WAV、MP3、AIFFなどを準備します。
圧縮してないWAVをまず準備し、必要に応じて圧縮したMP3などに落としていくと良いと思います。
ここではAudacityなどのサウンド波形編集ソフトで、音を準備しました。
このときサウンドのサンプリングレートがわかれば確認しておいてください。
もしサンプリングレートが不明な場合でも、再生される音のピッチが変わるだけなので、後から調べてもよいです。
次に用意するPdで、このファイルを読み込みます。
このサウンドファイルとPdファイル同じフォルダ階層に保存しておくと、ファイルパスがシンプルになります。
今回つくるパッチです。
このあと順番に作っていきます。
Pdでは「Array」を作り、サウンドファイルを読み込みます。
Put > Array
を選択します。
「Array Properties」が開くので、ここでは「Name」で名前だけを設定します。
このあと、この名前でArrayを区別して、ファイルを読み込みます。
メッセージ(Put > Message)をつくり、
[ read -resize ファイル名 Array名 ] と入力します。
オブジェクト(Put > Object)をつくり、
[ soundfiler ] と入力します。
Editモードを解除し、メッセージをクリックします。
すると、Arrayにサウンドファイルが読み込まれます。
もし読み込まれない場合は、ファイルの保存場所、Arrayの名前など、確認してください。
さらに追加します。
クリックして再生させるための [ ボタン ]
tableをplayする [ tabplay~ Array名 ]
念のため音量を半分にする [ *~ 0.5 ]
音を出力する [ dac~ ]
Pdウィンドウで「DSP」がオンになっていることを確認して、ボタンをクリックすると音が鳴るはずです。
オブジェクト(Put > Object)をつくり、
[ loadbang ] と入力します。
[ loadbang ] は、Pdファイルをロードした時にbangを発生させます。
「bang」とは、PdやMaxでよく使うものでタイミングをあわせるための「バン!」の意味の信号で、ボタンやメッセージをクリックしたときにも発生します。
「loadbang」は、Pdファイルをロードしたときにクリックすることと同じになります。
[ loadbang ]をつかって、PdウィンドウのDSPをオンにすることもできます。
この場合は、メッセージをつくり
「; pd dsp 1 」と入力し、loadbangとつなぎます。
最初に「;(セミコロン)」をつけると、Pdと直接やりとりできるメッセージにすることができます。