気は大納言(だいなごん)のごとく 身は足軽(あしがる)のごとし

投稿日: 2013/09/16 1:23:44

相手との立ち合いにおいて、「気位(きぐらい)は殿様のように堂々と懐深く構え、片や身のこなし(足さばき)は足軽のように素早く行うべし」という教えです。

気持ちも動きも足軽では、品格のない「足軽剣道」になってしまい、見ている人に感動を与えませんし、逆に、昇段審査でよくみられる「構えはとても良いのに、動きだしたら残念な剣道」というのも、普段の稽古で足を使っていない証拠となってしまいます。

普段から大きな気位で懐深く構え、なおかつ誰よりも多く足を使って稽古を積み重ねることが肝要ということです。