葉酸

生体内や食品中ではFolate(葉酸塩)として存在するが、安定性が非常に悪いため、サプリメントなどではFolic Acidを用いて体内で変換させる。色の強い野菜や果物、芽に近い野菜や豆類、またはレバー系に多い。DNA合成に重要。

葉酸(Folic Acid/Folate/VitaminB9)

葉酸と腸機能

◆2024年 10月3日【腸機能】
【コホート研究】高齢地域住民の虚弱における栄養・食品摂取と腸内細菌叢の関係に関する横断的研究
～大豆製品や野菜類がフレイルにとって特に重要～

葉酸と不妊・妊婦・産後

◆2025年 4月7日【妊婦】

【in vivo】出生前の高濃度マルチビタミンまたは葉酸の摂取は腸内細菌叢に関連した子供のセロトニンの調節障害に寄与する

◆2025年 1月29 【妊婦】

【コホート研究】妊娠中の母親の葉酸とビタミンB12濃度は新生児の栄養状態と脂肪率に影響する

～妊娠後期の総B12と葉酸濃度が高いと新生児のウエスト周囲径が大きくなる～

◆2024年 11月7日【妊婦】
【RCT】妊娠中の葉酸投与に対する母体および臍帯血の一炭素バイオマーカーの反応
～妊娠中の高用量葉酸補給は臍帯血中の血清未代謝葉酸濃度は増加しない～

◆2024年 6月20日【PMS】
【Review】月経前症候群(PMS)と食事組成、食事パターンおよび食行動との関係

～ビタミンB群、ビタミンD、亜鉛、カルシウム、オメガ3を豊富に含む新鮮かつ非加工な食品が重要～

◆2024年 4月25日【不妊・妊婦・産後】
【コホート研究】妊娠前から妊娠12週までに推奨されるFAサプリメントの使用を母親が遵守しなかった場合、出生時の子供のグローバルDNAメチル化レベルは低下する

◆2024年 3月 7日【不妊・妊婦・産後】
十分な葉酸を確保するだけでなく、妊娠期間を通じて他のOCM関連栄養素を最適化することが重要

～メチルドナー栄養素：葉酸、メチオニン、コリン、ベタインと補酵素VB2、B6、B12が大事～

◆2024年 2月 7日【不妊・妊婦・産後】
妊娠前から出生前までの期間に母親が葉酸サプリメントを継続的に摂取することで子供のASDリスクが低下する可能性

◆2024年 2月 6日【不妊・妊婦・産後】
妊娠前および妊娠中の葉酸サプリメントの使用は、その利点を一般人口よりも認識しているはずの医療専門家の間でさえ、まだ体系化されていない

◆2023年11月15日【不妊・妊婦・産後】
妊娠中および妊娠前の女性の栄養とサプリメントに関する意識

～健康リテラシーが低い女性は、マルチビタミン、鉄、葉酸サプリメントの使用が特に少ない～

◆2023年 8月17日【不妊・妊婦・産後】
【症例対照研究】葉酸強化に伴うNTD予防はメチルドナーおよび葉酸代謝に関与する他の微量栄養素の摂取によって増強される可能性がある

◆2023年 7月24日【不妊・妊婦・産後】
【RCT】補給葉酸の形態はヒトの乳汁中の葉酸プロファイルに顕著な差のある影響を及ぼした

◆2023年 7月14日【妊婦】
米国で市販されている市販の妊婦用ビタミン剤の栄養素レベルとコストには大きなばらつきがあった

～葉酸、鉄、DHA、ビタミンD、カルシウム含有サプリメントは推奨量を満たしていない～

◆2023年 6月26日【不妊・妊婦・産後】
【SR&メタ解析】母親の血清またはRBC葉酸状態が高いことは妊娠糖尿病のリスクが高いことと示唆している

◆2023年 6月14日【小児】
【エコチル】妊娠12週以内に開始した母親の出生前葉酸補給は4歳児の認知発達と正の関連がある

◆2023年 3月 8日【不妊・妊婦・産後】
ほとんどの妊娠者は血清総葉酸濃度が高い、サプリメントの使用により耐容上限量を超える総葉酸の摂取を反映していた

◆2022年11月 1日【不妊・妊婦・産後】
【Review】ワンカーボンメタボリズムは妊娠糖尿病のリスクと密接に関連している

～VB12、ホモシステイン、コリン由来ベタインはGDMリスクと密接に関連、高濃度の葉酸はMTHFR活性を低下～

◆2022年10月21日【不妊・妊婦・産後】
【コホート研究】神経管欠損症(NTD)のリスクが高い人を除き推奨量以上の葉酸(FA)の摂取は必要ない

◆2022年 8月29日【小児】
母親の葉酸サプリメント摂取は、2歳児における喘息および湿疹と関連しない

◆2022年 7月 6日【不妊・妊婦・産後】
【SR】葉酸サプリメントを摂取しているほぼすべての女性は、葉酸摂取量の許容上限値を超えている

◆2022年 3月28日【不妊・妊婦・産後】
葉酸の高値とB12の低値はGDMと関連し、MTHFR rs1801131 TT遺伝子型を持つ妊娠はその影響を受けやすい

◆2022年 3月 9日【不妊・妊婦・産後】
【横断研究】食物繊維、マグネシウム、特にビタミンB群が、妊娠中のポジティブな精神的幸福を促進するために重要である

～妊婦の幸せには食物繊維、マグネシウム,、ナイアシン、チアミン、葉酸が重要～

◆2022年 3月 2日【妊婦・産後】
【Review】母体および幼少期の栄養はエピジェネティックな老化に影響を及ぼす

～食物繊維、抗酸化物質、ポリフェノール、ビタミンB群、ビタミンD、ω-3脂肪酸が重要～

◆2022年 2月 3日【不妊・妊婦・産後】
【Review】妊娠中の葉酸の継続使用は、周産期の抑うつ症状の発生を減少できる可能性

◆2021年12月16日【不妊・妊婦・産後】
【コホート研究】日本では妊娠前または妊娠後の葉酸サプリメントの使用は3歳児のASDと有意な関連はない

◆2021年11月24日【不妊・妊婦・産後】
【SR】妊娠前および妊娠初期の母親のFA補給がASDリスクが保護効果がある

◆2021年11月 8日【不妊・妊婦・産後】
【Review】妊娠糖尿病は葉酸が多くビタミンB12が少ない不均衡がある場合に発生するリスクがある

◆2021年 9月 9日【不妊・妊婦・産後】
【前向きコホート研究】妊娠初期のVB12低値および葉酸高値は、妊娠糖尿病リスクと関連

◆2021年 5月14日【不妊・妊婦・産後】
【Review】葉酸、メチオニン、亜鉛、VB12、VD、食物繊維、カゼイン、グリアジンなど母子の食事はエピジェネティックな機能をもつ

◆2021年 4月19日【不妊・妊婦・産後】
【前向きコホート研究】妊娠後期の血清葉酸濃度は、乳児アレルギー疾患と関連しない

◆2021年 2月22日【不妊・妊婦・産後】
【Review】肥満女性は、慢性炎症、インスリン抵抗性、およびイノシトール・葉酸関連腸内細菌の乱れにより、葉酸サプリがより必要とされる

◆2021年 2月12日【不妊・妊婦・産後】
【コホート研究】妊娠中の葉酸サプリメント摂取量が推奨量未満(400μg/日)または推奨量以上(1,000μg/日)の母親から生まれた子は、4～5歳時の注意障害発症率が高いことと関連

◆2021年 1月 6日【不妊・妊婦・産後】
【前向き縦断研究】MTHFR C677T多型と葉酸地、産後うつ症状は関連する可能性

◆2020年11月12日【不妊・妊婦・産後】
【横断研究】日本人妊娠糖尿病患者のうつ症状とコーラ®に正相関、骨付き魚、煮魚、漬物、緑葉、きのこ、緑茶、VK、葉酸、β-カロテン摂取量と負の相関

葉酸と小児

◆2025年 1月29 【妊婦】

【コホート研究】妊娠中の母親の葉酸とビタミンB12濃度は新生児の栄養状態と脂肪率に影響する

～妊娠後期の総B12と葉酸濃度が高いと新生児のウエスト周囲径が大きくなる～

◆2024年 12月11日【小児】
自閉症の神経発達における栄養学的側面
～葉酸とタウリンの発達初期の補充はASD症状の重症度を軽減するのに最も効果的～

◆2023年 6月14日【小児】
【エコチル】妊娠12週以内に開始した母親の出生前葉酸補給は4歳児の認知発達と正の関連がある

◆2022年 8月29日【小児】
母親の葉酸サプリメント摂取は、2歳児における喘息および湿疹と関連しない

◆2021年 4月28日【小児】
【Review】コリン、葉酸、VDは、胎児の脳の発達に不可欠である

◆2021年 2月24日【小児】
ASD児の症状や発達と、血清ビタミンA、ビタミンD、葉酸、亜鉛値が相関

～血清葉酸、VB12、VD濃度はASD児で一貫して低い～

葉酸と脳機能/高齢者

◆2024年 11月22日【脳機能】
【メンデルランダム化研究】ビタミンBサプリメント摂取とアルツハイマー病との間に腸内細菌叢が介在する
～ビフィズス菌はビタミンBの神経保護効果を増幅させる～

◆2024年 10月3日【腸機能】
【コホート研究】高齢地域住民の虚弱における栄養・食品摂取と腸内細菌叢の関係に関する横断的研究
～大豆製品や野菜類がフレイルにとって特に重要～

◆2024年 7月 9日【脳機能/高齢者】
メチルドナー栄養素が微生物叢の存在量分布を調節することによって睡眠を制御している

～高齢者の睡眠にはビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、コリンなどのメチルドナー栄養素が大事～

◆2023年12月18日【脳機能/高齢者】
【in vivo】ビタミンB12と葉酸の併用はミトコンドリア動態と神経細胞の健康を改善し老齢期や健忘期の記憶の回復につながる

◆2023年 9月14日【脳機能/高齢者】
【Review】ワンカーボンメタボリズムが老化プロセスを通じて健康な神経機能を促進する上で重要な役割を果たす

～葉酸、ビタミンB12、コリンは脳機能にプラスの効果をもたらす～

◆2022年 7月12日【脳機能/高齢者】
APOE遺伝子型とは無関係に、低い葉酸濃度はMCIリスクの増加と関連していた

◆2022年 3月 8日【脳機能/高齢者】
【SR】ビタミンB群、特に葉酸の補給は認知機能低下のリスクを遅らせたり予防したりする上でプラスの効果がある

◆2021年 7月13日【脳機能/高齢者】
【RCT】葉酸1.2mg/日＋VB12 50μg/日摂取はAD患者へ治療効果を示す

◆2021年 6月 2日【脳機能/高齢者】
ホモシステインはMCIの段階で増加するが、血清VB1、B6、B12、葉酸は認知症になってから低下

◆2021年 2月18日【脳機能/高齢者】
【プラセボ対照試験事後検定】認知機能に対しての葉酸補給は、血中オメガ3系脂肪酸濃度が低い人ほど恩恵を受ける

葉酸と歯科

◆2023年 5月31日【歯科】
マルチビタミンと鉄だけが歯周病に有意に有利であり、葉酸とビタミンEは歯周炎に有意に有意である

葉酸とメタボリックシンドローム

◆2024年10月 1日【不妊・妊婦・産後】
【SR&メタ解析】PCOS患者は、そうでない患者よりも有意に高いホモシステインを示した

（ただしPCOSに対処するためにホモシステインの治療を提案するのは時期尚早である）

◆2024年 1月29日【メタボリックシンドローム】
【in vivo】高ホモシステイン血症誘発性アテローム性動脈硬化症を予防し、心臓血管と肝臓の健康を促進するためには、ビタミンB群を十分なレベルに維持することが重要である

◆2023年12月13日【メタボリックシンドローム】
【NHANES】血漿中Hcy濃度は脳卒中高齢者の全死亡率と正の相関を示し葉酸値とビタミンB12値はHcyと逆相関していた

◆2023年 1月23日【メタボリックシンドローム】
【前向きコホート】葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12の摂取量および血清濃度はMetSの発症と逆相関

◆2022年 6月16日【メタボリックシンドローム】
【NHANES】葉酸とビタミンB6の食事摂取量が多いほど、全死因死亡率および心血管死亡率が低いことと有意に関連

◆2022年 3月 3日【メタボリックシンドローム】
【コホート研究】ビタミンB12の低および高血清レベル、葉酸の低血清レベルの両方がT2D患者におけるCVD死亡の高リスクと有意に関連している

◆2021年12月 2日【メタボリックシンドローム】
【Review】ビタミンB12と葉酸の補給はMSにかなりのプラスの影響を及ぼす

◆2021年 9月 3日【メタボリックシンドローム】
【横断研究】高齢男性のVB群と葉酸摂取量が多いと、ウエストが太くなりにくい

◆2021年 4月21日【メタボリックシンドローム】
【NHANES】米国成人の葉酸、VB12、VB6の摂取量は、糖尿病リスクと逆相関

◆2021年 1月26日【メタボリックシンドローム】
日本人前期高齢者集団において、超加工食品(Ultra-processed Food)摂取量が多い人は、たんぱく質・ビタミン・ミネラル不足リスクが高く、肥満になりやすい

～食物繊維、ビタミンA・E・K・B1・B6・C、ナイアシン当量、葉酸、カリウム、マグネシウム、鉄の摂取量が低い～

葉酸とがん

葉酸と新型コロナウイルス

葉酸とスキンケア

葉酸と運動

◆2023年 8月 9日【運動】
アスリートにおけるビタミンB6、B12、D、葉酸、鉄の状態測定と食事の質の評価のためのツールの有効性と有用性

◆2023年 8月16日【その他】
【RCT SR】特定の微量栄養素とその組み合わせのサプリメントはDNAの損傷を減らし細胞の健康を促進する可能性がある

～ビタミンA、β-カロテン、ビタミンC、E、B1、B12、葉酸、セレン、亜鉛、クルクミン（ピペリン含有）、リコピン、プロアントシアニジンなど～

◆2023年 6月12日【その他】
【in vivo】ビタミンBは妊娠マウスにおいて小胞体ストレスおよび酸化ストレスを軽減することによりPM2.5誘発の腎臓障害を改善する

～ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸が有効～

◆2023年 5月17日【その他】
【横断研究】若い低体重の女性は栄養失調になりやすい

～シンデレラ体重ではVB1、VB12、VD、葉酸の欠乏とカルシウム、鉄の摂取量低下が危険～

◆2022年10月19日【その他】
健康な成人のリンパ球における葉酸摂取量の増加とゲノムの不安定性との関連がある

◆2022年 9月27日【その他】
【RCT】2年間の低用量ビタミンB群の摂取はVB12が低い成人の骨の健康に対して特別な利益をもたらす

～葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6、リボフラビン＋VDが骨密度に重要～

葉酸