進捗管理
MA02の続きから始める。
このページの Max8 の起動 と 設定確認 につづいて、MA02の続きに進む。
MA02の課題の内容を確認後、MA03に取り掛かる。
準備:
Max8の準備 は各自でやっておくこと
レポートフォルダ
小橋一秀
メディアアート
MA03素材
をフォルダ全体をコピーして iMac に保存する。
C108情報実習室のiMacはデスクトップと書類(Max8の保存メニューで Document と表示される場所)のファイルはシャットダウンすると削除されるので要注意。
保存場所は ネットワークホーム か THAWSPACE を利用する。
次のファイルを開く
JitGrab2021.maxpat
操作方法は実演で解説する
jit.matrixオブジェクトのアトリビュートを設定
adapt をOFFにする。ONの状態ではマトリックスのサイズは入力側に自動的にフィットする(カメラの解像度に等しいメモリが用意される)。
OFFにすると、入力側と異なるサイズのマトリックスを設定できるようになる。
jit.matrixのアトリビュートの値をオブジェクトのアーギュメント(設定値)に変換
オブジェクトのメニューの Transform → Changed Attributes to Arguments でアトリビュートをアーギュメントに適用できる。
adapt アトリビュートに関してはTransformがうまく働かない。
オブジェクトを編集して直接設定する。
オブジェクトのアーギュメント(引数)でアトリビュートを設定するには @マークに続けてアトリビュート名と値を空白を空けて記述する。
数値 0 は OFF を 数値 1 は ONを意味する。
jit.matrix 空白 @adapt 空白 0 空白 @dim 20 10
Maxのパッチチャーを閉じると数値ボックス・スライダー・ダイアル・トグルボタンなどのGUIの値は初期値に戻る。
プリセットメモリにパッチャー実行時のGUIの値を保存しておくことができるので、以前にセットした値を呼び戻すことができる。
基本操作説明の作業結果
プレゼンテーションモードで表示するオブジェクトを選択して
メニュー Object -> Add to Presentation
でプレゼンモードでオブジェクトが表示されるようになる。
プレゼンテーションモードに切り替えてオブジェクトの配置とサイズを調整する。
プレゼンモードでのオブジェクトの移動やサイズ変更は編集モードには影響しない。オブジェクトは元の状態のままである。
プレゼンテーションモードの編集の様子
インスペクタのパネルから文字のフォントサイズと色などを変更できる
今回の画像処理をいろいろ工夫を重ねたら以下のようなことが自動化できるかもしれない。
jit.matrix のディメンジョン(dim 解像度) は、カメラの解像度と異なる値を設定することで
モザイク化
矩形領域の切取り
スリットスキャン
などの画像処理に利用できる。
カメラ画像がら矩形領域を切取り、jit.matrixの矩形領域にコピーする例。
アトリービューとのボックスを jit.matrixのメニューのAttributesから以下のように取り出して値をセットする。
コピー元srcの設定:
usesrcdim ON 切取り領域有効
srcdimstart 矩形領域左上コーナー座標
srcdimend 矩形領域右下コーナー座標
コピー先dstの設定:
usedstdim ON 張り付け領域 有効
dstdimstart 矩形領域左上コーナー座標
dstdimend 矩形領域右下コーナー座標
以下の様に counterオブジェクトとmetroオブジェクトを使用して、コピー元とコピー先を時間経過に従って上から下にずらしていく。
画像のスリットの抜けは、カメラの撮影間隔とスキャン領域を変更する時間間隔を同期させれば発生しなくなる。
この例はマトリックスのdimが640 480用のものなのでアトリビュートを修正してから実行する必要がある
スリットスキャン用のカウンターのパッチャー(コピペ可能)
----------begin_max5_patcher----------
481.3ocqTFsiaCBDE8YGo7OfP8Q2UFhsSR+UppVgsGkxJavBvaS0p9uWXvtq
qaRiSadHAwkgY7AtCuscSBsReFrTxmHeljj7lWIA0BJISBIzNw45VgECj1AV
q3DPSGWzAmc3BVSciry5DFGIi7AVJIp.pFR4tinRi0sHlnx6w7q71JUPsdPg
IOeRsW3p+pTc5YCT6he3rc4OkkR1y2+TQJgw4gYkdMxWl1kZnSpZAGR.elpd
vMIyljiZtu2Cw7SoumHYChpt5kOlumhh+X6lvneHc0mg9JWAF5sgp7HKLTjE
9OP1UXhcYl3WmoTBsRnNMisdgQzANv7LnDUsXjYWBb9+N3N8oSsvJ.u3Hdax
wI776E7qeYJCFp6l4cG9Otrgu4Swe1u3qqQSXYqwFrCM.Ek2vFb2V6EVf4Dy
e7DisyfgjeXUPWlE6quAzEWF57+pEHM1BD986Nh4GArkGAwvvmlV9pIxQXgE
GLV8fodpxiVoTxLVZ.qSpDNoVMOJdLpqeGr9BxWUAYOrBlupB5e+7gQHaUE7
xGoi2oh99WAicbKwZ4c0unMg4GRiykp37XGE0.uJm1BaTSX79Ym2LOXvuQ54
xb5310MfQMHwv8JAbC0F6bT9Ghr8hHXXG11M9.9Is.ItrA
-----------end_max5_patcher-----------
スリットの撮影間隔に合わせて1ラインごとにカメラ画像をマトリックスに切り貼りする様に組み替える。
jit.matrix のアトリビュートを設定する
usesrcdim ON
usedstdim ON
dim 640 480
adapt OFF
counterの入力はmetroを使わず(トグルをOFF)に
jit.grabの入力と共通で qmetroの方を使う(緑の線を追加)
スキャン方向を切り替える
スキャンラインのY座標はcounterで制御している。そこでcounterの増減(up/down)を変更すれればスキャン方向も変わる。
counterの up/down は第2インレット(左から2番目の入力)で切り替える。
マウスで第2インレットをポイントするとホバーでヒントが表示される。 → 0 でup / 1でdown
数値ボックス や umenu を第2インレットに接続して切り替えを試す。
umenuは新規オブジェクトでオブジェクト名 umenuを入力するか、
Topメニューの+からInterface → umenuで追加する
umenuの設定
Inspectorから Itemsをedit(編集)して以下のように入力する。コンマでメニューに表示する文字列を区切って並べる。
up , down
課題提出
今回扱ったパッチャーのいずれかでプレゼンテーションモードの画面を作成してスクリーンショットしてWebclassの第3回課題に提出する