永久機関・フリーエネルギーにまつわる人物２０人
永久機関・フリーエネルギーにまつわる人物２０人
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アレッサンドロ・カプラ(Alessandro Capra)１６０８年頃～１６８４年頃 肯定派イタリアの建築家、発明家。イタリアのクレモナ生まれ。ジャコモ・エルバに建築を師事。彼は多くの機械を発明した。１６７２年から１６８２年にかけて、幾何学と土木建築、軍事建築に関する3巻を出版した。彼の2人の息子、ジュストとドメニカは、多くの水力の発明に取り組んだ。彼の生涯については詳しく分かっていない。Alessandro Capra - Wikipedia
ジョン・ウィルキンズ(John Wilkins)１６１４年～１６７２年 肯定派イギリスの牧師、自然哲学者、作家。王立学会の創設者の1人である。鉄球が強力な磁石に引きつけられて斜面を登る永久機関を考案した。彼は検討した結果、穴に落ちずに磁石まで引き寄せられるであろうと述べているが、同時に、まだ未知の磁力の実験から永久運動が可能になるかもしれないとも述べている。他にもやアルキメデスの螺旋を利用した揚水器や非平衡車輪を考案した。John Wilkins - Wikipedia
ゲオルグ・アンドレアス・ベックラー(Georg Andreas Böckler)１６１７年～１６８７年 肯定派ドイツの建築家、エンジニアである。１６８７年当時の工学技術を多くの図とともに記述した著書、『新しい機械の劇場』（Theatrum Machinarum Novum）の著者として知られる。副題を「水、プロペラ、家畜、手と足を使う便利な種々の碾き臼を示す」とされ、水車や歯車の機構が図示されている。その中には水車の動力で再び水を汲み上げる揚水器も含まれている。Georg Andreas Böckler - Wikipedia
バレンティン・スタンゼル？１６２１年～１７０５年 肯定派調査中
ロバート・ボイル(Sir Robert Boyle)１６２７年～１６９１年 肯定派アイルランド出身の自然哲学者、化学者、物理学者、発明家。神学に関する著書もある。ロンドン王立協会フェロー。ボイルの法則で知られている。ボイルの研究は錬金術の伝統を根幹としているが、近代化学の祖とされることが多い。ドニ・パパンがボイルのフラスコを紹介している。Robert Boyle - Wikipedia
ジョージ・シンクレア(George Sinclair)１６３０年頃～１６９６年 肯定派スコットランドの数学者、技術者、悪魔学者。グラスゴー大学の初代数学教授で、魔術を扱った著作『サタンの目に見えない世界』(1685年頃)で知られる。 １６５４年頃のポルターガイスト事件「グレンルースの悪魔」の説明や、1672年の著書では主に静水圧に関する記述があるが、炭鉱での経験を通じて地質構造の先駆的な研究も行なっている。サイフォンの原理に基づく永久機関の初期の例を発明した。彼は1669年にラテン語の空気圧に関する著作でこれを最初に提案した。George Sinclair (mathematician) - Wikipedia
ドニ・パパン(Denis Papin)１６４７年～１７１２年頃 肯定派フランスの物理学者、発明家である。圧力調理器(スティーム・ダイジェスタ)の発明者、蒸気機関の原理の開発者として知られている。１６８０年にロンドン王立協会フェローに選出された。彼は「エネルギーの総量は必ずしも一定になるとは限らない」と考えていた。水銀とふいごを利用した永久機関を考案した。Denis Papin - Wikipedia
ヤコブ・ロイポルド(Jacob Leupold)１６７４年～１７２７年 肯定派ドイツの物理学者、数学者、計器製作者、鉱山長官、技術者。彼は独創的な本Theatrum Machinarum Generale(「機械の一般理論」)を書いた。１７世紀、実験物理学の主な機器は、望遠鏡、顕微鏡、振り子時計、真空ポンプなど発明した。
Jacob Leupold - Wikipedia
Jacob Leupold - Wikipedia
オルフィレウス(Orffyreus)(ヨハン・エルンスト・エリアス・ベスラー )(Johann Ernst Elias Bessler)１６８０年頃～１７４５年 肯定派ドイツ生まれの時計技師、治療師。ゲラという町で、直径９０cm程度の最初の自動輪を公開した。当時は人々の信用を得ることができず、何度か作り変えて見世物興行をしながらドイツ各地を転々とした。そのうち彼の評判を聞きつけたヘッセン=カッセル方伯に招かれ、支援を受けた。１７１７年に彼の作った最大の自動輪は、直径 3.6 m 厚さ 35cm で、何度か公開実験され、無人の室内で数ヶ月動作していたとされる。構造の詳細は不明であるが、車輪の回転に合わせててこと重りが移動して、常に重心が動いて回転力を生み出していたとされている。しかし、複数人から詐欺の疑惑が持たれ、現在では不可能とされている。Johann Bessler – Wikipedia
アン・ロジーヌ・マウアースベルゲリン(Anne Rosine Mauersbergerin)生年不明 否定派オルフィレウスのメイド。自動輪が人力で動いていたことを報告した人物である。１７２７年１１月、オルフィレウスの家から逃げ出し、宣誓の下で、隣の部屋から機械を手動で回し、ベスラーの妻、弟のゴットフリート、ベスラー自身と交互にその仕事をしたと証言した。ウィレムのグレイブサンデはメイドの証言を受け入れることを拒否し、自動輪に関する証言をほとんど聞き入れなかった。その頃には、アイザック・ニュートンのサークルのメンバーと、重力による永久運動の可能性についての学術的な論争に巻き込まれていた。その可能性については、ベスラーは「狂っている」が詐欺師ではないという彼の信念に基づいて、グレイヴサンデが執拗に擁護していた。
ジョン・デサグリエ(John Theophilus Desaguliers)１６８３年～１７４４年 否定派フランス生まれのイギリスの科学者。フリーメイソンの有力なメンバーの一人である。オクスフォード大学のクライスト・チャーチ・カレッジで神学、古典を学び１７１０年に輔祭となった。同時に自然科学を学んだ。１７１２年にロンドンに出てアイザック・ニュートンや他の王立協会のメンバーの知己を得て１７１４年、王立協会のフェローになった。永久機関を自ら提案・製作した記録はなく。むしろ、当時横行していた永久機関の主張に対し、ニュートン力学の視点から科学的反証を行い、講演や著作を通じてその不可能性を説いている。デサグリエは『A Course of Experimental Philosophy』や「デサグリエのパラドックス」などで、保存則やエネルギー概念を実演装置を用いて解説し、永久機関の主張が基本法則に反することを示した。永久機関を推進するのではなく、そのアイデアを批判・検証する「科学の門番」として評価されていますJohn Theophilus Desaguliers - Wikipedia
ジェームズ・ジュリン(James Jurin)１６８４年～１７５０年 否定派イギリスの科学者であり医師であり、特に毛細血管作用と天然痘予防接種の疫学における初期の研究で記憶されている。毛細管現象を利用した永久機関の不可能性を説いた。彼はアイザック・ニュートン卿の作品の忠実な支持者であり、ニュートンを擁護するためにしばしば彼の才能を風刺に使用した。James Jurin - Wikipedia
ウィレム・ヤコブス・グレイヴサンデ(Willem Jacob 's Gravesande)１６８８年～１７４２年 肯定派オランダの数学者、自然哲学者。古典力学の法則の実験的実証と運動エネルギーの最初の実験的測定の開発で知られている。ライデン大学の数学、天文学、哲学の教授として、アイザック・ニュートンの思想を大陸ヨーロッパに 広めることに貢献した。１７２１年、グレイヴサンデは、オルフィレウスが本物の永久機関を作ったかどうかについて、世間の論争に巻き込まれた。最初、スカラー量mv (質量×速度)の保存則に基づいて永久運動の実現可能性を主張したが、彼はそれがニュートン力学によって暗示されていると誤って信じていた。しかしながら、１７２２年に彼は真鍮の球を様々な高さから柔らかい粘土の表面に落とす一連の実験の結果を発表した。「活力」(現在「運動エネルギー」と呼ばれている)の正しい表現はmv^2に比例すると結論付けた。これらの結果によって「力学的エネルギー保存の法則」が明らかになったにもかかわらず、オルフィレウスの仕事を擁護し続け、車輪が回り続けることを可能にする自然の新しい「能動原理」を発見した可能性があると主張した。Willem 's Gravesande - Wikipedia
フォレスト・ド・ベリドール(Bernard Forest de Bélidor)１６９８年～１７６１年 不明スペイン生まれ。フランスの技術者であり、水理学と弾道学の科学の発展に大きく貢献した。生後５ヶ月で孤児となり、名付け親であるド・フォシエブールという砲兵将校の家族に育てられた。ベリドールは若くして軍隊に入隊した。除隊後、科学と工学に興味を持ち、エーヌ県のフェール・アン・タルドノワ学校で砲兵学の教授となった。しばらくの間、彼は地球の弧の測定に取り組んだ。Bernard Forest de Bélidor - Wikipedia
ジェームズ・ファガソン(James Ferguson)１７１０年～１７７６年 肯定派スコットランドの天文学者。彼は、天文学やその他の科学装置の発明者および改良者として、独学の顕著な例として、また巡回講師として知られている。彼の機械工の趣味は、この頃、父親がレバーを使って家の屋根の一部を持ち上げているのを見て偶然目覚めた。機械の模型を作って楽しんだり、夜は星を研究したりした。「アイザック・ニュートン」のプリンキピアを解説し、数学を勉強していない人のために簡単にした天文学の著書を出版した。天文学やその他の科学装置の発明者および改良者として、また独学の顕著な例として、彼は最も注目に値するスコットランドの科学者の一人である。滑車とレバーを利用したファガソンの車輪を考案した。James Ferguson (Scottish astronomer) - Wikipedia
ジョゼフ゠ルイ・ラグランジュ(Joseph-Louis Lagrange)１７３６年～１８１３年 否定派
ウィリアム・コングリーヴ(Sir William Congreve)１７７２年～１８２８年 肯定派イギリス陸軍の軍人、トーリー党の政治家、出版者、発明家。ロケット砲の分野のパイオニアであり、ナポレオン戦争中にコングリーヴロケットを開発して使用したことで有名。コングリーヴの毛細管揚水器を考案した。Sir William Congreve, 2nd Baronet - Wikipedia
デイヴィッド・ブリュースター(David Brewster)１７８１年～１８６８年 肯定派スコットランドの科学者。スコットランドのジェドバラに教師の家に生まれた。聖職者になるためにエディンバラ大学へ送られたが、自然科学の道に入った。光学の分野で多くの業績がある。ブルースターの業績には偏光角（ブルースター角）と屈折率の関係の発見（ブルースターの法則）、二軸結晶（光学軸を二つ持つ結晶）、色の三原色を定義、アイザック・ニュートンの伝記の執筆などがある。実用的な分野では灯台の改良をおこなっている。スペンス磁石モーター(永久機関)を肯定した。David Brewster - Wikipedia
マイケル・ファラデー(Michael Faraday)１７９１年～１８６７年 中立派イギリスの化学者・物理学者。電磁気学および電気化学の分野での貢献で知られている。直流電流を流した電気伝導体の周囲の磁場を研究し、物理学における電磁場の基礎理論を確立。それを後にジェームズ・クラーク・マクスウェルが発展させた。同様に電磁誘導の法則、反磁性、電気分解の法則などを発見。磁性が光線に影響を与えること、2つの現象が根底で関連していることを明らかにした。１８２１年ごろ、単極電動機と呼ばる装置を作り、後のNマシンに影響を与えた。Michael Faraday - Wikipedia
チャールズ・レドヘッファー(Charles Redheffer)不明(１９世紀初頭) 肯定派１９世紀初頭のアメリカの発明家を自称する人物である。フィラデルフィアとニューヨークで発明した永久機関(レドヘッファーの装置)を有料で展示し、公的な援助を求めたが、外部の動力で動かしていることが露見した。１８１２年にレドヘッファーは機械を持ってフィラデルフィアに現れ、郊外の家に機械を据付け動くのを見せて入場料を取った。現地の新聞で取り上げられ、ペンシルヴァニア州に発明を完成させるための基金を申請した。有名なエンジニア、ロバート・フルトンがその回転音からいかさまを見抜き、見物人とともに板をはがし隠された動力伝達機構を見つけ、屋根裏部屋で、クランクを操作していた老人を発見した。見物人は暴徒と化し、機械を壊し、レドヘッファーを叩きだした。Charles Redheffer - Wikipedia
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