Research Projects

風評被害の心理基盤

福島第一原発事故による”風評被害問題”を契機に2012年にスタートしたプロジェクトです。風評被害一般について、それをもたらす心理基盤を、進化心理学、行動経済学、学習心理学などのハイブリッドで解き明かしたいと考えています。池田功毅中西大輔横田晋大の各氏との共同研究です。

リスク認知とソーシャルメディア情報拡散過程の進化論的解明:基礎研究から社会実装へ

科研費・基盤A(25245064)代表:佐倉統 2013-2015年度

風評被害の心理基盤:リスク認知バイアスと評価的条件づけの2ステップ仮説

科研費・基盤B(16H03728) 代表:平石界 2016-2018年度(予定)

道徳の進化シミュレーション

道徳の機能は、単に仲間を集めてコーディネーション問題を解決するだけのことだった? Descioli & Kurzban (2013)の仮説を発展させた進化シミュレーション研究を行っています。小田亮池田功毅中西大輔横田晋大氏との共同研究です。

コーディネーション問題は道徳を生むか:進化シミュレーションによる検証

科研費・挑戦的萌芽( 16K13462) 代表:平石界 2016-2018年度(予定)

道徳の心理的基盤への進化心理学によるアプローチ

道徳や倫理にかんする意思決定にかかわる至近要因としての動機付け、感情、理性などについて、心理学実験や調査を通じて研究しています。小田亮氏との共同研究です。

道徳的意思決定の進化心理学的基盤についての実証的研究

科研費・基盤C(16K04261) 代表:小田亮 2016-2018年度(予定)

心理学の再現性問題

心理学研究の再現性の低さが指摘されています。その背後には、さまざまな「疑問のある研究慣習(Questionable Research Practice)」と、追試研究の軽視があると指摘されています。本プロジェクトでは、心理学の追試研究をシステマティックに行う基盤を作ることを目指しています。三浦麻子藤島喜嗣樋口匡貴池田功毅氏との共同研究です。Website

社会心理学研究の再現可能性検証のための日本拠点構築

科研費・挑戦的萌芽(15K13122) 代表・三浦麻子 2015-2017年度(予定)

行動免疫仮説の検証

感情(emotion)は、ウィルスや寄生虫などのparasiteにたいする行動による免疫(behavioral immune)として機能しているという仮説が提唱されています。この仮説にもとづいた認知実験、調査研究などを行っています。福川康之小田亮氏との共同研究です。

「行動免疫仮説」に基づく感情の適応的機能に関する総合的検討

科研費・基盤C(15K04042) 代表:福川康之 2015-2017年度(予定)