脚本による註解
脚本による註解→第1章 パトモス島
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コラム:脚本による註解
イエス・キリストの黙示は、ヨハネの見たビジョンで構成されており、それはまるで「劇場版ヨハネの黙示録」と銘打つ映画のようです。そこで、本註解では、内容の説明に映画の脚本の形式を用いることとしました。脚本は、柱(はしら)、ト書き(とがき)、台詞(せりふ)の三つの要素で構成されます。
●場所(時刻) ←柱
状況説明 ←ト書き
□人物名□「人物の台詞」 ←台詞
ヨハネの黙示録の中では、(時刻)は経時的に進んでいくのではなく、予告的ビジョンが頻繁に使用されているため、註解の(時刻)の部分の把握は非常に重要です。脚本では(時刻)を柱の部分に書くため、自然に、ト書きはすべて現在形の表現になります。
この註解の目的は、ヨハネの黙示録の各部分の時間と場所の関係を整理して解説することによって、ヨハネの黙示録の構造を示し、読者の預言の言葉の理解を助けることです。
註解は、それだけで完全なものではありません。註解の各章の二行目に朗読の(リンク)がありますので、どうか聖書の本文朗読を先に聞いて、その後で註解を読むという順序で註解をご覧ください。
物語の概略の流れを、コラム「ダニエル書とヨハネの黙示録に記された歴史概観」に記しましたので、ある程度読み進んだところで、これをマップとして参照してみてください。理解が深まるはずです。
脚本に当てはまらない内容は、今ご覧のようなコラムに記述するようにしました。
脚本による註解→第1章 パトモス島