八甲田連峰

1.夏山

(北八甲田)

初めて登った八甲田は高田大岳

一番高い大岳に初めて登ったのは秋

それぞれの峰はいずれも他とは異なる個性を持っていて

今ではもう忘れられぬ思い出になっている

高田大岳 初夏の八甲田 2002、2019 里山の旅日記3

田代湿原 トキソウだ! 2019 里山の旅日記3

八甲田・大岳 毛無岱と仙人岱、花の旅 2019 名山一人旅3

八甲田・大岳 秋の八甲田 2002、2015、2019 里山の旅日記3

 木道のある湿地帯を行くと、やがて木々の向こうに高田大岳が見えてくる
 湿原に降りるとショウジョウバカマ
 小さい白いのはイソツツジ?
 田代湿原: 広大な湿原には灌木の繁みや池塘がたくさんある。
 でっかい黄色ニッコウキスゲ
 小さな薄い赤色はトキソウ
 上毛無岱から見る大岳
 チングルマ
 ヘビイチゴ
 青いオダマキ
 ヒナザクラ
 毛無岱の湿原は紅葉のまっさかり。幽玄の毛無岱をそぞろ歩く
 上毛無岱の紅葉
 新しい頂上標識
 下毛無岱の木道

(南八甲田1)

ふうん南八甲田って渋いね

道がぬかるんでるから長靴で

道端には花

そして気持ちよさそうな草原

大自然の真っ只中!

駒ヶ峰、猿倉岳 花咲く湿原から大展望の周回路 2002 里山の旅日記3

乗鞍岳 トンボがいっぱい 2002 里山の旅日記3

松森山 蔦温泉からの散策 2013 里山の旅日記3

 ピンクのツツジの向こうに猿倉岳が見え、その先で地獄峠に着く。なんで地獄峠と呼ぶのだろう。雪が融けたばかりの草原にはチングルマがたくさん咲いていて(なぜか写真を撮っていない)、とても気持ちが良いところ。モウセンゴケを見つけたらしい親子。
 ときどきピンクのツツジが咲いていて、ハッとする。緑の中に散らばる宝石のようなピンク。
 田代平からR394を西に向かうと、行く手に八甲田の諸峰が横顔を見せる。鞍の先端をもたげた乗鞍岳。
 白いシモツケソウ、薄紫のギボウシ、青や白のヤマアジサイ。
 トンボに囲まれてビールと昼食
  蔦温泉の右側にある遊歩道に入ると、紫の花(アヤメ)が美しい
  大町桂月、辞世の句

(南八甲田2)

初夏にはショウジョウバカマの輝き

はるか南に見える御鼻部山へ

秋に草黄葉の広大な湿原をそぞろ歩く

櫛ヶ峰 ショウジョウバカマの輝き 2017  名山一人旅2

松見ノ滝 八甲田・黄瀬川の巨大な滝 2020 里山の旅日記3

御鼻部山 八甲田から十和田湖への縦走路 2014、2016 名山一人旅3

 木道の向こうに残雪の櫛ヶ峰。そして木道の湿原には、ショウジョウバカマに加え、チングルマの大群落があった。痛んだ木道と花咲く湿原と残雪の櫛ヶ峰。
 薄紫のショウジョウバカマ
 ピンクのショウジョウバカマ
 白いショウジョウバカマ
 赤いショウジョウバカマ
 御鼻部山の北側は八甲田まで広大な平原が広がっており、その中央には古い縦走路がある。
 オヤマノリンドウ
 草黄葉の湿原
 櫛ヶ峰から見る御鼻部山

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

2.雪山

(北八甲田1)

ロープウェイ頂上駅から一歩踏み出すと

そこは雪と樹氷の世界

雪斜面を登り、強風の頂上にたどり着けば

凍りついた雪の彫刻と張りつめた冬の絶景

滑り降りて振り返れば

輝く白銀の八甲田

八甲田・前岳 雪山ミニ・ツアー 2007、2012、2017、2018 里山の旅日記2

八甲田・前岳 青空のツアー・コース 2021 里山の旅日記4

八甲田・田茂萢岳 パウダー・スキーの聖地 2011 名山一人旅1

北八甲田・赤倉岳 春スキーのクラシック・ルート 2002

北八甲田・赤倉岳 春の八甲田の情景 2016

井戸岳 白い火口底とダイヤモンド・ダスト 2004 名山一人旅2

八甲田・大岳 樹氷と大雪原の滑走 2003

八甲田・大岳 噴火口の景観 2016 名山一人旅1

八甲田・大岳 噴火口の脇を登り、長い林間滑走 2021 里山の旅日記4

 白く輝く前岳(左)、赤倉岳(中央)と田茂萢岳(右)
 雲海の上の田茂萢岳
 田茂萢岳・北峰から見る赤倉岳
 赤倉岳の東大斜面
 井戸岳で見たダイヤモンドダスト
 滑走して振り返ると真っ白な大岳
 大岳の噴火口

(北八甲田2)

いやあ、すっげえきれいな景色

ぶったまげるねえ

うっひょう、目がくらみそうなスロープ

足がすくむぜ

八甲田・小岳 スキー滑走のミニ・ツアー 2015 名山一人旅1

八甲田・小岳、硫黄岳 春の日の山スキー・ミニツアー 2022 里山の旅日記4

八甲田・硫黄岳、石倉岳 八甲田3山周遊 2004 名山一人旅3

高田大岳 大斜面の滑走 2009 名山一人旅3

八甲田・雛岳 パウダー滑走の目覚め 2004 名山一人旅3

八甲田・雛岳 天気晴朗なれど強風とベタ雪 2023 名山一人旅5

 雨上がりの快晴で澄んだ青空が広がり、八甲田諸峰の眺望がすばらしい。デコボコの樹林帯を抜けると小岳と高田大岳が並んで見えてくる。左が小岳で、その頂上右側の南斜面を滑走。右は高田大岳。
 ようやく左手に石倉岳と思われるトゲトゲの峰が見えてきた。麓までもう少しのところで石倉岳の頂上にカモシカが現れた。カモシカに先を越された石倉岳。
 ブナの枯枝の合間から高田大岳が大きく見えてきて、やがて全身が姿を現す。南大斜面のくぼみのなかに滑走トレースを発見。今回は是非あそこを滑ろう。
 ガスの雛岳から滑った北斜面は絶好のパウダースノーだった。新雪は苦手だったのに、パウダー滑降に目覚めるきっかけだったかもしれない。

(北八甲田3:雪山散策)

東端にちょこんと黒森

カーナビで気になっていた南股山

黒森 八甲田の東端 2012 里山の旅日記3

南股山 雪山散歩 2014 里山の旅日記3

 黒森: 末広がりの小さな黒い釣鐘の形をしたこの山は、八甲田連峰の東端に少し離れてちょこんと位置している
 南股山に向かってブナの雪斜面を登ると、台地の下に城ヶ倉温泉の建物があった。背景に横岳

(南八甲田1)

雪が落ち着いてくると

南八甲田に向かう

城ヶ倉大橋を渡って横岳

そして大岩とナギの南沢岳

平らな乗鞍岳から黄瀬沼

赤倉岳から凍った赤沼を見下ろす

南八甲田・横岳 広大な山上雪原の山 2015 名山一人旅1

南八甲田・横岳、横沼 広大な雪原の逍遥 2022 里山の旅日記4

南沢岳 黒い大岩と白いナギ 2004 名山一人旅3

南八甲田・乗鞍岳 大雪原の逍遥漫歩 2004 名山一人旅3

南八甲田・赤倉岳 氷結した赤沼を見下ろす 2004 名山一人旅3

 南東側が切れ落ちた雪原台地の先に見えている横岳頂上に、大きく右側から回り込んで登っていく。帰りはスキーで滑走。
 黒い大岩と白いナギをもつ南沢岳の姿は強烈なインパクトをもっていた。
 稜線に達すると乗鞍岳の巨大な姿が目の前の視界いっぱいに広がる。ずっしりとした存在感。西に見える真っ白な櫛ヶ峰と対照的に、乗鞍は重い黒い巨体をしている。
 南八甲田・赤倉岳の頂上に立つと、氷結した赤沼が細長く白く光る

(南八甲田2)

滑っても滑ってもまだ続く

無限の大斜面

果てしない大雪原の周遊

櫛ヶ峰 無限の大斜面 2015、2004

櫛ヶ峰、横岳 大雪原の縦走 2011

 正面に櫛ヶ峰が現われる。真っ白な二等辺三角形の大斜面。白に吸い込まれてしまいそうだ
  横岳頂上から櫛ヶ峰に向かって急斜面を滑走。行く手に巨大な櫛ヶ峰と大雪原の縦走路が視界いっぱいに広がる。大自然に向かってジャンプ!