シンポジウム
日本農芸化学会2012年度大会 シンポジウム 平成24年3月25日(日)午後
Non-conventional 酵母で元気が出る「もの作り」(新産業酵母研究会後援)
世話人:北本宏子(農環研)、正木和夫(酒総研)
プログラム
http://jsbba.bioweb.ne.jp/cgi-bin/jsbba2012/jsbba_table.cgi?type=4&code=4SY06
「Non-conventional yeastsから次世代微生物産業へ」【要旨】
高木正道(新潟薬科大学)
なぜ新たな酵母Kluyveromyces marxianusに魅力を感じるか 【要旨】
—Saccharomycesとの優劣比較—
赤田倫治(山口大学)
酵母Lipomyces による油脂大量生産の可能性 【要旨】
長沼孝文(山梨大学)・正木和夫・家藤治幸(酒総研)
とても多様な日本の酵母 【要旨】
高島昌子・大熊盛也(理化学研究所JCM)
Yarrowia lipolyticaにおける疎水性化合物代謝とその制御 【要旨】
福田良一・太田明徳(東京大学)
Kluyveromyces lactisのβガラクトシダーゼの開発 【要旨】
塩田一磨(合同酒精)
植物酵母が生み出す天然系保湿剤の開発とその利用 【要旨】
北川優(東洋紡績株式会社)
第64回日本生物工学会大会 シンポジウム 2012年10月25日(木)午後14:00
神戸国際会議場 F会場(502)
多様な酵母の研究に期待する(新産業酵母研究会(MINCY)後援)
座長: 正木和夫・高久洋暁
昨年20年ぶりに刊行された「THE YEASTS 第5版」には1300種以上の酵母が記載されており、その多様性の中には産業微生物としての有用性が期待されるものも多くあります。これら酵母の多様性、有用性について長年にわたり研究を行われた先生から、それぞれの酵母研究の始まりと内容、時代背景、さらには、今後の酵母研究についての期待されることなどを講演いただきました。
プログラム
http://www.sbj.or.jp/2012/program/program3fp01-05.html
14:00 「新規酵母の分離とその機能の応用展開」 【要旨】
家藤 治幸 (愛媛大・農)
14:28 「油脂生産酵母 Lipomyces の実績と将来性」 【要旨】
長沼 孝文 (山梨大院・医工総合・生命)
14:56 「野生酵母からの出発:産膜機構の解明」 【要旨】
飯村 穰 (山梨大院・医工総合・生命)
15:24 「Yarrowia lipolytica:SCPから新産業酵母へ」 【要旨】
太田 明徳1,2、福田良一2 ('東農大・バイオサイエンス,2東大・農・応生工)
15:52 「ウイルス様酵母線状プラスミド−機能解明とその展開−」【要旨】
郡家 徳郎 (崇城大)
日本農芸化学会 2014年度大会 シンポジウム:平成26年3月30日(日)13:30から
社会に役立つ様々な酵母の可能性(新産業酵母研究会後援)
世話人:北本宏子(農環研)、正木和夫(酒総研)
有名なSaccharomyces cerevisiae以外の酵母(いわゆるnon-conventional yeasts)が、発酵産業を通して、私達の生活に寄与してきたことは、あまり知られていない。2011年5月、我々は、non-conventional yeasts研究を対象とした、「新産業酵母研究会」を発足し、これまで2年間の活動(主に年2回の講演会開催)において、国内外の研究者が、個別に進めてきたnon-conventional yeastsの研究や利活用について、情報発信を行っています。こうした活動を通し、non-conventional yeastsが、環境負荷を押さえつつ、食糧やエネルギーを持続的に生産する新しい技術や、健康の向上など、多様な場面で利用されていること、また、その新たな力を発掘する挑戦について紹介してきました。
本シンポジウムでは、研究会で取り上げられた内容を掘り下げた話題や、最新の取り組みについて、また、未来社会の新らたな発酵技術のための発想の手がかりにするため、過去の苦労話も交えながら酵母の持つ幅広い可能性について話題提供を行っていただきました。
13:30
「新産業酵母研究会(MINCY)」の活動
飯村穰(新産業酵母研究会事務局長)
13:45
発酵原料としての大豆ペプチド
杉山将宏・北川さゆり(不二製油)
14:15
Pseudozyma属酵母のゲノム解析と産業利用
森田岳友(産総研)
14:45
生分解性プラスチック(PHBH)の工業化を目指して
-宿主選択と生産株の育種
松本圭司(カネカ)
15:15
Lipomyces属酵母を利用した低価値な再生可能資源からの油脂生産
長沼孝文(山梨大学)・黒川博史(ライオン)
15:45
酵母(Candida属)由来の産業用酵素
高木忍・トムニールセン(ノボザイムジャパン)
日本農芸化学会 2021年度大会 シンポジウム:令和3年3月21日(日)15:00から
酵母研究の産業利用への展開; いま「Non-conventional yeasts」が新しい
世話人:北本 宏子(農業・食品産業技術総合研究機構)、森田 友岳(産総研)、高久 洋暁(新潟薬科大学)
https://www.jsbba.or.jp/2021/program_jsbba_symp.html
15:00
「 Non-conventional yeastsの世界」新産業酵母研究会の10年を振り返って
高木 正道(新潟薬科大学)
15: 25
担子菌酵母によるバイオ界面活性剤の生産と産業利用
森田 友岳、雜賀 あずさ(産総研・機能科学)
15: 50
きのこにおける品種識別技術の開発について
原田 慎嗣(ホクト株式会社)
16: 15
C1 酵母で拓くメタノールバイオエコノミー
由里本 博也、阪井 康能(京大院農)
16: 40
Ogataea minuta でのバイオものづくり
千葉 靖典1,横尾 岳彦1,馬場 悟史2,野中 浩一2
(1産総研・細胞分子,2第一三共・バイオ医薬研)
17: 05
産業利用を目指した油脂酵母の油脂生産機構の解明とその応用
高久 洋暁1、油谷 幸代2、荒木 秀雄3、正木 和夫4、家藤 治幸5、長沼 孝文6、山崎 晴丈1、髙木 正道1
(1新潟薬大・応生科、2産総研・CBBD-OIL、3不二製油グループ本社、4酒類総研、5愛媛大、6山梨大)