杖道用語辞典 ひ

ひきおとしうち(引落打)

相手が正眼に構えた太刀を、左右交互に引き落とし打ちする技で、右・左の2種類がある。単独動作の場合は、相手の顔面を打つ。

ひきおとしのかまえ(引落の構え)

引落打の準備となる構え。右引落の構えでは、常の構えから、左足を前に出すと同時に左手で杖先を握り、左手親指の付け根を左乳部に軽く付ける。繰り付けの準備となる場合もあるが、後方の手の握りが逆となる。

ひっさげ・ひきさげ(引提)

全剣連制定杖道形の1つ。三本目。太刀で正面に切りかかってくるのを、体を退いてはずし、すかさず繰り付け、さらに水月を突き、顔面に引き落とし打ちする技。