003 人は死んでしまいますね

(2007-07-29 頃作成、2011-06-03頃修正)

誓施:人は死んでしまいますね。コップの中にジュースが入っていて、その量は決まっている。味わうことができる量は限られている。

疏乃:つまらない比喩。貧弱な比喩。心に響かない比喩。陳腐な比喩。独創性のない比喩。発展性のない比喩。深遠さのかけらもない比喩。えっと、それから・・・。

悟:もういいから。

・・・

誓施:加齢に伴い、孤独の意味合いは変化するものだろうか?

疏乃:想定はできるけど・・・。あんまり適切な予測はできないと思う。

悟:「継承」には救いがあるのかなぁ。

・・・

誓施:人の体は生きるようにできている。生きるようにできているというのはどうしようもないこと。

疏乃:死を避けるために、苦痛があり、その苦しみを避けるために、努力をする。

悟:「死を避けるために、快感があり」で続けるのもありかもね。

・・・

誓施:私はビールは嫌いだが、他者がそれを気持ち良さそうに飲んでいるときに・・・。

悟:それは、わかるかも。

疏乃:殴りたくなるの?

誓施&悟:違うって。

疏乃:最初の比喩を思い出すわけね。

誓施&悟:・・・(絶対わかってて、やってる)。

・・・

疏乃:私は、人の軌跡を見るのが楽しい。

誓施:私は、人の軌跡を辿るのが楽しい。

疏乃:四次元空間(もっと高次も想定可能)の軌跡に意志を見出す遊び。誰しもやるのではないの?

誓施:始点と終点があって、運動エネルギーとポテンシャルエネルギーがあって。

疏乃:最初の比喩よりかはましでしょう?