波形テーブル式の音を準備する際、データの個数がポイントとなります。
その理由は、主に正確に音階をつくるためです。
しかし、自分の録音した音は、そんなにピッタリ個数ではないので、調整できるとありがたいです。
今回は、Audacityというフリーの波形編集ソフトを使って、その個数を調整する方法です。
音を読み込んだら、ウィンドウ下の単位を「サンプル」にします。
選択した部分のサンプル個数を確認することができます。
仮に、44100個に調整したいとします。
現在の個数は、151552個です。
現在の個数 ÷ 調整したい個数 で計算します。
151552 ÷ 44100 = 3.436553287981859..
速度倍増のところに、先ほど計算した小数を入れます。
小数点以下3桁までしか入りませんが、できるだけ細かく入れてください。
44100個に調整したかったのですが、44107個になりました。
うまくいくと、狙った個数に調整することができますが、小数を省略してしまったためで、うまくいかないこともあります。
なので、あとは手作業で揃えます。
波形を大きく拡大していくと、ツブツブが見えてきます。これが1個のデータです。
音の最初か最後あたりから、7個分を選択し、デリートキーで削除します。
波形を全選択し、個数を確認して、狙った個数(今回は44100個)になっていればOKです。
慣れるまでは波形が選択しにくいかもしれませんので、この時点で個数が違ったらアンドゥーしてやりなおしてください。
ファイル>Export>Export WAV
で、WAV形式に書き出します。
書き出し時は、「16bit PCM 符号あり」または「32bit PCM 符号あり」あたりでよいです。
音質がよいほうがいいですが、準備した音の音質によるので録音機材がよくないと意味がないです。