第5章

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●天(つづき、プロローグ)

御座にいます創造主である神の右の手に七つの封印で封じられた巻物がある。

巻物には、終末に関わるイエス・キリストの黙示が記されている。


□一人の御使□「その巻物を開き、封印をとくのにふさわしい者は、だれか」


しかし、それを見ることのできるものが見当たらないため、ヨハネは激しく泣いている。


□長老の一人□「泣くな。見よ、ユダ族のしし、ダビデの若枝であるかたが、勝利を得たので、その巻物を開き七つの封印を解くことができる」


ダビデの若枝であるかた(イエス・キリスト(cf.黙示録22.16))が進み出て、巻物を受け取る。

ひれ伏した二十四人の長老の手には鉢があり、神の裁きを求める聖徒の祈り(cf.黙示録6.10)である香が満ちている。


□セラピムと長老たち□「あなたこそは、その巻物を受けとり、封印を解くにふさわしいかたであります。あなたはほふられ、その血によって、神のために、あらゆる部族、国語、民族、国民の中から人々をあがない、わたしたちの神のために、彼らを御国の民とし、祭司となさいました。彼らは地上を支配するに至るでしょう」


長老たちの手にある鉢の中の聖徒の祈りに答えうるのは、ただ、イエス・キリストお一人であり、キリストは封印を解くにふさわしい方である。


万の幾万倍、千の幾千倍の数の御使たちから次のような声が上がる。


□御使たち□「ほふられた小羊こそは、力と、富と、知恵と、勢いと、ほまれと、栄光と、さんびとを受けるにふさわしい」


小羊とはイエス・キリストである(cf.ヨハネ1.29、1.36)。


□全ての被造物□「御座にいますかたと小羊とに、さんびと、ほまれと、栄光と、権力とが、世々限りなくあるように」


セラピムはアァメンと唱え、長老たちはひれ伏して礼拝する。


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