065 支え

(2001-12-16 頃作成、2004-03-25、2015-03-15頃修正)

わかって欲しくても言わない。

口に出せば甘えてしまうから。

心の中に甘えを許容してしまうから。

強くありたいから。胸をはって生きたいから。

それは全ての人に対してというわけではないけど。

尊敬する、

私の大事なあの人に、

対等だとみなせる、

かけがえのないあの人にたいして。

あの人に対してだけは私の弱みを見せて

慰めて欲しいという思いもあるけど。

それをどうしても否定したい。

それに、たぶんダイレクトにいわなくても、わかってくれる。

それに、あの人に迷惑をかけたくない。

煩わしいと思ってほしくない。

お互い一人で立って行けると思う。

何故なら、信じているから。

私が一人でやっていけるという事実が

あの人も一人でやっていけるということを示すし、

その事実が私を励ますし、

あの人を励ますことになると

信じているから。

だから、あの人も決して泣き言を言わない、…のだと思う。

私はそのように想定している。そのように認識している。

「辛いこともないとは言わないけど、なんとかがんばれるよ」

って笑顔で言って、あの人を安心させてあげたい。

それが私の力になるから。