名称 :ウェッセリ拡縮浮力モーター発案者:ウェッセル・ディ・ウェッセリ(Wessel di Wesseli)(本名:ヴェッセル・ヴァン・ガンツヴォート)場所 :オランダ年代 :1985年オランダ出身の芸術家・発明家であるウェッセリ氏は永久機関を発明したと主張した。浮力体(シリンダー)の側面がアコーディオンのような「ニュルンベルク式シザー機構」でできており、水密性の布で覆われている。深海など水圧がかかるとシザー機構が「閉じ」てシリンダーが縦方向に伸び、体積が増加するよう設計されている。仕組み自体は純粋な機械的原理に基づき、水圧だけで動作することを目指している。そのため、補助機構を必要とせず、ハの字に設置したレールだけで浮力体を伸び縮みさせることができる。彼曰く、この構造は水圧を免れて拡縮できるため永久機関が実現するとのこと。一方、専門家は水圧による収縮・膨張のサイクルを繰り返しても余剰の仕事は得られないと指摘している。1985年にアイゼンホーフェン工科大学(当時の高等専門学校)で「Perpetuum Mobile」と題された展覧会を開催した。以後デルフト工科大学やトゥウェンテ大学でも展示され、後者から文化賞を受賞。1987年にはオランダのNRC-Handelsblad紙で大きく紹介されている。動画:clean endless energy - a perpetuum mobile solution that works