サウンドファイルを鳴らすことができたら、再生ピッチを変えることもできます。
サンプルは、以前に学生用につくったものをWS用に調整したものです。
サウンドファイルを読み込んで、スライダーで再生速度に変化をつけるものです。
ポイントは、ノコギリ波を生成する [ phasor~ ] を、リニアに変化するタイムラインとして使っているところです。
サウンドデータの配列から何番目を読み出すか」に [ phasor~ ] で生成した数値が使われています。
ボタンをクリックして、サウンドファイルを選択します。
[ soundfiler ] から、サウンフォファイルのデータ個数が出力されます。
その個数を、サウンドファイルのサンプリングレートで割り算すると、サウンドファイルの秒数が求められます。
求めた数値を、スライダーで変化させます。
スライダーで変化させた後は、[ phasor~ ] の値として使います。
メモ:
このスライダーは、Properties(スライダーを右クリック)で、0〜10までの変化にしています。
[ phasor~ ] は、ノコギリ波をつくるものでした。
ノコギリ波は、0から始まって右肩上がりに直線的に変化し、最大までいくとまた0に戻ります。
これは「0〜最大値まで直線的に変化しループする数値」と同じです。
この値に、サンプリングレートを掛け算すると、サウンドファイルのArrayの読み出し位置として使うことができます。
メモ:
[ tabread~ ]は、Arrayの位置を指定して読み出すことができるものです。
[ phasor~ ] は「1秒間に何回の波を起こすか」なので、数値を大きくすると再生速度は速くなり、数値を小さくすると再生速度は遅くなります。