袴の襞の保存法

洗濯を繰り返すと、袴の襞はとれてしまいます。

ここでは、その襞の保存法を紹介します。

幾分手間はかかりますが、そのかわり化繊の袴なら、洗濯後アイロン掛けなしで十分に使えます。綿の袴でも、小じわさえ気にしないのなら十分です。

    1. アイロンで接着できる、帯状の布を用意します。できるだけ堅めの品がよいでしょう。ここでは、100均のネームテープを使用しました。裾上げテープでは柔らかすぎてダメでしたが、中には使える製品があるかも知れません。新品、またはクリーニング後など、襞がしっかり整っている袴を、裏返しにします。

    2. 裏返しの谷折り線=穿いたときの山折り線の裏に、襞の折り線に沿って、ネームテープをアイロンで接着します。袴一本につき、おおむね10メートル程度が必要です。

    1. 山折り・谷折り共に、裾を5ミリほど、ミシン縫いします。

    1. 裏返しの山折り線=穿いたときの谷折り線の裏を、折った状態で、縁から2ミリ程度のところでミシン縫いします。