ストロングスタイル(正統派、ガチなやつ)の発想法
「アイディアのつくり方」 ジェームス・W・ヤング(著) 1940年
”アイディアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもない”
概要
1.大量のインプット(関連の在りそうな資料を検索して目を通す)
2.目にした資料を整理する(お気に入りを付ける、カテゴリで分類する、気付いたことをメモ、など)
3.いったん忘れる。脳をリフレッシュ(運動・睡眠など等)
4.無意識的に、日常生活で常にネタだしを意識する(十分なステップ1とステップ2の過程を経て)
5.見つけたアイディアをチェックする。(ダメなアイディアも多数だす。数の多さが重要)
「アイディアというのはなにか?」2007年 対談記事 糸井重里(コピーライター) 故岩田聡(任天堂元代表取締役社長)
"アイデアというのは複数の問題を一気に解決するものである "(宮本茂 マリオ、ゼルダの伝説の生みの親)
”肩ごしの視線” (宮本茂)
Max8は必要か?
Arduioは必要か?
電子工作は必要か?
iMacやiPadは必要か?
問題解決について、何が問題か誰の問題かを多くの視点から観察し多くの解決手法を提示してその中から解決法を絞り込んでゆく思考法。
デザイナーやアーティストの設計・制作過程(試行錯誤)に通ずるものがある。
「ライト、ついていますか? ― 問題発見の人間学」 ドナルド・C・ゴース (著), G.M.ワインバーグ (著)
第1章 オフィスビルのエレベーターが退社時間に混雑する問題について
解決策は?
ビルのオーナー(オフィスの賃料を上げて利用者を減らす。収入は減らず、苦情は減る。価格の弾力性。)
隣のビルのオーナー(冗談「うちのエレベータを君のビルに貸せたらなぁ。」)→ ばかばかしい?
利用者(署名運動で管理者に改善要求。鏡とクレヨンをエレベータホールにおいて順番待ちの時間をつぶす。)
エレベータ業者(点検の結果、故障を発見。故障を修理して解決)→ 正解か? → 後日談:定時で一斉に利用者が退勤、駅のホームが混雑しビルのオーナーがホームで押されて事故死
章末の言葉
「ユーモアのセンスの無い人の為に問題を解こうとするな」
ばかばかしいアイディアをおろそかにしてはいけない。問題解決のヒントとなる可能性がある。
隣のビルのオーナー「うちのエレベーターは空いているから貸してあげられたらなぁ」
実は隣のビルはショッピングセンターで10時開店、オフィスビルの出勤時間帯とは時間がずれている
隣接したビルを連絡通路で接続して空いている方のエレベーターでお互いに移動できるようにすればよかったのだ。
問題を様々な視点で捉えよう。
「顧客が本当に必要だったもの」(風刺イラスト)
問題解決型プロジェクトの課題点
顧客も自分の問題の最適解を認知していない → 顧客の要求をそのまま解決する以上の解決法がある可能性を見落とさない事
チームのメンバーでコミュニケーションが不足
→ コラボレーションが進まない → チームのメンバーが部分最適化に走る(全体の問題の解決ではなく、自分に課せられた役割飲みに執着)
→ プロジェクトが失敗
人型ロボットの動きはなぜ不自然なのか? 研究者の難問を20分で解決した、ある演出家の結論 | ログミー[o_O]
ロボットに舞台演出家が演技を付けた https://kinneko.hatenadiary.org/entry/20150216/p19
レビットのドリルの穴理論
『マーケティング発想法』(レビット著 1968年)
「ドリルを買いにきた人が欲しいのはドリルではなく『穴』である」 https://ds-b.jp/media/pages/436/
「デザイン思考の道具箱」奥出直人(著)
新しいアイデアのつくり方 高橋 晋平 TEDxTokyo https://youtu.be/ldybnuFxdiQ
あ moment: 佐藤 卓 TEDxTokyo https://youtu.be/-40W_pnhlUs
日本文化と空間デザイン~超主観空間~ 猪子 寿之 TEDxFukuoka https://youtu.be/2szRkXyCxss