第4回新産業酵母研究会講演会
日時:平成24年11月9日(金)(13:30から)
会場:キャンパス・イノベーションセンター
東京都港区芝浦3-3-6 JR山手線田町駅下車 芝浦口方面徒歩1分
プログラム
13:30〜14:30
「分裂酵母を用いた組換えタンパク質生産とその応用展開」
東田 英毅 (旭硝子株式会社 ASPEX事業部)
分裂酵母は組換えタンパク質生産の宿主として、さらにはその特徴からバイオ化成品生産用途としても注目されている。染色体工学や代謝工学を用いた研究開発にもとづいた、物質生産への応用展開について紹介する。
14:30〜15:30
「トルラ酵母Candida utilisを用いた有用物質生産」
玉川英幸 (キリンホールディングス(株)フロンティア技術研究所)
Candida utilis は増殖力や発酵力が非常に優れ、調味料生産などにも利用されているトルラ酵母である。本講演では異種タンパク質やバイオリファイナリーの基幹物質であるバイオエタノール、バイオ乳酸などを高効率で発酵生産するトルラ酵母株の育種技術について紹介する。
15:45〜16:45
【MINCYサロン】
「基礎研究の成果を産業利用につなげるためには」
‐‐リンを高蓄積する排水処理酵母の育種研究を通じて‐
渡部貴志 ((独)農業環境技術研究所 JSPS-特別研究員)
大学で在籍した土木(衛生)工学は、物事をマクロな視点で捉え、実用化を考える分野です。酒類総合研究所と共同研究として行った本課題を通じ、基礎研究の重要性と産業利用に繋げるための課題について、本日のサロンの議題にしたいと考えています。
13th International Congress on Yeasts参加報告
高島昌子 (独)理化学研究所バイオリソースセンター
4年に1回開催される酵母の多様性と基礎から応用までを統合した国際学会(International Congress on Yeasts, ICY2012)が、米国マディソンで開催された。その最新情報を報告する。
「Yeasts 2013」(フランクフルト)のアナウンスメント
福田良一(東京大学)
講演会参加費:会員無料 非会員 一般2000円・学生1000円 (当日会員登録された方は無料)
講演会終了後、意見交換会(5階リエゾンコーナー)(参加費:2000円)