映像のエフェクトとシンセサイザーを同期させる
Max8 を起動して新規パッチャーを作成する。(メニュー File -> New Patcher)
名前を付けて保存する(File -> Save As)
ファイル名は適当に決める。
ネットワークのDocumentsフォルダ(Windowsのマイドキュメントと共有しているフォルダ)に保存する。
※iMacの書類の方のDocumentsではない。そこに保存したファイルはiMacをshutdownするとファイルが消去される。
以下の様にモジュールを配置して接続する。
VIZZIEのオシレータ(4OSCIL8R)で映像に変化を与えながら、
オシレータ1の出力をBEAPのPAN(左右に音を振る)に利用する。
さらに、オシレータ3の出力をBEAP用の信号に変換して利用する(sig~の部分)。
アナログシンセサイザーのTrigger(タイミングの指示)は信号の電圧が2.5Vを下から上に超えた時に動作する。
BEAPでもこの方式を採用しているので信号を0.0~5.0の範囲に変換している。
BEAPのシーケンサーはTransport(システムのシーケンス信号)からTriggerで走るように切り替えておく。
BEAPのオシレータ(音声信号の元)のピッチは3オクターブ分を4OSCIL8Rで変化させている。
応用:
4OSCIL8Rの4つのオシレータは同期しているので映像用の信号と音声用の信号がそれなりに連動する。
直接連動させるために、映像と音声信号で同一の信号を使用して変化する範囲を調整して効果を試す。
詳細
各モジュールの設定をよく確認すること
新規オブジェクトとして以下を追加する(nを押してから入力する。空白の有無や数値の小数点の有無に注意する)
以下のオブジェクトで ~ 記号はオブジェクト名の一部なので入力が必要
sig~
ナンバーボックスやメッセージの数値をオーディオ信号に変換する
*~ 5.
オーディオ信号を乗算する。
scale~ 0. 1. -5. 5.
オーディオ信号をスケール変換する。引数には入力の範囲と出力の範囲を順に並べる。
音声信号用の数値ボックス(number~)は以下のようにメニューから追加できる
BEAPやVIZZIEモジュールの設定値はパッチャーを閉じるとリセットされる。
パッチャーで使用した設定を保存するにはパッチャーを閉じる前に以下の方法で保存する必要がある。
設定の保存方法1
Snapshot機能を利用する。お勧め
設定の保存方法2
pattrstorage オブジェクトを利用する。
pattrstorageをパッチャーに配置すると pattrオブジェクトやautopattrオブジェクトにより指定されたパッチャーやサブパッチャーやbpatcherの設定が保存されるようになる。
パッチャーを保存する際に自動的に設定保存用のJSONファイルも生成される。
BEAPやVIZZIEはbpatcherで作成されており、内部のautopattrによりpattrstorageに接続される(一部接続されないUIもある)。
pattrstorageをダブルクリックすると設定の編集ウインドウが表示される。(パッチ内のpattrやautopattrで指定されたものの値が設定されている)。
pattrstorageには複数のオブジェクトの設定値を複数パターン保存できる。
pattrstorageに名前を付けてpresetオブジェクトと接続(インスペクターのPattrstorage にpattrstorage名を設定)してプリセットの保存と選択をすることができる。
store 1 メッセージで設定値を記録する。設定値はパッチャーを閉じる際にファイルに別のファイルに保存される(ファイルマネージャやファインダーが表示される)。
1 メッセージで設定値を読み出す
read で設定値を記録したjsonファイルを読み込む
幾つかの番号に設定を補完できる。
設定1 と 設定2 が記録されている状態で、1.5 を入力すると中間の値が設定される。
自習課題としてMA06のサブページを参照しておくとよい。
作成したパッチャーの動作状況をスクリーンショットに撮ってWebclassの第6回課題にアップロードする。
提出期限は期末課題の制作に取り組み始める前とする。