2022/11/24
農家で活きるGoogle
Google map 編
Google map 編
今回はGoogle mapの便利な使い方について。
日常生活でも使えるテクニックです。お楽しみください。
前回までの収量調査では、ハーベスターの所在地をリアルタイムに把握するために、トラッキモというGPSロガーを使っていました。その事に触れた日記が以下のリンク
[(株)太陽デイリーファーム - 20210827 牧草収穫終了!! 収量は? (google.com)]
そして、以下がこの時の日記で触れた、収量記録用Googleフォームの実際の記録画面の様子
トラッキモに関しては日記後半部分で触れています。
自走ハーベスターが現在どこの畑を収穫しているか把握することは、記録する側の人間にとっては必須条件です。
従来の無線等で会話して把握するより、GPSロガーを使った方がずっとスマートですよね。
以前は「トラッキモ」というロガーを使っていました。
機能の面などで、まったく不満もなく大変良いサービスでした。
ただし、このサービス便利なだけに有料・・・。
当たり前ではありますが、少しでも収穫コストを削減したい我々酪農家には唯一の泣き所でした。
しかし今年は無料の手法を見つけたので、共有したいと思います。
その方法とは皆さんにもお馴染みのスマホ版Google Mapを使う方法です。
広く知られていたのかもしれませんが、当社にとってはコロンブスの卵的発想でした。以下利用の仕方。
ユーザーに居場所の共有をリクエストする。
2.現在地を共有ボタンをタップ
3.共有したい人を選ぶ
4.追加共有したい人が居れは選ぶ。居ないなら確認して共有リクエスト送信をタップ
5.マップ上で確認するボタンをタップ
6.相手のマップ上に自分の現在地が確認できるアイコンが出現
7.相手方にも同様の手順をふんでもらえれば、双方の位置が表示されるようになる
上記の手順をふめば、多人数での使用も可能となります。
便利なマップを利用した、位置の特定ですが、数点注意しないといけない事もあります。
共有する時間を設定する事を忘れない。
どれくらいの時間、位置情報を共有するのか選ぶことが出来ます。プライバシーの観点から必ず設定するようにしましょう。
リクエスト送る時に「無効にするまで」を選ぶと四六時中監視されていることになりますよ(笑)。
時間の横の青い + と - ボタンをタップする事で共有する時間数を1時間単位で増減できます。
3.スマホのGPS精度
前に紹介したトラッキモに比べると、位置情報の精度は高くありません。通信状態のせいなのかわかりませんが、とんでもない位置情報を返してくることもありました。
川の上とかね・・・。
4.更新の頻度
GPS・携帯電波の受信状況の差でしょうか・・・。データが更新される間隔は分単位の時間がかかりました。
電波の受信状況が良好な所ではもしかしたら、頻繁に更新されるのかもしれません。
更新の間隔を設定するようなオプションも見つける事が出来なかったので、用途によっては注意が必要でしょう。下記にアイコンがどのように動くか動画にしてみました。
※20倍速で再生されています。
トラッキモの時はアイコンが秒単位で動いて、動いた軌跡する把握できたのですが、Google mapの場合は数分おきの更新の度に場所が変わります。
しかし、収穫量の記録をする上では所詮どの畑にいるのかわかればいいだけなので、なんら支障はないレベルです。
上記の様に注意しないといけない点もありますが、補って余りあるのが、無料のサービスだという事。トラッキモさんの所では期間を区切って有料化オプションを選べたのですが、作業進行の具合によっては無駄な支出をしなければならない時もありました。
こうした点を考慮すれば、Google Mapの方が収量調査するにあたっては有利なサービスだと言えるでしょう。
調査をやり始めて数年。手法がどんどんブラッシュアップされていくのを感じますね。これを皆さんで共有し、少しでも経営の役にたてて頂けるなら幸いです。
(浅野正慶)