前回の基本操作解説の続き
JitGrab2021.maxpat
を開いて編集する。
jit.matrix のディメンジョン(dim 解像度) は、カメラの解像度と異なる値を設定することで
モザイク化
矩形領域の切取り
スリットスキャン
処理に利用できる。
カメラ画像がら矩形領域を切取り、jit.matrixの矩形領域にコピーする例。
アトリービューとのボックスを jit.matrixのメニューのAttributesから以下のように取り出して値をセットする。
コピー元の設定:
usesrcdim ON 切取り領域有効
srcdimstart 矩形領域左上コーナー座標
srcdimend 矩形領域右下コーナー座標
コピー先の設定:
usedstdim ON 張り付け領域有効
dstdimstart 矩形領域左上コーナー座標
sdtdimend 矩形領域右下コーナー座標
スリットスキャンカメラの作成例
以下の様に counterオブジェクトとmetroオブジェクトを使用して、コピー元とコピー先を時間経過に従って上から下にずらしていく。
画像のスリットの抜けは、カメラの撮影間隔とスキャン領域を変更する時間間隔を同期させれば発生しなくなる。
スリットスキャン用のカウンターのパッチャー(コピペ可能)
----------begin_max5_patcher----------
481.3ocqTFsiaCBDE8YGo7OfP8Q2UFhsSR+UppVgsGkxJavBvaS0p9uWXvtq
qaRiSadHAwkgY7AtCuscSBsReFrTxmHeljj7lWIA0BJISBIzNw45VgECj1AV
q3DPSGWzAmc3BVSciry5DFGIi7AVJIp.pFR4tinRi0sHlnx6w7q71JUPsdPg
IOeRsW3p+pTc5YCT6he3rc4OkkR1y2+TQJgw4gYkdMxWl1kZnSpZAGR.elpd
vMIyljiZtu2Cw7SoumHYChpt5kOlumhh+X6lvneHc0mg9JWAF5sgp7HKLTjE
9OP1UXhcYl3WmoTBsRnNMisdgQzANv7LnDUsXjYWBb9+N3N8oSsvJ.u3Hdax
wI776E7qeYJCFp6l4cG9Otrgu4Swe1u3qqQSXYqwFrCM.Ek2vFb2V6EVf4Dy
e7DisyfgjeXUPWlE6quAzEWF57+pEHM1BD986Nh4GArkGAwvvmlV9pIxQXgE
GLV8fodpxiVoTxLVZ.qSpDNoVMOJdLpqeGr9BxWUAYOrBlupB5e+7gQHaUE7
xGoi2oh99WAicbKwZ4c0unMg4GRiykp37XGE0.uJm1BaTSX79Ym2LOXvuQ54
xb5310MfQMHwv8JAbC0F6bT9Ghr8hHXXG11M9.9Is.ItrA
-----------end_max5_patcher-----------
int 型
float 型
四則演算オブジェクト + - * /
+ - は数値変化の範囲の移動(スライド)
* / は数値変化の範囲の拡大縮小
に対応する
整数演算 int に対しては端数切捨て(量子化)が起きる
実験:
量子化前とコメントのあるスライダーを変化させて、計算結果を確認する。
量子化ステップを上げ下げして同様に実験する
metroをONにして値の変化をグラフで観察する。
余談: 2次元画像のモザイク化は2次元量子化のステップ数を小さくして解像度を落とすことに対応している
scale オブジェクト
sliderのInspectorからRange や Minimum や Multiplier を設定
scaleオブジェクトのパッチは覚えておいて自作できるようにするか、コピペで利用できるようにしておくと良い。
Max8の User Snipet (ツールバーのクリップアイコン)に選択したパッチを名前をつけて保存しておくことができる。
User Snipetは 右クリック → Paste From から選んでパッチャーウインドウに貼り付けることができる。
※ 残念ながらC108のMax8はiMacをシャットダウン・再起動すると初期化されて消えます。残念。
作業内容全体をスクショしてWebclassにアップロード
提出期限は期末課題作成に取り掛かる前まで。
一通り色々試しておくとよい。