2020/08/28
一番牧草終了
今回は今年の1番牧草の収穫量について。
去年から始めた台数を数えるこの取り組み。
今年はどんな感じだったのでしょうか。
去年の取り組みは・・・
昨年から畑ごとの収穫台数と、それをどのバンカーサイロに封入したかを記録する様にしました。
まず、去年の日記をご覧ください。
まとめてみて、問題と同時に興味深い結果が出ました。
まず問題点。
第一に精度の問題。ガサで見る趣旨でしたが、振り返れば運搬する車両が違う為、精度が低い事に気付きました。
次に、草種の問題。それぞれの畑の草種が違うので、量は把握出来ても質に関しては未知数でした。
例えば更新したばかりのフレッシュな良い畑と、長年更新もしない悪い畑を量でのみ比較し、単純に畑の優劣を決める訳にはいきませんよね。
ただし利点もありました。
去年の10月位に来年までのエサ残量の見通しをたててみました。
以前は外部から粗飼料を購入していたのですが、これが経営上の重荷になっていたのです。
「足りなければ搾れなくなるかも・・・」という漠然とした不安から購入し、実際は少し余った・・・なんて事もありました。
粗飼料は生ものです。
大枚はたいて購入し、長期の保存で劣化や腐敗させていたのでは話になりません。
その反省を踏まえ、来年までエサがもつのか? そんな疑問を解消するため消費量から残存日数を推計してみる事にしました。
まず、当年物の収穫物を給与開始し、バンカーサイロ1本を使い切ったところで消費日数を確定させます。
そのサイロに封入されていた台数から1日の使用量を推計。
1年の収穫台数をその推計で割り、在庫が何日分有るかを予想しました。
結果、2019年の収穫総量は380日分と推計。
この結果を元に、少し勇気が必要でしたが、去年はグラスの購入を控える決断をしました。
今現在(8/28)、バンカーサイロにまだ15~20日分在庫があるので、ほぼ予想通りだったのではと思います。
今年の取り組み
それらの結果から今年も取り組みを継続。
問題点となった精度の改善を図るため、今年は車種毎に台数をカウント。
ダンプ毎の容積を計測。
それを台数に掛け、バンカーサイロ毎にどれくらいの容積の物を封入出来たかを推計しようとしました。
同時に畑ごとの草種もデータを取得中です。
今年の結果は
まず、このデータですが、速報する為あくまで台数ベースでの数字です。
容積ベースまで計算間に合いませんでした。
2番牧草終わるまでには出したいと思います。
去年から1台大型のダンプが追加された為、単純に去年の台数と比較しないでください。
そして以下が結果です。
うーん、傾向がいまいちかな・・・
青と黄色比べると何となく山が似通っているような気がしないでもないですが、なんか税年と違う畑も結構あります。
なんでだろう・・・
並べてみて気付いたのが収穫日の違い。
前年量が少ないのに、今年の量が多かったりするのは、収穫が遅いからかも・・・
収穫日の差を取ってみる
ここで、収穫日の差を取ってみます。
それが以下
・・・なんか傾向がある気がします。
特に表の下半分。
2019年に量が少ない所で、2020年量が多い所に注目してください。
やはり刈り取り時期が遅い傾向があるような気がします。
こう見ると、収穫日も重要な要素となる事がわかりました。
今後は・・・
今回はダンプの種類毎の体積を求めませんでした。
が、何か一定の傾向は掴めそうな気がします。
それに翌年までの残量を推計する上では大変有効なデータになり得ると思いました。
今後は2番牧草の時にも継続して取り組みたいと思います。
結果が出たらサイトにあげるので楽しみにしてください。
それでは今回はこの辺で。次回の日記をお楽しみください。