つい先日、牛舎の照明について電気屋さんが来ました。
というのも、牛舎の照明が次々と消えて点かなくなってしまう症状に見舞われたため。
今は、夜になると結構、牛舎暗い・・・
照明大事ですね(笑)。
当社は2017年に畜産クラスター事業を使って設立されました。
公金を使わせて頂くので、覚悟はしていたのですが、想像以上に大変な書類作成が待っていました。書類作成は当社・農協・普及センター・役場がタッグを組んで対応。自力では到底無理な書類作成をなんとかこなし、事業採択までこぎ着けました。
事業採択に向けたスケジューリングをする中で、少し余裕をもってプランニングすればよかったのですが、まず、お尻を決めて、それに合わせて事務処理をしていきました。考えが甘くて、採択に耐えうる計画を立てるのは手間暇が膨大にかかることを、進めていくに従い実感するようになっていきます。最後は締め切りに追われる作家みたいにバタバタの対応。何より回りの皆さんを随分振り回してしまったなと反省しました。
こんな状態でしたから牛舎に使われる部品の一つ一つまで丁寧に吟味出来ませんでした。
立ててから色々不具合を感じる事が有ったのですが、見た目にインパクトがあったのが、牛舎の照明関係に関しての事でした。当社についている照明は以下の様なもの(もう製造していないと思われます)
一見問題なさそうなんですが、実はこれ、2年も経たずに点かなくなってしまったんです。夜は牛舎暗いです(笑)。もちろん全部ではありませんが、かなりの数。安い買い物ではないので、当然、メーカーにクレームをつけると、きちんと原因究明をしてくれました。原因は回路部に小さな虫(蚊だとか)が侵入し回路をショートさせたとの事。そして、以下の製品への交換をすすめられました。
今度のは防水仕様でそんなトラブルはないそうです。でも牛舎の屋根につく照明なら虫の侵入や湿気にさらされる事は比較的容易に想像出来たのにと思いました。
やはり計画段階で余裕を持ったプランニングをしないといけませんね。大きな事業だと、どうしても細かいことに目が行き届かない事が多いです。毎日の作業で実際に目にし、触れる部分というのは、実はそういった細かいところなのですから。みなさんの中に、これから、大きな事業展開を考えている人がいたとしたら、ぜひ当社の経験を共有してもらえればと思います。
(浅野正慶)