今回は少し敷居が高い話かもしれません。Googleを使ってプログラミングをしてみようと思います。
実は、私も先々月初めて書いてみた超初心者です。
農家の僕でもプログラミングの学校にも通わず出来ました。
YouTubeのみの勉強だけで、便利な使い方ができるようになりましたよ。
これを知らないのはとてももったいないので、皆さんに紹介しようと思います。お楽しみに。
全部のサービスを見てみるとこんなにたくさんあるんですね😲
Google apps scriptはこれらのサービスをつなぐのに大変便利なものなんです。
通常、アプリケーションはそれぞれ独立して動いてます。
各アプリケーション間でデータをやりとりしたいなと思ってもなかなかうまくいきません。
例をあげるなら、Gmail で届いたメールがスプレッドシートに自動的に記録されれば便利だなと思いませんか?
以前に紹介した Google フォームを利用したタイムカードのシステム。記録されたデータを毎日従業員各個人のスプレッドシートに記録されれば便利ですよね?
またどんなアプリも皆さんが実行しないと動きませんよね?
自分が指示せずとも、定期的にメールを送ってて欲しい…
とか、定期的にあるウェブサイトを訪れて、そこに書いてあるデータをとってきて欲しいなと言う要望もあるでしょう。
Google app Script はこのようなことを可能にしてくれます。
それでは当社が使っている使い方をご紹介しましょう。
担当者は、前の日の餌の残り具合を判定。
当日給与する割合を入力するだけで、給与量が自動計算されます。
この給与割合を朝晩2回、別のシートに転記してます。
以前の日記にも書きましたが、当社では借地が沢山あります。
たとえ、収穫日が同じでも、畑毎に草の質・反収が変わってしまうのは仕方ありません。
ひとつのバンカーサイロに何枚もの畑の餌が封入されているので、餌の水分が頻繁に変わってしまうんです。
給与割合を毎日記録しておかないと、同じメニューをやっているのに不具合が生じます。
何故か餌が残る・不足する事態が発生します。こんな時、いち早く気づくことができません。
毎日記録するようになって割合に大きな差が出てきた時には、簡易水分計で餌の水分を測定。変化に早く気づき、補正が迅速に出来る様になりました。
この様に、活用すれば便利な事まだまだあると思います。
第一に、環境構築をする手間がいらない点です。
通常、プログラミング言語を動作させるには様々な準備が必要です。
この準備が事態がなかなか難解で、スタートラインに立つまでが大変なんです。
その点、Google Apps Script は Google アカウントでメールにログインする要領で始めることができます。
第二に、トリガーを使って24時間365日、自分の好きなタイミングでプログラムを実行させることができます。
通常、コンピューターに仕事をさせるには、コンピューターの電源を入れておかなければなりません。
Google apps scriptを使えば夜中であろうと設定時間になったら自動的にプログラムを走らせることが可能です。
これら以外にも利点はあるのですが、挙げた利点だけでもGoogle apps Script を使ってみたいと思ったのではないでしょうか?
農家の人達は、プログラマーではありません。
私の書いたプログラムも、本業の人が見たら、稚拙で汚いコードに見えるでしょう。
さっきの写真みても、コメント書く位置変だし、const一切使ってないですし(笑)
ただ綺麗なコードを書くことより大事なことがあります。
プログラミングは、仕事を効率化する、手段でしかないということです。
現代農業においては、プログラムで効率化を測れる仕事が多くなってきています。
これらを自分の手で出来ればどんなに素晴らしいでしょう。
他方、習得に手間暇がかかるのならば、農作業にその手間を振り分けたほうがいいケースもあるでしょう。
要するに、最終目的を忘れず、最短・ローコストのやり方を探すのが大切なのです。
普段やっている営農と何ら変わらないですね。
プログラミングはプログラマーやエンジニアのものだけではありません。
日曜大工と言う言葉があります。
晴れた日には外で農作業を行い、雨が降った日にはプログラミングの勉強。
まさに晴耕雨讀ですね。
それに、プログラミングを本職にするとそれはそれで大変でしょう。
農家をやりながらプログラミングを勉強する。
それこそ、長く楽しくプログラミングと付き合っていく方法なのかもしれません。
皆さんどうでしょう、プログラミングやってみませんか?
(浅野正慶)