第1章

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この預言の言葉を朗読する者と、これを聞いて、その中に書かれていることを守る者たちとは、さいわいである。時が近づいているからである。


●ギリシア、パトモス島(西暦一世紀の終わり頃)

使徒ヨハネは、神の言とイエスのあかしとのゆえにパトモス島に流刑されている。

創造主であり全能の神は、その僕達に示すために、すぐにも起こるべきことをキリストに与え、キリストが御使を遣わしてヨハネに黙示を伝えられる。


●地上(キリスト再臨の時)

キリスト再臨のときの先見ビジョンが与えられる。

イエス・キリストが雲に乗ってこられる。すべての人の目、ことに、かつて彼を刺し通したイスラエルの人々は、キリストを仰ぎ見て嘆く。また地上の諸族はみな、彼のゆえに胸を打って嘆く(cf.ゼカリア12.10)。


●ギリシア、パトモス島(つづき、西暦一世紀の終わり頃)

ヨハネに対して、天から声がある。


□全能者にして主なる神□「わたしはアルパであり、オメガである」


「わたしはアルパであり、オメガである」とは、創造主なる神が、被造物の全てを支配しておられることの表現である。ギリシア語のアルファベット、αβγδεζηθικλμνξοπρστυφχψω の最初の文字がα(アルパ)であり、最後の文字がω(オメガ)である。


ヨハネの後ろの方で、ラッパのような声がする。


□ラッパのような声□「あなたが見ていることを書きものにして、それをエペソ、スミルナ、ペルガモ、テアテラ、サルデス、ヒラデルヒヤ、ラオデキヤにある七つの教会に送りなさい」


この黙示は、直接的には、七つの教会宛の手紙である。これはまた、全聖徒への手紙でもある(cf.黙示録5.9~10、14.6~7、19.5)。


ヨハネが振り向くと、七つの星を持ち、七つの教会の間を歩くキリストを見る。

キリストの口からは、鋭いもろ刃のつるぎがつき出ており、言葉によって裁く方である。


七つの星は七つの教会の御使であり、七つの燭台は七つの教会であるという奥義が示された。


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