ここではiPadをiMacに有線接続してMax8からMIDI楽器やMIDIコントローラーとして利用する方法を紹介する。
iPadのMIDI対応アプリを外部音源(シンセサイザー)として利用できる
Max8でMIDI演奏→iPadでサウンド出力→Max8にサウンドをループバック→iMacからサウンド出力
iPadのMIDI対応アプリをMIDI楽器(キーボード、シンセPad)として利用できる
iPadで演奏→Max8でサウンド出力
(KORG micro KEY25 、PC用キーボードやマウス、USB接続した外部装置も演奏に利用可能)
iPadを外部ディスプレイとして利用できる
表示できる内容はアプリに依存
iPadのMax8との連携利用には、OSC(Open Sound Control)によるWiFi経由で接続する方法もある。
OSC対応のiPadアプリを利用してMax8をリモート操作(WiFi)できるようになる。
例)
Hands Free OSC https://apps.apple.com/jp/app/hands-free-osc-control-music-with-gestures/id1135788686
Max8からiPadの画面を制御できるようになる(内容はアプリに依存)。
Max専用アプリ Mira を利用する。https://apps.apple.com/jp/app/mira-controller/id649586480
Max8でデザインしたパッチャーとUIをiPadに接続して、iPadの画面からMax8をリモート操作 (USB、WiFi)できるようになる(有料アプリ)
iPadをUSBケーブルでiMacのUSBポートに接続する
ソフトウェアの更新
ダウンロード
インストール
を進める。
※iPadの更新も合わせて行う方が良い。古いOSでは接続できない場合がある。
iPadに「このコンピューターを信頼しますか?」の確認が出たら「信頼」する。
Max8を起動する。
Options -> Audio Status を表示する。
Audio Driver Setup を押す。
iMacのオーディオ装置の設定ウィンドウから
左サイドのリストの iPad を 有効にする
+ ボタンから「機器セットを作成」する
実習室のiMacでは 内蔵マイク・内蔵出力(スピーカー)、オーディオインターフェース、iPadを1つにまとめた機器セットとして設定する。
Max8からこの機器セットは6ch入力、4ch出力のオーディオインターフェースとして扱われる。
Max8のドライバを変更する。
Input Device を 機器セット
Output Device を 機器セット
I/Oマッピングの確認
Open I/O Mappings を押す。
下記の画像の様になっていればOK
Max8から
Extra -> MIDI Tester
Inputs のdevice を iPad
Outputs のdevice を iPad
に設定変更する
Extra -> AudioI Tester
chan. 1 から 5
chan. 2 から 6
に変更する
MIDIをUSBケーブル経由でMacに送受信可能なアプリをインストールする
インストールしたアプリを操作して、MIDIの送受信とAudioの受信(入力)をAudio TesterやMIDI Testerで確認する。
※ Max8のMIDI Testerからマウスで五線譜をドラッグして大量のMIDIをiPadアプリに送信するとアプリが落ちる傾向がある。
無料アプリを3つ紹介:
Audiokit Synth One
iPadのキーボードで演奏して オーディオ信号をMaxに送れる。
MIDIはMaxに送信できない。
MaxからMIDIをiPadに送信して、Audiokit Synth Oneを音源として演奏できる。
音声はMax側にループバックしてMac側で処理する必要がある(Max8でInputをOutputに接続)
iPadにヘッドフォンをさすと音声はヘッドホン側に出力される。
MIDITrail
アプリの設定を変更する。
Settingsから MIDI IN DEVICE の Port Aを IDAM MIDIホスト に変更
Max8からMIDIを受信してピアノロールとして表示できる(表示方法は色々カスタマイズ可能)
expressionPad
見つけた無料アプリの中で唯一 MIDIをMacに送信可能なアプリ。
設定変更
MIDI から MIDI OUT とMIDI IN の設定を変更する。
session 1 と表示されている欄を スワイプして IDAM MIDIホスト に変える。