600年代 ブラフマグプタの車輪 液体を利用した初の車輪8世紀頃 マジックホイール(Magic wheel) ロードストーン(鉄鉱石)によって回り続けるとされるが根拠はない。1230年 オヌクールの車輪 レバーを使った最も古い車輪1269年 ペリグリヌス磁石モーター1497年頃 ダヴィンチの車輪「アトランティコ手稿」1500年 ズィマーラの風車(Zimara's windmill) 風を利用した永久機関1586年 ステビンの数珠1644年 デカルトが運動量の総和は保たれると主張1656年 ヴィットリオ・ゾンカがゾンカのサイフォンを考案1664年 ウルリッヒ鉄球螺旋LI装置1687年 ニュートンが「プリンキピア」を出版1702年 ギヨーム・アモントンが絶対零度の予想1712年 オルフィレウスの車輪 ゲラの車輪1713年 オルフィレウスの車輪 ドラシュヴィッツの車輪1715年 オルフィレウスの車輪 メルセベルクの車輪1717年 オルフィレウスの車輪 ヴァイセンシュタインの車輪1719年 オルフィレウスが「PERPETUUM MOBILE」を出版1727年 アン・ロジーヌ・マウアースベルゲリンはオルフィレウスの自動輪が詐欺であることを報告
1730年 第一次永久機関ブーム 第一次産業革命に伴い永久機関を作ろうと試みる技術者や科学者が現れた。 エネルギー保存則が一般的に知られていない時代、重力や浮力を使った「第一種永久機関」のアイデアが 沢山考案された。
1738年 ダニエル・ベルヌーイが気体分子運動論を発表1770年 ジェームズ・ファガソンがファガソン型の永久機関を考案1774年 ラヴォアジェが「質量保存の法則」を発見1788年 レオポルド・ラグランジュが『解析力学』を発表1807年 トマス・ヤングが「エネルギー」と名付けた。1812年 レドヘッファーの装置(Redheffer's device) ロバート・フルトンが詐欺を暴いた。1824年 サディ・カルノーがカルノーサイクルの提唱1827年 コングリーヴ揚水器(Congreve's water lifter)1840年 ジェルマン・アンリ・ヘスが「ヘスの法則」を提唱 オックスフォード電鈴1843年 ジュールが熱の仕事当量を測定1847年 ヘルマン・フォン・ヘルムホルツが熱力学第一法則であるエネルギー保存についての決定的な声明1850年頃 ウィリアム・トムソンが運動エネルギーを提唱1853年 ウィリアム・ランキンが位置エネルギーを提唱1861年 ヘンリー・ダークス 「Perpetuum Mobile」を出版1861年 ジュール=トムソン効果を提唱1864年 マクスウェルが古典電磁気学のマクスウェル方程式を導いた。1865年頃 ヘルマン・レオンハルト(Herman Leonhardt)が浮力モーターを考案1867年頃 ジェームズ・クラーク・マクスウェルが「マクスウェルの悪魔」を発表1871年 ダニエル・クックがリネレーター(Renerator)を考案 電磁気学を利用した永久機関の登場1872年 ルートヴィヒ・ボルツマンがH定理による熱力学第二法則の証明を発表した。1872年 ジョン・ウォーレン・キリーがキリー・モーターを公開1877年 ゲイリー発電機 磁気遮蔽を利用した永久機関の登場1882年 ベンジャミン・アイシャーウッドがゼロ・モーターを製作 1899年 トリプラー液体空気製造機1901年 ハーバート・ジョージ・ウェルズ(Herbert George Wells)が重力遮断物質「ケーバライト」を考案1910年 パウル・シェーアバルトが「THE PERPETUAL MOTION MACHINE」を出版1915年 エミー・ネーターが「ネーターの定理」を証明1905年 アルベルト・アインシュタインが特殊相対性理論を発表「質量とエネルギーの等価性」を示した。 ウォーデン・クリフタワー「世界システム」を建設1913年 ゼロポイントエネルギーの提唱1919年 ベッツの限界を発表 ハバードコイルを公開1927年 ヴェルナー・ハイゼンベルクは不確定性原理を提唱 その後「短時間ならばエネルギーは保存しなくても良い」という誤った解釈が世に広まる。1929年 フリッツ・ツビッキーは赤方偏移の原因は「疲れた光仮説」であると予言した。 レオ・シラードがシラード・エンジンを公表1930年 ヴォルフガング・パウリはベータ崩壊においてエネルギー保存則「ニュートリノ仮説」が成り立つと予想1934年 ニールス・ボーアはベータ崩壊において「エネルギー非保存仮説」を予想1940年 ヴィルヘルム・ライヒがオルゴン集積器を発明1941年 ヴィルヘルム・ライヒとアインシュタインがオルゴン集積器の実験・観測を行った。 ライヒが論じたオルゴンにより引き起こされた温度の上昇を観測した。しかし、アインシュタインの助手 の一人が、床の上の温度は天井の温度より低いことを指摘した。アインシュタインは、温度効果は、単に 室内の温度勾配によるものと結論付けた。1943年 エルヴィン・シュレーディンガーが「ネゲントロピー」の概念を提唱1946年頃 サール効果ジェネレーション1950年 レオン・ブリルアンはブリルアンパラドックスを発表1950年頃 ノーマン・ディーンがディーン・ドライブを公開1951年 シュウィンガー効果を発表1955年 ハテム・モーター(Hatem's motor)1959年 ルイ・ケルヴランが「生物学的元素変換」を発表1960年代 ファインマンのブラウンラチェット1966年 パップ希ガスエンジン1967年 ジェラルド・ファインバーグがタキオンを提唱
1970年 第二次永久機関ブーム オカルトブームに伴い超常現象、UFO、フリーエネルギーの注目が高まった。 電磁気学や化学を利用した装置に注目
1970年 ポール・バウマンをタスタティカ・マシンを発表 呉鉄工モーター1972年 リチャード・クレムがクレムエンジンを発表1973年 エドヴィン・グレイがEMAモーターを発表1975年 ロバート・アダムスがアダムスモーターを発表1977年 ブルース・デ・パルマ(Bruce DePalma)がNマシン(N machine)を研究1977年 アーサー・オードヒューム著「永久運動の夢」出版1979年 ジョン・ハチソンがハチソン効果を発表1980年頃 マイヤーのブラウンガス発生器1980年~ サンディ無反動推進(Sandy non-reaction drive) ジャイロ効果を利用した反重力装置の研究 デイビッド・ジョーンズが「偽の永久機関」シリーズを作り始める1988年 ヴィクトル・グレベニコフが「空洞構造効果」を発表 カナダのオタワで「新エネルギー技術シンポジウム」が行われた。1989年 常温核融合を観測したと発表、フライシュマンとポンズの研究者が、パラジウム電極を用いた重水の 電気分解によって、常温での核融合反応を示唆する過剰熱を観測したと発表した。この発表は 大きな注目を集めたが、再現性の低さから主流科学界から否定され、 「20世紀最大の科学スキャンダル」とも呼ばれた。1990年代 オプティカル・ディアメトリック・ドライブを発表1991年 トーマス・ベアデンがテスラ波を元にしたスカラー電磁波を提唱 中松義郎氏がドクター中松エンジンを発表1997年 倉田大嗣著「水を油に変える技術」出版 フリーエネルギー支持派のステファン・マリノフが飛び降り自殺1999年 ポドクレトノフ反重力装置(Podkletnov's anti-gravity device)2000年 トーマス・ベアデンがベアデン発電機を発表2001年 ロジャー・ショーヤーがEMドライブを発表 オーストラリアのエンジニア、ジョン・クリスティとルー・ブリッツによってルーテック1000が作ら れた。2002年 オオマサガス生成器(OHMASA-GAS generator)2004年 常温核融合の支持者であるユージン・マローブが殺害される。 ローレンス・ツェンがリードアウト理論を発表2006年 ぺレンデフ磁石モーター2007年 読売新聞がフライホイール発電機を取り上げ非難される。2008年 北海道大学大学院で水野忠彦氏が水素と炭素を加熱することで、自然界には1%程度しか存在しない炭素13 が大量に発生し、窒素と過剰熱を検出したと北海道新聞に報道された。 情報理論と非平衡統計力学を融合させた「理論情報熱力学」が登場 大阪のジェネパックスが発表した燃料電池「ウォーターエネルギーシステム」2009年 神奈川のソフォス研究所が電磁力発電プラントを公開2010年 veproject1開始2010年頃 キャンベル氏がフライホイールシステムを公表
2011年 第三次永久機関ブーム 3月11日東北大震災に伴い、脱原発による代替エネルギーやフリーエネルギーへの期待が高まった。 また、2011年は「THRIVE(スライブ)」の公開、井出治氏の著書の出版、ニュートリノの誤検出など 様々な出来事がフリーエネルギーの推進を後押しした。
2011年 フォスター・ギャンブルが『THRIVE』を公開。 楕円体のパラドックス(Ellipsoid paradox) アクツ・エコ・サイクルで永久機関が話題になる。産経新聞が避難される。 井出治著「フリーエネルギー、UFO、第3起電力で世界は大激変する。」出版 ニュートリノが光速より速かったという実験結果が発表された。2012年 ニュートリノと光速は等しいことが証明された。 西岡 俊久氏がネプチューン計画で永久機関が話題になる。2014年 Newton(ニュートン)6月号「永久機関はなぜ不可能か? 」発売2015年 ケッシュ財団がマグラヴ発電機を公開2017年 東京大学大学院工学系研究科助教・伊與田英輝らのグループは、ミクロな世界の基本法則である量子力学 から出発して、熱力学第二法則を理論的に導出することに成功したと発表した。2019年 デビッド・バーンズが、ヘリカルエンジンを提唱2021年 ふじかわだいすけ氏の偽物の永久機関「鉄球往復器」が話題になる。実際に作られ市販される。2023年 ドリーム燃料製造機 反物質にも重力が働くことが証明された。 沖縄科学技術大学院大学(OIST)が「量子エンジン」を発表 サイト「PerpeGears(ペルペギアス)」公開2024年 空間からエネルギーを抽出しテレポートさせ保存することにも成功 実質第三次永久機関ブームの終焉
2025年 EMドライブは無反動推進ではないことが証明された。