Pd-ws4では、「ループサウンド」、「キーボード入力」、を取り上げました。
このうち「ループサウンド」のサンプルを、自動演奏するために改良してみます。
データはGoogleドライブの「20200617」フォルダにあります。
pdws4-1-4.pd(20200617.pdとおなじ)
2つのループサウンドを同時にスタートさせ、クロスフェードさせるサンプルです。
この例でのこだわるポイントは、Pdよりもむしろ、音の素材の作り込みです。
自分でサウンドファイルを準備し、できればフリー素材ではなく、オリジナルで録音した音が良いと思います。多少ノイズが入っていても逆に面白いかもしれません。
きれいにループさせることを意識しなくても、短い音のフレーズを繰り返せばループに聞こえてきます。
また、いろんな音を録音してもいいし、1つの音の中の異なる時間帯を切り取ってもいいでしょう。
こういうときのための素材集めとして、日頃から録音をする「フィールドレコーディング」という手法もあります。
参考:
短いフレーズを繰り返してループする例
フィールドレコーディング
https://tascam.jp/jp/magazines/detail/183
https://jpn.pioneer/ja/manufacturing/soundlab/collaboration/soundbum/
https://mathrax.com/contents/page7015
https://mathrax.com/contents/page7077
例として、ボウルの中に水を入れて、指でたたいた音です。
Audacityで異なる2つの音のフレーズを、切り出し、1つずつのサウンドファイルとして書き出します。
20200619-1.pd
まずは、音を読み込んでみたところです
20200619-2.pd
クロスフェードを、metroをつかってランダムに行うようにしました。
これで「1分間の自動演奏」の作例おわりです。
タイトルは「町工場」としました。