QRコードとTシャツを使って名刺を作ろうとした話
Post date: Sep 30, 2017 2:53:10 PM
名刺ってホント苦手だ.
そもそも自分がシャイなので名刺が減る機会がほぼない…かなしい.
自分から「どうぞ!」って出すのがとても苦手.
あと,刷るのがめんどくて結局持ってかなくて「名刺どうぞ」ってされた時に「すみません…今切らしてまして…」というのが心痛い.
切らすとか言う前に刷ってない.
だから自分用名刺システムを作ろうと思った.
さっきあげた2点を解決するシステムを自作する.自作でないと意味がない.目新しくないと誰も名刺交換してくれないので…
2,3回名刺を渡すかも?な場面がありそうなので今が作りどきかなと.
(そもそも名刺渡すか渡さないか微妙な瀬戸際も嫌いで…)
最初はレシートプリンタを腕につけておいて,スマホでポチると名刺を出してくれる…みたいなのを考えたんですが,
電池問題と重量的に使わなくなるなと思ったので別路線にすることにした.
結論から言うと,QRコード(名刺)を印刷したTシャツを作ることにした.
これなら相手から気になってQRコードを読んでくれるという寸法である.
こちらから自分の名前の書いてある紙切れを渡す必要はない.すばらしい.
あと,これを話題にしてお話が開始できる.ほんとすばらしい.
実際に作ったTシャツ.
この配置は結構考えた.(5分くらい)
そもそも電車の移動中とかに勝手に撮られるのもなんかあれかなーとか思った(まあいいんだけど)ので,
前は「近づかないと撮れない」胸辺りにQRコードを印刷.
後は「近づかなくてもとれる」ようにでかく印刷.後ろは移動中リュックで隠れるので大きく印刷してもいいかなという目論見.
このQRコード先のウェブサイトの内容は,スマホアプリQRShare(自作)で変えられるようにした.
できるのは,名刺の表示,またはURLの共有.
名刺として使う場合は,アプリのテキストボックスに一言コメントをかける.
また,URL共有ソフトとしても使える.
例えば,このツイートみてー,とかしたい場合は,「共有」メニューからQRShareアプリを 選択して共有できる.
まだ使ったことないけどとても便利(たぶん)
ということで内定式に着ていった
反応としてはとてもいいかんじだった.(最初は)
みんなすごいカッコでくるのかと思ったけど,QRコードを印刷した服きてるのは僕だけだった.
せもたれがない椅子だったので,後ろからみんなパシャパシャしてくれた.
たぶん,僕史上最高に名刺が配れた(しかも受動的に)のではないだろうか.
心理的には能動的に名刺配ってる気はしないので負担が全くない.
でも,いいことだけじゃなかった
QRコードの認識率に問題があった.
そもそもこのTシャツが届いてからテストをする時間がなくてですね,はい.
後ろの認識率が悪い.(1回は成功していた)
前は後ろに比べ認識率はよかったが,それでも認識できてなかった事があった.
なんだ認識できないじゃん!と言われて凹んだ.(というか悔しかった)
後ろの認識率が悪かったのにはいくつか理由があるだろう.
まず,QRコードの中心が低かったこと.斜め上から撮る形になったため,QRコードの認識がうまく行かなかった可能性がある.
また,このサイトによると「QRコードは局所的な歪みに弱い」から「QRコードを小さく」とある.より大きい後ろのマーカーの認識率が落ちたのかもしれない.
対応策については,まずQRコードのバージョンを上げるとかかな.マーカーを小さくすると「TシャツにQRコードが付いている」ということがわからず,受動的な名刺配布に支障が出る.
そもそも後ろにQRコード貼ってると,俺が背後での読み取り試行錯誤に気付けない.まじで.
話題作りのためにTシャツにしたのに後ろで読み取られてしまっては意味がない.
かといって後ろのでかいQRコードを消すとわかりづらくなって…,とトレードオフの状態に.
そう考えると,後ろのQRコードはよみとれないこと前提に印刷して,「読み取れない時は前のQRコードを読み取ってね」とか書くといいのかもしれない.
とても二度手間だけどw
後,半袖で作ったのをとても後悔している.寒い.
まだまだ課題は残っているが,いろいろ修正しながらこのシステム?を使い続けようと思った.