。
ヨハネの黙示録それ自体に、時が近づいたときこれが重要になることが次のように、二度、明確に書かれています。
ヨハネの黙示録 1:3(口語訳)
この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。
ヨハネの黙示録 22:10(口語訳)
またわたしに言った、「この書の預言の言葉を封じてはならない。時が近づいているからである。
この預言の書はキリストご自身の御手によって既に封印が解かれ(cf.黙示録8.1)、求めるものにはその奥義は開放されています(cf.マタイ7.7~8)。
日本の殆どの教会が採用している「七年の患難期の前に聖徒が携挙される」という二段階再臨説(患難期前携挙説)は間違いです。聖徒は患難期をくぐります。本注解を詳細に読むことでそれは理解されるでしょう。
この註解の目的は、ヨハネの黙示録の各部分の「時間と場所」の関係と、「意図的に異なる複数の名称で表現された登場人物」を整理して解説することによって、ヨハネの黙示録の構造を示し、読者の預言の言葉の理解を助けることです。
このサイトで解説している「終末に起こることの順序などの概要」については歴史概観をまず参照ください。
そして、「ヨハネの黙示録註解」のサブメニューから Web 閲覧用註解を御覧ください。
また、次のものを「資料」のサブメニューの中に置きましたのでご利用ください。
・ヨハネの黙示録註解( 閲覧用 Pdf/冊子印刷用 Pdf)
・ダニエル書とヨハネの黙示録の朗読(Youtube 再生リスト)(未完)
この註解の中で、少なくとも次のことが明らかになります。
終末預言を理解することで、聖徒は来たるべき新しい世界に対してその備えを行うことができます。
この註解を熱心に読まれる方は、読み進むに従って、ヨハネの黙示録の理路整然とした内容に驚かれるに違いありません。
これを読まれる方に、わたしたちの主イエス・キリストから、恵みと平安とがありますように。
Since: 2022 Jan 17 こひつじのしもべなかま
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