国際社会学科

カリキュラムの概要

目的・教育目標

国際社会学科のポリシー


〈カリキュラム・ポリシー(教育課程の編成及び実施に関する方針)〉

国際社会学科は、グローバル化の社会学・文化人類学・地域研究に関する専門知識と、国際社会に関する現場立脚型の教育を基盤として、多文化共生と多様性の支援・活用に関する実践的な能力を体得した地球市民を養成することを目指す。人材養成の目的および学位授与方針ディプロマ・ポリシーに鑑み、本学科の教育課程は以下の基本方針カリキュラム・ポリシーに沿って編成される。

(1)グローバル化の社会学・文化人類学・地域研究に関する専門知識を習得させること。

(2)英語および他の言語の学修を通じて国際社会の現場で調査研究を実施することのできる外国語コミュニケーション能力を習得させること。

(3)世界各地の社会・文化・地域に対する高度な知識を身に付け、それらの多様性の意味を理解させること。

(4)国際社会の現場を調査し、多文化共生と多様性の支援・活用の制度や仕組みを実践的に理解させること。

(5)国際社会に関する文献の読解力、論理的思考力、表現力を身に付け、自ら設定した課題を解決する力を体得させること。

(6)専門に偏らない幅広い教養を身に付けさせること。

(7)自立した人間として社会で活躍するための知識や技能を身に付けさせること。

(8)自らを律し他者と協働しながら国際社会と地域社会の双方に貢献することのできる力を身に付けさせること。

 

〈ディプロマ・ポリシー(卒業の認定及び学位授与に関する方針)〉

国際社会学科は、学科設立の理念と教育目標に基づき、ディプロマ・ポリシーに掲げられた以下の能力を習得し、かつ必要な在籍年数および履修単位数を満たした者に対し、学士(社会学)の学位を授与する。

(1)グローバル化の社会学・文化人類学・地域研究を土台として、民族・文化・宗教・ジェンダー・セクシャリティ等の人間の生き方の多様性を理解し、それらの多様性を互いに認め合い支援する能力。

(2)国際社会と地域社会双方の差異に起因する諸問題を考究し、その解決に向けた新たな価値や方法を創出する能力。

(3)多様性の尊重・理解・活用を理念とする共生社会を国際社会と地域社会双方の文脈をふまえて創造・確立する能力。

(4)英語をはじめとする外国語を用いて多文化共生や多様性の支援・活用を推進する能力。

(5)多文化共生と多様性の支援・活用に関わる制度や政策、サービスを創案、展開、実践する能力。

(6)国内外の多文化間連繋事業を展開する民間企業や団体でリーダーシップを発揮する能力。

~第 1 部国際社会学科カリキュラムマップ~ 

国際社会学科カリキュラムの特徴◆

・学科の「学びの三本柱」

   (1)フィールドワークや社会貢献活動を通じたグローバル化の体験

 (2)社会学・文化人類学・地域研究を軸とする学問的基礎の習得

 (3)国際社会と多文化共生に関する専門知識の応用と実践

・ 3 系統からなる専門講義

(1)世界各地の社会や文化を学ぶ「地域の多様性を知る」

(2)移民やマイノリティ、紛争、ジェンダー等を学ぶ「人びとの多様性と調和を考える」

(3)宗教社会学や多文化共生論、市民社会論等を学ぶ「現代社会の見方」

・ 1 年から 4 年までの演習を英語のみで学ぶコースの設置

 

履修上の留意事項◆

<1年次>

社会学部共通の講義科目として、「社会学概論 A・B」「社会調査入門 A・B」(ともに必修)を履修し、社会学や社会調査についての基礎的な知識を身につけます。学科の講義科目としては、必修の入門講義である「国際社会概論」と「ダイバーシティ概論」を通して、国際社会学科での学びへの関心を育んでもらいます。さらに、「グローバル化の社会学」「共生社会学」「文化人類学」「現代人類学」といった、社会学や人類学に関連する基礎講義も1年次の必修科目です。

演習科目としては、「1年ゼミ」または「基礎ゼミ」とも呼ばれる「国際社会論基礎演習 A・B」(必修)を履修することで、学術的な文献や資料の探し方、文献の読み方、レポートの書き方、プレゼンテーションの仕方など、大学における学びのためのアカデミック・スキルを修得します。さらに、すべての学生が、「国際社会体験演習」を履修し、国内外のフィールドに出て、自分たちとは異なる文化を生きる人びとと交流し、基礎的な多文化コミュニケーション力を体得します。

専門講義として、「地域の多様性を知る」(「南北アメリカ社会文化論 A・B」「アフリカ社会文化論 A・B」「アジア社会文化論 A・B」「中東社会文化論 A・B」など)を設置しており、4年間通算で4単位以上取得する必要があります。

 

< 2 年次>

必修の演習・実習科目として、①海外での体験学習と国内サービス・ラーニングからなる「国際社会プロジェクト演習Ⅰ A・Ⅰ B」、②国内でフィールドワークや文献調査をおこなったり、グローバルな課題に対して議論する力を身につけたりする「国際社会論演習Ⅰ A・Ⅰ B」(2年ゼミ)、③量的または質的な社会調査を実践する「国際社会調査実習 A・B」のうちのいずれかを選択します。

「国際社会プロジェクト演習」は、海外フィールドワークや国内ボランティア活動を通じてグローバル化を実践的に学ぶプロジェクト型の科目です。2年次と3年次の2年間の継続履修を推奨します。

2年次から4年次までに履修する専門講義として、「人びとの多様性と調和を考える」(「移民論 A・B」「環境と開発 A・B」「ジェンダー文化論 A・B」「現代紛争論」など)、 宗教・文化・市民社会などについて学ぶ「現代社会の見方」(「文化社会学 A・B」「宗教社会学 A・B」「多文化共生論」「市民社会論」など)という2系統も設置しており、3年間通算で、それぞれの系統から4単位以上、取得する必要があります。

 

< 3・4年次>

3年次の「国際社会論演習Ⅱ A・Ⅱ B」(3年ゼミ)と4年次の「国際社会論演習Ⅲ A・Ⅲ B」(4年ゼミ)は、3・4年の合併授業です。3・4年ゼミでは、教員の指導のもと、調査テーマを自ら設定してフィールドワークや文献調査を行い、その成果を言語化して調査報告書や卒業論文(選択)としてまとめます。4年次の「卒業論文」の執筆は選択ですが、4年間の大学生活の学びの集大成となるものです。大学院進学を希望する場合には必須となります。

 

・英語による演習や講義

各学年のゼミ(国際社会論基礎演習、国際社会論演習)のうちの1コースは、英語のみをつかって “Global Diversity Studies” を学びます。また英語開講科目として、「Multiculturalism in a Globalizing World」、「Migration Studies(移民論 B)」、「Gender Studies(ジェンダー文化論 B)」、「Environment and Development(環境と開発 B)」など、数多く設置しています。

卒業要件◆

 国際社会学科を卒業するためには、下記の卒業要件を満たさなければなりません。【科目区分】【卒業条件単位数】も参考に、卒業要件を確認してください。

国際社会学科 基盤教育科目 課程表◆

国際社会学科 基盤教育科目 課程表(PDFファイル)

 

国際社会学科 専門教育科目 課程表◆

国際社会学科 専門教育科目 課程表(PDFファイル)

 

国際社会学科 基盤教育科目 授業科目一覧◆

国際社会学科 基盤教育科目 授業科目一覧(PDFファイル)

 

国際社会学科 専門教育科目 授業科目一覧◆

国際社会学科 専門教育科目 授業科目一覧(PDFファイル)