①蒸発:蒸発器で外部の熱を吸収して冷媒を気化させる。入力管を通って高い位置まで持ち上げる。このとき、外部の熱エネルギーを使うため、ポンプや送風機のなどを使わずに持ち上げられると考えた。例えば200mにした場合、上昇による気体の密度の低下を考慮しても水柱24cm分の圧力しか低くならない。したがって、次に登場する圧縮機の仕事量は水柱24cm分しか増えないと考える。ちなみに、入力管は出力管より太くなっているのは冷媒の供給量を多くするためである。入力管が細いと冷媒の供給量が少なくなり、圧縮機が気体を持ち上げるエネルギーが増えてしまうのではないかと考えた。伴って蒸発器も表面積を大きくする必要である。②圧縮:一番上まで来ると圧縮機によって冷媒を圧縮・液化する。エアコンの消費電力の8~9割は圧縮機で消費される。圧縮機自体の仕事量は減らすことは不可能だと考える。③凝縮:凝縮器とファンによって外部へと熱を排出する。凝縮器の下にはレシーバーという冷媒を一時的に貯めておくタンクがある。これは、出力の変化や外部の急激な温度に左右されないようにするための器である。この装置を超効率にする根拠の一つが高さであり、液化した冷媒は出力管を通って100~200mの落差を落下する。水力発電のように液体の重さを利用して発電するのだ。④膨脹:もう一つ目の根拠が膨脹弁を発電機に置き換えることである。冷媒が高温高圧から低温低圧へ流れ出るとき、一般的には膨脹弁と言うバルブのような器械を設置される。この部分は低圧側に向かって風が強く吹く場所であるため、発電機を設置すればエネルギーを回収できるのではないかと考えた。発電した電気は一度、蓄電器に蓄電(フィードバック)され、圧縮機やファンに電気を供給することで大幅に消費電力を抑えることができるのではないかと考えた。