全剣連杖道制定形
※平成15年改訂準拠。
着杖(つきづえ)
正面から切り下ろす太刀を、体を右斜め後ろにかわして左小手を打ち、さらに、退きながら上段に構えるその左小手を本手打する形。
水月(すいげつ)
太刀で正面に切りかかるところを、右斜め前に体をかわして水月を突き、さらに引き落とし打ちする形。
引提(ひっさげ)
太刀で正面に切り付けてくるのを、体を右にかわして、繰り付け、さらに水月を突き、顔面を引き落とし打ちする形。
斜面(しゃめん)
正面から切り下ろす太刀を、右斜め前に体をかわしてこめかみを逆手打し、さらに返し突きする形。
左貫(さかん)
太刀で水月を突いてくるのを、体を退きながら杖で受け流し、突外打の要領で、太刀を打ち、さらに引き落とし打ちする形。
物見(ものみ)
正面から切り下ろす太刀を、体を左にかわし右小手を左本手打し、さらに、返し突する形。
霞(かすみ)
太刀で正面に切り付けてくるのを体を左にかわして体当たりし、さらに右にかわして繰り付け退くところを水月を突き、顔面を引落打する形。
太刀落(たちおとし)
中段に構えている「打」に対して、体をかわして頭部を打ち、ついで繰り付け、後退するところを返し突きし、さらに引き落とし打ちする形。
雷打(らいうち)
太刀で二の腕に切り付けてくる瞬間、水月を逆手突し、さらに左に体をかわし脾腹を突く形。
正眼(せいがん)
「打」が柄に手をかけたところ、機先を制して水月を打ち、引くところの脾腹を突き、さらに水月を打つ形。
乱留(みだれどめ)
中段に構えた太刀を逆手打し、正面に切り付けた太刀を巻き落とし、さらに体当たりをした後、引き落とし打ちする形。
乱合(らんあい)
多くの技を総合し、連けいしてひとつの形としたもの。