今回は牧草の収量の結果と、その時役にたった秘密兵器について。
例年7月までやっていた一番牧草収穫。今年はいつもより10日程早めて作業開始しました。
また二番牧草もつい昨日終わりました。
そして数年がかりの取り組み。収量記録を今年も実施。その結果をお知らせします。
それとともに、今年から新兵器を導入。それについても紹介したいと思います。
これまでの日記を見てない人もいると思うので、まずはリンクをみてください。
[(株)太陽デイリーファーム - 20200828 一番牧草終了と結果 (google.com)]
この様に各畑から一体幾らの収量が得られたか、質量としてカウントする取り組みです。
冒頭にも触れましたが、1番牧草は例年は6月20日~7月上旬が収穫時期でした。
今年はこれを早め6月12日から開始。6月24日には収穫を終えました。
そして2番牧草は、量としてはグラスサイレージにせずロールにした畑も多く、去年に比べて総量は少なくなりました。
牧草は早めに収穫すれば栄養価の高いものが収穫できます。ただし、収量に関しては減少するのが一般的です。
ただ、今年は例年より収穫時期を早め「質・量」の両方を得ようと考えました。
去年物は、1年通して餌が不足する事が無かったのと、今年は、収穫面積が増えたからです。
収穫時期が早かったため、やはり、個別の草地の収量は低めでした。
その減少を収穫面積の増加が補った形です。
今年は例年より良質のものを、去年並み確保出来た事になります。
一番牧草に関しては収穫時期を早めた故の減少を面積増加によって補い、二番牧草に関しては総量を減らしつつその分ロールを収穫する事により購入飼料を抑える事が出来ています。全体的に見てバランスの取れた収穫作業だったと言えるでしょう。
実は、今年新たに、トラッキモというGPS発信機を使い始めました。何らかの意味が込められているのでしょうが、名前が少し変な気が・・・。
これが、すこぶる便利。
収穫記録は、バンカーサイロで鎮圧する担当の仕事です。
去年までは無線で自走ハーベスターのオペレーターとやり取りしながら、どの畑を収穫しているか確認してました。
今回はこんな感じで今どこにハーベスターが居るのか一目瞭然。
実は、去年まではダンプ1台1台が正確にどこから来たのか、あやふやな所もあったんです。
さらに、今回は記録用Googleフォームを作って記録したおかげで、間違いなく正確に記録できました。
この画面から位置情報を取得するのですが、一番使うのが現在位置検索です。
これは現在のGPSの位置を返します。正確に分かるのですが、当社の場合だと、携帯の電波の都合か、取得までの時間が少々かかります。だいたい、20秒くらいかな。
連続位置検索
この機能については正直言って使っていません。
決められた期間に決められた間隔や時間で検索をするものです。
浮気調査には有効かもしれませんね(笑)
位置履歴取得
位置履歴も使っていません。
これは文字通りの履歴をたどれるものです。
とにかくこのトラッキモ。とても便利で役立ちました。
ただし、使用出来るのは最初の1カ月無料。その後は、利用を再開するには以下の様な価格のライセンス購入が求められます。これを高いと見るかですね。
以上、今回の結果はこの様になりました。
GPSを使って、収穫場所がはっきりわかる事が助けになりました。
また、フォームで記録する事で、現在までで収穫済みの畑と未収穫の畑がわかります。関数等で収穫・未収穫面積・収量の結果を、リアルタイムに見やすくグラフ化する事も可能になりますね。
結果をGoogle Apps ScriptでGoogle siteにリニアにアップロードしたら当社の収穫サイトが構築出来そうです。
まだまだ進化は止まらないという思いを強くした収穫作業でした。
今後も取り組みを続けて行きたいと思います。
(浅野正慶)