社会文化システム学科の演習(ゼミ)

学科ゼミについて

本学科では、「社会文化システム論演習」、通称「ゼミ」が、1年次から4年次までの必修科目として設置されています。1年次の「基礎ゼミ」では、班分けによる仲間作りから始め、担当教員により文化問題・社会問題が研究課題として示され、班ごとの仲間による調査・情報収集、レジュメ作り、発表・討論というゼミ学習の一連の流れを身につけます。この過程は、植物栽培の種蒔き・発芽・葉出・開花・結実という経過に似ており、これを体験した1年後のゼミ生の顔は、目(芽)・歯(葉)・鼻(花)・耳(実々)のよく整った笑顔に変わります。

こうした文化=cultureのゼミ学習を4年間続けることによって、大学生として不可欠な知・徳が備わり、何事にもたじろがない、たくましい社会文化生に成長することになります。また、文化を消費するだけでなく、新しい文化を創造する心を育てることもゼミ学習の狙いのひとつです。もっと大きな実をつけたい学生には、興味あるテーマで卒業論文(選択)を書き、青春の記念碑を残す道もあります。

学年ごとにステップはありますが、生態環境や開発に関わる地球レベルの問題から、携帯電話や漫画のような身近な現象まで、幅広い問題を扱いつつ、しかし文化と社会の両面から鋭く分析し、理解しようとするのが、社会文化システム学科のゼミの特徴です。何よりまず、皆さんの好奇心が出発点です。日ごろの「なぜ」、「どうして」を手がかりに、どうぞ私たちのゼミに参加してください。