見取り稽古(みとりげいこ)

投稿日: 2013/09/21 9:11:37

剣道では、ほかの人の稽古を見て学ぶことを、「見取り稽古」といいます。

「剣道の上手な人は、なぜ、どのような点が良くてできているのか?」

「上手くできていない人は、どこが足りなくてできていないのか?」

「今の自分はその人とくらべてどうなのか?」

「どうしたら自分もできるようになるのか?」

このように普段の稽古から「見取り稽古」に取り組む習慣づくりはとても大事です。

また、大会会場では、強い人の試合の動きを見て学ことはもちろん大事ですが、礼法や所作ごと、会場での行動においても、何か見習う点がないかを観察する目も大事です。

自分が強い人に対して観察する目をもつことは、自分自身もほかの人から観察されているかもしれないということですから、「見取り稽古」はその人を高めることにもなります。

怪我などで稽古ができない時は、とくに「見取り稽古」をするチャンスだと考えましょう。

自分が稽古をできないからといって、休むのはとてももったいないことです。

このような時こそ、普段みえているようでみえていなかった「何か」に気付くかもしれません。

「見取り稽古」を習慣にして強くなりましょう。