機械・装置に関すること
永久機関(Perpetual motion machine)
外部からエネルギーを受け取らずに仕事をし続ける装置。
※稼働時間に関する定義はないが半永久的に動くものと認識されている。
第一種永久機関(perpetual motion machine of the first kind)
熱力学第一法則(エネルギー保存の法則)に反する装置。
第二種永久機関(perpetual motion machine of the second kind)
熱力学第一法則(エネルギー保存の法則)を破らずに実現しようとしたのが第二種永久機関である。仕事を外部に取り出すとエネルギーを外部から供給する必要ができてしまう。そこで仕事を行う部分を装置内に組み込んでしまい、ある熱源から熱エネルギーを取り出しこれを仕事に変換し、仕事によって発生した熱を熱源に回収する装置が考えられた。このような装置があればエネルギー保存の法則を破らない永久機関となる。
フリーエネルギーマシン(Free energy machine)
エネルギー効率が100%以上の装置。または、無料で自由に使えるエネルギーを生み出す装置。
専ら磁石や電気を利用した装置を指すことが多い。
超効率機関(Over unity)
エネルギー効率が100%以上の装置。オーバーユニティとも呼ばれる。
非平衡車輪(Over balanced wheel)
左右の距離や質量を非対称にすることで回転させることを意図した車輪。
自己回転輪(自動輪)(Self running wheel)
一度回転すると一定の速度(終端速度)に落ち着き、半永久的に回り続ける車輪。自動輪とも呼ばれる。
他動輪
無反動推進装置(Recoilless propulsion device)
推進剤や光などの反作用を利用せずに推進する装置
PMM(Perpetual motion machine)
永久機関のこと
★非平衡推進装置(Over balanced propulsion device)
作用反作用を非対称にしたり、エネルギーの増減を利用して推進する装置
★ファクター(Factor)
エネルギーの動力源となる重要な要素
★セクター(Sector)
ファクターを含む機構の単位
★3大古典機関(Three classic machine)
重力モーター、浮力モーター、揚水器の三つ。熱力学が確立される前に盛んに考えられたためこの3種類を3大古典機関とした。
★超減衰器(Over Attenuator)
エネルギー効率が100%以下の装置。
★輪廻の渦
チャールズ・フィクソンが考案したエネルギーの導出に必要なドーナツ型の渦。それは後にトーラスと呼ばれる概念である。
★フィクソン方式
世界恐慌により資金不足に陥ったとき、チャールズ・フィクソンが永久機関を低予算かつ効率的に研究を進めるために考案した方式。
錘が付いたシーソー、フライホイール、ロッド、セクターの4つの要素から成り立つシンプルな往復器である。
通常二つ以上必要なセクターを一つだけにできることから低予算かつ効率的になると考えた。
★エリソン方式
等間隔の穴が開いた車輪を用意して、任意の位置に棒や軸、錘などを付けられる方式。
エネルギーに関すること
エネルギー(Energy)
物理学において、エネルギーまたはエナジーは、仕事をすることのできる能力のことを指す。物体や系が持っている仕事をする能力の総称。
エネルギーのSI単位は、ジュール(J)である。
エネルギー保存則(Law of conservation of energy)
「孤立系のエネルギーの総量は変化しない」という物理学における保存則の一つである。エネルギー保存則とも呼ばれる。
エネルギー効率(Energy Efficiency)
広義には投入したエネルギーに対して回収(利用)できるエネルギーとの比をさす。狭義には、燃焼反応のうちどれだけのエネルギーが回収できるかという比率のこと。それに伴い燃焼して反応した時はエネルギーに対して効率が良いと考えられる
入力(In put)
機械や電気回路などに動力または信号を与えること。
出力(Out put)
入力を受けた機械や電気回路が、それによって働いて、仕事として外部へ出すことのできる能力。発電機、発動機、増幅器などではワット・馬力で表わす。
仕事(Work)
仕事の原理(principle of work)
道具を利用しても、物体を持ち上げるための仕事の量は変わらない。のちにエネルギー保存の法則へと発展した。
★ネガティブ・イン(Negative in)
入力を小さくすることで相対的に出力を大きくする手法。
例:小さなエネルギーで錘を持ち上げて落下させる。
★ポジティブ・アウト(Positive out)
入力よりも出力を大きくする手法
例:錘を持ち上げたのち、大きな力で落下させる。
終端速度(terminal velocity)
一般的には物体が重力または遠心力などの体積力と、速度に依存する抗力を受けるときに、それらの力がつりあって変化しなくなったときの速度である。終末速度、終末沈降速度とも呼ばれる。
超効率(Over Efficiency)
エネルギー効率が100%を超える現象
超電導(superconductivity)
電気伝導性物質(金属や化合物など)が、低温度下で、電気抵抗が0へ転移する現象・状態を指す(この転移温度を超伝導転移温度と呼ぶ)。1911年、オランダの物理学者ヘイケ・カメルリング・オンネスが実験で発見した。
超流動(superfluidity)
極低温において液体ヘリウムの流動性が高まり、容器の壁面をつたって外へ溢れ出たり、原子一個が通れる程度の隙間に浸透したりする現象。量子効果が巨視的に現れたものである。1937年、ヘリウム4(4He)が超流動性を示すことをピョートル・カピッツァが発見した。また、ボース=アインシュタイン凝縮の時にも起こる。
超磁歪(Giant magnetostriction)
特定の材料が磁場の影響を受けて形状や寸法を変化させる現象
モーメント(Moment)
力学において、物体に回転を生じさせるような力の性質を表す量である。力の能率とも呼ばれる
偶力(Couple):
偶力(ぐうりょく)は、同じ大きさで、平行且つ反対向きの2つの力のこと
経路(Path)
ファクターが移動する軌道やサイクル
スカラー電磁波
ニコラ・テスラが発見したというテスラ波をもとにトーマス・ベアデン(1930年 -、サイコトロニクス協会、ニコラ・テスラ協会に所属)が「Gravitobiology: A New Biophysics(1991年)」で提唱した(仮説的な)電磁波の一種。その名の通り方向の概念を持たない。ただし具体的な実証はなく、もっぱら疑似科学において使用されている用語。現在科学で裏付けられている電磁波はスカラー波ではなくベクトル波である。
2003年に白装束集団として話題を集めたパナウェーブ研究所は、共産ゲリラがスカラー電磁波を発していると主張し、これを遮断するためとして、白い綿布をまとった。
エントロピー(Entropy)
熱力学および統計力学において定義される示量性の状態量である。熱力学において断熱条件下での不可逆性を表す指標として導入され、統計力学において系の微視的な「乱雑さ」を表す物理量という意味付けがなされた。ギリシャ語由来でルドルフ・クラウジウスが命名した。
ネゲントロピー(Negentropy)
生命などの系が、エントロピーの増大の法則に逆らうように、エントロピーの低い状態が保たれていることを指す用語である。
単に、エントロピーを減少させる物理量という意味でも使われる。1943年にエルヴィン・シュレーディンガーが著書「生命とは何か」で「negative entropy」という言葉によりその概念を提唱した。その後、フランスの物理学者レオン・ブリルアンにより短縮語「negentropy」という表現が用いられ、定着した。
負性抵抗(Negative resistance)
波動エネルギー
ゼロポイントエネルギー(zero-point energy, ZPE)
量子力学の系における最も低いエネルギーであり、基底状態のエネルギーと言いかえることもできる。ゼロ点エネルギーともいう。すべての粒子は波動性を持っており、粒子として存在する限り、その波長と振動数はゼロにはならない。その結果として、どんなに冷却しても全てのエネルギーを失わない。たとえば、液体ヘリウムは零点エネルギーの影響で、大気圧中ではどんなにエネルギーを奪っても固体になることはない。
零点エネルギーの考えは、1913年のドイツにおいて、アルバート・アインシュタインとオットー・シュテルンによって生み出された。この考えは1900年に書かれたマックス・プランクの式を元にしている。
第三起電力
常温核融合(Cold fusion)
元素転換(Transmutations)
概念に関すること
パラドックス(paradox)
正しそうな前提と、妥当に思える推論から、受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉である。逆説、背理、逆理とも言われる。
マクスウェルの悪魔(Maxwell's demon)
1867年ごろ、 スコットランド の 物理学者 ジェームズ・クラーク・マクスウェル が提唱した 思考実験 、ないしその実験で想定される架空の、働く存在である。
ディラックの海(Dirac sea)
真空状態が負のエネルギーを持つ電子によって完全に占められている状態であるというモデル。ディラック方程式の解が負のエネルギー状態を持つことによって生じる問題を回避すべく、英国の物理学者ポール・ディラックが空孔理論の中で提唱した。
ハチソン効果(Hutchison Effect)
カナダの自称発明家、ジョン・ハチソンが1979年に発表した反重力物体浮遊などの現象のこと。H効果(H Effect)と略されることもあるが、その実態についてはトリックを用い捏造された疑似科学と考えられる。
ハチソンによれば、テスラコイルなどの多くの電子コイル類や、ヴァン・デ・グラフ起電機と呼ばれるハチソンが独自に開発した機械を用いた実験設備で、いつものように実験を行っていたところ、ある日、偶然にも次のような現象を発見したのだという。
反重力浮遊現象、金属の湾曲現象、金属の融合化現象、物質の破砕現象、テレポーテーション現象、物体の透明化、気象コントロール現象。その他、ポリ容器がふくれたりへこんだりする現象などの奇妙な現象群
アハラノフ・ボーム効果(Aharonov–Bohm effect)
電子のような電荷を持つ粒子が、空間の電磁場のない領域において電磁ポテンシャルの影響を受ける現象である。アハラノフ=ボーム効果の名は、1959年にその存在を指摘したヤキール・アハラノフとデヴィッド・ボームに因み、両名の頭文字を取ってAB効果と略記されることもある。また、ときにアハラノフの名はアハロノフとも綴られる。
サール効果(Searl Effect)
イギリスの電気技術者ジョン・R・R・サール氏によって提唱された、磁気を利用した発電および反重力現象に関する理論。彼の開発した装置は「サール効果発電機(SEG: Searl Effect Generator)」と呼ばれている。
構造と原理:SEGは、ドーナツ型の磁石(リング)と、その周囲に配置された複数の円筒形磁石(ローラー)から構成される。
磁石同士の反発力によってローラーが自己回転し、ある臨界点を超えると加速的に回転が増加する。
発電と冷却:この回転により電力が発生するが、通常の発電機とは異なり、発電中に温度が低下するという特異な性質があるとされている。電子が光速近くまで加速されることで、衝突が起こらず熱が発生しないという理論である。
反重力現象:SEGが稼働すると、装置自体が軽くなる(負の質量になる)とされ、これにより浮上や推進が可能になると主張されている。サールはこの原理を応用して円盤型の飛行物体(UFOのようなもの)を構築できると述べている。
科学的評価:現時点では、サール効果は主流の物理学では認められておらず、疑似科学と見なされることもある。
ただし、磁場や重力の関係に関する独自の視点として、一部の研究者や愛好家の間で関心を集めている。
シュウィンガー効果(Schwinger effect)
強い電場が存在する場合に、真空から粒子-反粒子対(通常は電子と陽電子)が自発的に生成される現象。この効果は、量子電磁気学(QED)によって予測されており、1931年にフリッツ・サウターによって初めて提案されました。その後、1951年にジュリアン・シュウィンガーによって理論的に定式化された。
リードアウト理論
369の法則
ニコラ・テスラが提唱したとされ、宇宙の調和とエネルギーの流れに関連しているとされている。基本的な使い方は、日常生活の中に取り入れることで、ポジティブな変化を引き寄せると考えられている。具体的には、3、6、9を中心とした数字のパターンを繰り返し用いることで、自然界の法則を表現できるとされている。また、「369は精神世界の数字で、それ以外の124578は実在世界の数字である」とも言われている。
超相対性理論
複素電磁理論
猪俣 修二氏によって提唱された独自の理論体系で、従来の電磁気学に対する拡張的・批判的な視点を含んでいる。
複素数を用いた電磁場の記述:通常の電磁場はベクトルで表されるが、猪股氏は複素数を用いることで、より広範な現象の記述を試みた。これにより、従来の理論では説明しきれない電磁波の伝搬や静電気の発生などに新たな視点を与えようとしている。
非線形性とカタストロフィー理論との関連:複素電磁理論は、非線形現象や突発的な変化(カタストロフ)を扱う理論とも結びついており、物理現象の連続性と不連続性を統合的に捉えようとする試みが見られる。
現代科学への批判的視点:猪股氏は、現代の電磁気学では「なぜ静電気が発生するのか」が説明できないと指摘し、既存の理論体系に疑問を投げかけている。この姿勢は、科学の限界を認識しつつ新たな枠組みを模索する「超科学」的なアプローチとも言えるだろう。
非線形性(Nonlinearity)
関数やシステムが線形ではなく、変化の仕方が不連続な性質。例えば、非線形関数は、xが変化するとyが急激に変わることがあり、
物理法則の中には線形で説明できるものもあれば、非線形でなければ正確に説明できないものもある。
非線形解析は、荷重と応答の比例関係や重ね合わせが成立しない系を対象とし、材料や幾何学的な非線形性を考慮して挙動を解く手法である。
カタストロフィー理論(catastrophe theory)
生物の形態発生や言語の構造などのあらゆる現象のモデルとして、力学系を土台とした構造安定性とその不連続な分岐(これをカタストロフという)を用いることで普遍的な説明を行う理論を言う。
フランスのルネ・トムによって提唱された。不連続な現象を説明する画期的な理論として、日本でも一時注目を浴び「ニュートンの力学、ウィーナーのサイバネティクスに比肩しうる革命的理論」と喧伝され盛んに研究、議論された。
カオス理論(chaos theory)
力学系の一部に見られる、数的誤差により予測できないとされている複雑な様子を示す現象を扱う理論である。カオス力学ともいう。
ここで言う予測できないとは、決してランダムということではない。その振る舞いは決定論的法則に従うものの、積分法による解が得られないため、その未来(および過去)の振る舞いを知るには数値解析を用いざるを得ない。しかし、初期値鋭敏性ゆえに、ある時点における無限の精度の情報が必要であるうえ、(コンピューターでは無限桁を扱えないため必然的に発生する)数値解析の過程での誤差によっても、得られる値と真の値とのずれが増幅される。そのため予測が事実上不可能という意味である。気象、地震、森林火災、株式市場の価格変動など、多くの予測できない事象は根底に冪乗則を呈する。
爆縮理論(Imploding Theory)
物質からエネルギーを引き出す原理としてシャウベルガーが想定した理論で、「implusion」という英語は核融合を人工的に引き起こす意味での「爆縮」もしくは「内破」と訳される。
通常のエンジンは「爆発」という外に広がる現象を利用するのに対して、「爆縮」は内側に集中する現象を利用している。
中空効果理論
弧理論(Ark Theory)
エーテル(aether)
光の波動説において宇宙に満ちていると仮定されるもので、光が波動として伝搬するために必要な媒質を言う。
トーラス(torus)
初等幾何学におけるトーラス、円環面、輪環面は、円周を回転して得られる回転面である。
フリーエネルギーマシンに共通する幾何学
疑似科学(Pseudoscience)
★作用反転:
★FFB(Falling feed back):フォーリング・フィード・バックの略。ファクターが落下するときに得られるエネルギーを装置の運動にフィードバックすること。
★永久機関感
基礎知識が無くても簡単に永久機関が作れてしまいそうな錯覚。もしくは認知的な歪みによって生じると考える。