ディレイは、音が遅れてついてくるエフェクトです。
考え方としては、音を一定時間メモリに記憶しておいて、指定した時間経過したら、現在鳴っている音に重なるように、メモリされた音を再生します。
このとき、メモリされた音の音量を少し小さくしたり、重ねて再生した音をまたメモリに記憶すると、「フィードバックディレイ」というエコーのような効果になります。
サウンドファイルを読み込んで、[ tabplay~ ] で鳴らすパッチです。
左上の緑色のトグルで、音のオンオフができます。
うす緑色のスライダーで、音量を調整します。
右下には、出力された音の波形をモニターします。
時間を「1秒遅れて」と固定して、ディレイするパッチです。
黄色いトグルで、ディレイのありなしを切り替えられます。
ディレイには、専用の [ delwrite~ ]・[ delread~ ] というオブジェクトがあります。
[ delwrite~ delay1 1000 ] は、「delay1」という名前のディレイ用テーブルを用意し、そこに1000ミリ秒分の音信号を貯めます。
[ delread~ delay1 1000 ] は、「delay1」テーブルから1000ミリ秒遅れて、読み出します。
トグル部分をスライダーにし、ディレイで遅れて鳴らす音の大きさを調整できるようにしました。
さらに、ディレイで出力される音を [ delwrite~ ] の入力につなぐと、フィードバックしてディレイします。
サブパッチにして、簡易GUIにしました。
サブパッチを開いたものです。