試合の挑み方(H26年度長崎市中総体の反省)

投稿日: 2014/06/14 6:15:43

戦いをするのだから、なりふりかまわず勝ちに行く姿勢は大事。

しかし・・・

『優勝を狙う』=『他の選手の模範になる』という気位が欲しい。

相手との礼から蹲踞まで、『剣道形』のように気を合わせる。

先にちょこんと蹲踞せず、相撲の仕切りのように覚悟を持って挑む。

周囲から見て、その気位や美しさも大事。

雄心舘の一門とわかるような『抜刀』を心がけているか?

試合終了時の蹲踞から納刀の際、柄頭が下がっている選手が散見された。

刀であれば、鞘から刀が落ちてしまう。

常に『刀を扱う』精神で振る舞うことが剣道を良くする。

“ 稽古は形のごとく 形は試合のごとく 試合は稽古のごとく ”

『打つか、受け止めるか』にならず、『打つか、返すか』を心掛ける。

『先』を掛け続けていれば、自然と『打つか、返すか』の剣道になる。

大事な勝負所での悪癖は普段の稽古で直す。『右足に体重が乗って足幅が広くなる』、『安易に左手が上がる』、『右手に力が入り打ちが小さくなる』と、良い結果はついてこない。

上位進出した選手は、試合場の隅で長い時間をかけて足捌きや体操をしていた。

良い動きをするためには、良い準備が必要。

見学・応援者の姿勢が立派であることは会場全体の雰囲気を引き締め、試合も良くなる。

※古里虹輝選手(写真左端)は今回補欠で試合に出ることはなかったが、見学の姿勢が立派であった。