杖道用語辞典 か

かえしづき(返し突)

腰を左右に十分にひねって、杖先と杖尾を交互に返して、相手の水月を突く技。

かた(形)

杖道は、もっぱら形を通じて修業するものであり、今も昔も、その形が変わらないことに特徴がある。

神道夢想流の形は60以上に及ぶが、その中から12本が選び出されて、全剣連杖道の制定形とされている。

その名称は、以下の通り。

    1. 着杖

    2. 水月

    3. 引提

    4. 斜面

    5. 左貫

    6. 物見

    7. 太刀落

    8. 雷打

    9. 正眼

    10. 乱留

    11. 乱合

かすみ(霞)

1.こめかみのあたりを指す語。

2.全剣連制定杖道形七本目。中段に構えた相手の体を、逆手打ちで攻め、正面を切り込んでくるところを体当たりし、さらに繰り付け、相手が後退する隙を見て水月を突き、さらに引き落とし打ちする技。