社会文化体験」科目群

平成24年度より新設。平成24年度入学生から履修可能

本学科では「グローバルな視野をもって地域社会に貢献する人材の育成」を教育目標に掲げ、その実現のために「臨地教育の充実」を計り、学生が社会学・人類学・語学・地域研究の理論を学ぶと同時に、国内・海外の「現場」に積極的に出かけ、市民やNPO、企業、その他の諸団体と実際に関わるなかで、自主的に考え行動する実践力を身につけるための教育活動を複数起ち上げてきました。
こうした教育活動を踏まえて、学生が大学教育で習得した知識を総合的に活用し、学外の「現場」に出て、学び活動する授業、「社会文化体験演習」を開設することにしました。学生が、現実の社会で起きている問題を自らの力で発見・分析し、さらに問題解決能力を向上させ、それによって既存の社会システムにとらわれない、新しい発想での地域連携や社会貢献を図る人材を養成することを目的としています。また、継続的なプロジェクトを活動の母体とすることで、学生同士、また学生と地域の人びとが協同して活動することを通じて、学生のコミュニケーション能力を涵養し、組織力をもち、かつ自主性をもった実践的人材を育成することを目指しています。
この授業では、学生が継続して2年間以上にわたって1つのプロジェクトに参加して、地域社会に起きている問題について、調査・研究を通して理解し、また「問題解決能力」を養うことによって社会貢献を果たし、さらにその経験を学生のキャリア形成に生かしていくことを目指します。本科目は、以下の3分野からそれぞれの具体的な目的を果たしてゆきます。いずれの分野においても、プロジェクトの活動を継続的に展開し、地域社会や諸団体との持続する信頼関係を構築して、地域連携ならびに社会貢献を確実なものとすることを目指します。
この授業(=「社会文化体験演習1A~2B」)を半年以上履修し、計画書を提出して指導を受けた学生は、大学を離れて国内・海外において関連する活動に従事(=「社会文化体験特別演習」・「社会文化体験特別研究」で実施)することができます。

→本学科における「サービス・ラーニング」とは、学生が、学科カリキュラムにおける学びを、具体的・実践的に生かす努力をインターンシップや社会貢献活動を通じておこない、将来の進路選択の可能性を拡げ、社会に有用な人材に成長するための教育プログラムです。

開講科目

開講の詳細

社会文化体験演習1A (2単位) 
2年生以上対象(演習1年目)/春学期開講(半期)
社会文化体験演習1B(2単位)
2年生以上対象(演習1年目)/秋学期開講(半期)
社会文化体験演習2A (2単位) 
演習1履修済の3年生以上対象(演習2年目)/春学期開講(半期)
社会文化体験演習2B(2単位) 
演習1履修済の3年生以上対象(演習2年目)/秋学期開講(半期)
社会文化体験特別演習A(2単位)および社会文化体験特別研究A(2単位) 3年生以上対象/春学期開講(半期)
社会文化体験特別演習B(2単位)および社会文化体験特別研究B(2単位)
2年生以上対象/秋学期開講(半期) 
※「特別演習」と「特別研究」は必ず一緒に履修することが必要です。
「特別演習」の履修は「演習1」の単位取得が条件になります。

履修上の注意