名称 :反物質(Antimatter)予測者:ポール・ディラック(Paul Adrien Maurice Dirac)発見者:カール・デイヴィッド・アンダーソン発見者:CERN場所 :予想 :1928年発見 :1932年証明 :2023年反物質とはある物質と比して質量とスピンが全く同じで、構成する素粒子の電荷などが全く逆の性質を持つ反粒子によって組成される物質。例えば、電子はマイナスの電荷を持つが、反電子(いわゆる陽電子)はプラスの電荷を持つ。中性子と反中性子は電荷を持たないが、中性子はクォーク、反中性子は反クォークから構成されている。
重力が反物質に対してどう作用するかという課題について、理論的には同じ方向に働くと考えられていたが、実験的な証明には時間がかかった。CERNの研究チームが最近行った実験で、反物質にも通常の物質と同様に重力が作用することが確認された。この重要な研究成果は2023年に発表され、Nature誌にも掲載された。動画: