詐欺装置
詐欺装置
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詐欺を目的に作られたもの
４種類
名称 :レドヘッファーの装置(Redheffer's device)発案者:チャールズ・レドヘッファー(Charles Redheffer)場所 :アメリカ年代 :１８１２年フィラデルフィアとニューヨークで発明した永久機関を有料で展示し、公的な援助を求めたが、外部の動力で動かしていることが露見した。レドヘッファーは機械を持ってフィラデルフィアに現れ、郊外の家に機械を据付け動くのを見せて入場料を取った。現地の新聞で取り上げられ、ペンシルヴァニア州に発明を完成させるための基金を申請した。州が任命した専門家による委員会の調査の時には、部屋が施錠され、鍵がなくなっていたので調査団は窓から覗き込むことになったが、委員の一人が伴った若い息子が装置をつぶさに観察し、装置から出力を取り出すためと称するギヤの磨耗の向きがおかしいことに気づいた。委員はフランクリン協会の技術者に依頼し、架台の中に動力を仕組み、同じように動く複製を製作し、レドヘッファーに見せ詐欺の露見したことを告げ、レドヘッファーはフィラデルフィアを去った。この委員の孫コールマン・セールズがこの出来事の記録を残した。レドヘッファーは次にニューヨークに現れ、機械の有料展示を始め、最初は人気を集めるが、有名なエンジニア、ロバート・フルトンがその回転音からいかさまを見抜き、見物人とともに板をはがし隠された動力伝達機構を見つけ、屋根裏部屋で、クランクを操作していた老人を発見した。見物人は暴徒と化し、機械を壊し、レドヘッファーを叩きだした。
フランクリン協会が製作したモデルはフランクリン協会で展示された。動画:
フランクリン協会が製作したモデルはフランクリン協会で展示された。動画:
名称 :キリー・モーター(Keely's motor)発案者:ウォーレン・キリー(John Ernst Worrell Keely)場所 :アメリカ年代 :１８７２年1872年、キリーはフィラデルフィアの北20丁目1422番地にある彼の研究室で、それまで知られていなかった新しい力によって動機づけられたと主張する機械のデモンストレーションに科学者を招待した。キーリーは、音叉の音楽的振動に基づく発電の原理を発見し、音楽が原子やエーテルと共鳴すると発表した。動画:
名称 :ウィリスの車輪(willis's wheel)発案者:E.Pウィリス(E.P willis)場所 :アメリカ(コネチカット州)年代 :１９５０年代アメリカのエンジニアの男性が、永久機関と称する機械を製作・展示した。右側の斜めの車輪は主車輪で、上には両端に錘が付いた棒が十字の形で２本ある。ウィリスはこの錘の棒が前後(上下)に往復することでバランスが崩れて回り続けると主張した。左側の車輪はスムーズに動き続けるためのフライホイールである。装置は透明なガラスケースに納められており、見物人は触ることはできなかった。実際は、圧縮空気が送られておりそれが車輪を動かしていたとのこと。ウィリスはニューヘイブンとニューヨークで展示をし、入場料を取った。動画:
名称 :オルドリッチの車輪(Aldrich's wheel)発案者:J・M・オルドリッチ(James martin aldrich)場所 :アメリカ年代 :１８９７年アメリカの自称発明家・詐欺師。永久機関を開発したと主張し、投資家から資金を集めていた。重りの位置変化によって常に一方に回転トルクを生む、いわゆる非平衡車輪の亜種とされる。外部エネルギー供給なしに自走し続けると謳われたが、詳細な機構図や特許記録は発見されていない。実働デモ：一般公開はほとんど行われず、投資家への限定的な公開と講演で動作を誇示していた。動画:なし
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