全剣連杖道制定形

※平成15年改訂準拠。

    1. 着杖(つきづえ)

    2. 正面から切り下ろす太刀を、体を右斜め後ろにかわして左小手を打ち、さらに、退きながら上段に構えるその左小手を本手打する形。

    3. 水月(すいげつ)

    4. 太刀で正面に切りかかるところを、右斜め前に体をかわして水月を突き、さらに引き落とし打ちする形。

    5. 引提(ひっさげ)

    6. 太刀で正面に切り付けてくるのを、体を右にかわして、繰り付け、さらに水月を突き、顔面を引き落とし打ちする形。

    7. 斜面(しゃめん)

    8. 正面から切り下ろす太刀を、右斜め前に体をかわしてこめかみを逆手打し、さらに返し突きする形。

    9. 左貫(さかん)

    10. 太刀で水月を突いてくるのを、体を退きながら杖で受け流し、突外打の要領で、太刀を打ち、さらに引き落とし打ちする形。

    11. 物見(ものみ)

    12. 正面から切り下ろす太刀を、体を左にかわし右小手を左本手打し、さらに、返し突する形。

    13. 霞(かすみ)

    14. 太刀で正面に切り付けてくるのを体を左にかわして体当たりし、さらに右にかわして繰り付け退くところを水月を突き、顔面を引落打する形。

    15. 太刀落(たちおとし)

    16. 中段に構えている「打」に対して、体をかわして頭部を打ち、ついで繰り付け、後退するところを返し突きし、さらに引き落とし打ちする形。

    17. 雷打(らいうち)

    18. 太刀で二の腕に切り付けてくる瞬間、水月を逆手突し、さらに左に体をかわし脾腹を突く形。

    19. 正眼(せいがん)

    20. 「打」が柄に手をかけたところ、機先を制して水月を打ち、引くところの脾腹を突き、さらに水月を打つ形。

    21. 乱留(みだれどめ)

    22. 中段に構えた太刀を逆手打し、正面に切り付けた太刀を巻き落とし、さらに体当たりをした後、引き落とし打ちする形。

    23. 乱合(らんあい)

    24. 多くの技を総合し、連けいしてひとつの形としたもの。