三峰石灰 その2
昭和50年4月 秩父 武州中川駅の三峰石灰
A small lime transport railway. Part 2
CREATE:97/09/06 08:02 Update:2019/12/03
思い出のローカル線 信沢あつし
Memories of railroad A.Nobusan
A small lime transport railway. Part 2
CREATE:97/09/06 08:02 Update:2019/12/03
思い出のローカル線 信沢あつし
Memories of railroad A.Nobusan
秩父鉄道武州中川の「三峰石灰」のもう一つのネガが出てきた。
荷物を積み込むホームも、レールも当時本当に使っていたのかと思わせるほどだ。しかし、この時は現役バリバリで、5、6人の作業員が働いていたと思う。軌間は500mmと言っていたと思う。こうなると、500mmでも510mmでも関係ないように思うが。
貨物ホームに積まれた石灰の袋、右手に秩父鉄道の貨車が見える。トロッコには連結器はなく、ワイヤーをはさむクランプのようなものが付く。
ホームを出たレールは、ポイントで複線に分かれる。ワイヤーはレールをくぐっていて、トロッコを押してワイヤーに取り付ける。ここまでは人力である。そしてトロッコはケーブルカーのごとく工場へと引っ張って行かれるのである。
プーリー。ここでワイヤーはUターンする。プーリーは、小さな鉄塔につるされた重りで引っ張られているが、だんだんワイヤーが伸びてしまって、引っ張る重りが足りなくなったのか、トロッコの車輪が重りの上に3つ、4つ載せてある。
複線のインクラインは、工場へと続く。工場側にも大きなプーリーがあるが、これはモーターで駆動される。
残念な事に、こちら側の写真は無いようだ。
懐かしいというよりは、鉄道模型などの参考になるかと思う。
実は、終点側の写真もありました。
この小屋の中にモーターがあって、ワイヤーをグルグルと引き上げている。
2019/12/03 信沢あつし