恒例となりつつある収量調査。今年も収穫量を調査しました。今年の結果はどうだったのでしょうか?今回はその結果をシェアしたいと思います。
過去の日記のリンクも参照してみてください。
今年は手法も洗練され、低コスト化も達成しています。有料のGPSは解約し、GoogleMapの「現在地の共有」機能を使うことで無料で済ませています。
GoogleMapの「現在地の共有」機能に興味のある方は検索してみてください。
また、2021年から始めた取り組みも4年目。データのサンプルサイズも2800件になりました。幾らか精度改善に貢献できているかもしれません。
1番牧草は大きく収量を減らしていますが、理由について考えられる事は後述します。コーンは沢山取れたといえるでしょう。
2番牧草:
今年はバンカーサイロ1本分と決めて、ほとんどロールで収穫しましたので、カウントができませんでした。
ここからが、本番。表題の「大きい事は正義」と実感したことを解説します。2024年目立ったことと言えば、データの中で特に目を引いた、バンカーサイロ1本当たりの封入量です。
グラフから、バンカーサイロ1本当たりを比較すると、例年より多くの量を封入できていることが読み取れるでしょう。
さらに、密度が濃い分出来上がりのバンカーサイロの本数も少なくなっているのが確認できるでしょうか?
サイロに餌を詰める時には、畑から運搬されてきた飼料を何度も重機で踏みます。
このようにして、飼料内の空気を抜いて好気性発酵(腐敗)を抑制し、嫌気性発酵を促すのですが、今年は踏圧するタイヤショベルを入れ替えました。
やはり重い重機に変えればその分だけ圧をかけて踏みしめる事が出来て、封入量の増加、ひいては良い発酵を促すことができたのではないでしょうか。
ショベルに払ったリース料は甚大でしたが、それを補って余りある良質の飼料を確保できたのではないかと思っています。
まだ今年収穫の餌を使い始めてないのでわかりませんが、開封後は発酵品質に期待です。
データ収集の手法と可視化など、かなり洗練されてきたと自負しています。
次はこのデータを使って何をするかということが問われる段階に入ってきたと思っています。
それには、飼料給与量を自動的に算出し日々更新し、年間を通した調整を自動的にできるようにすることが求められるでしょう。
自給飼料を大切に使い、少しでもコスト低減を目指したいと思っています。
来年以降もこの取り組みを続けようと思っているので、皆さんもまた見に来てください。