2012-11-16 17:40:24 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
以前E655系御召電車をペーパーで作りました。2010年10月開始のプロジェクト。
その連載記事はまとめてこちら>https://sites.google.com/site/tme1993/e655paper
にあるとして、
その自作ペーパー模型の問題点はすでに工作中から浮かんでいました。
1)まず前面の工作がうまくいっていない。作り方に問題があったのでとてもアップに耐えられないし、あまり似ていない。
2)車体断面が間違っている。本物はE653系と同じ。作ったのは下膨れの旧N'EX253系と同じ。
3)前尾灯の光漏れがしていて格好が悪い。
4)内装がない。
こんな欠点は途中でわかっていました。
でも悔しいけど、当時はそれしか作れなかった。でも作った。
できたときは嬉しかったけど、いつもの様に、それと同時に悔しかった。自分の力不足に泣いていました。
そして、KATOから製品としての発売のニュースが。
でもKATO製のものはTR車は抜いた5両編成。
で、私はがっくりでした。正直。
2年間の短い夢だったなと。
でも、いつのまにかE655系そのものに思い入れができてしまっていたのです。
そこで、いつのまにかKATOの製品5両セットを買って、TR車をASSYパーツで作ってと算段していました。
ところが、気づけばもうすでにASSYパーツは車体から台車からほぼ汎用品のような連結器に至るまで完売。
ウェブ通販を調べてもしらべてもどこにもない。
そこで、はっと気づきました。
そして、自分を叱りました。
いったい私は何をしているんだと。
これは模型の神様が、紙とレジンで作れといっているんだと。
一度紙で作ったけど、もう一度作れと。
一度やったんだから、もう一度作ってわかりきっている問題点を解決せよと。
そして、たとえKATOの完成品が並んでも、ただでは負けないぐらいのものを作れと。
そういうことなんだろうと。
馬鹿です、はっきり言って。
そこまでE655系に入れ込むのかと。
答えは、「入れ込みますとも」。
そして、「わかっている問題点を解決しない」なんてありえない。
問題点を作っていくうちに改善する、それでこそ模型の道。
やっぱり辛いけど、悔しいけど、失敗もするけれど、
そして途方も無いけれど、
それに挑戦してこその模型スピリット。
というわけで、冒険を始めます。
メーカー品に宣戦布告です(大げさ)。
結局勝てないのはわかっています。
ただ、負けるけれど、ただでは負けないぞ。
「男には、負けるとわかっていても戦わなければならない戦いがある」
野望が広がります。
さあ、やってやろうじゃないか。
なければつくればいいじゃん。
「真・E655系御召電車を「また」紙で作る」、スタートします。
2012-11-17 15:03:52 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
まずシャーシを作ります。
シャーシは床板はペーパーで作り、車体の連結器と連結器の間にわたるキール(竜骨)をプラシートで作って貼り合わせて、床下機器カバーを取り付けます。
そして竜骨の台車のセンターピン位置に1mmの穴を開けて、TOMIXの分売パーツの台車センター用タッピングビスを使い、台車に通したビスと床板の間に1.5mmのワッシャーを3つ挟んで貫いて竜骨の穴に揉み込むように取り付けます。
これで台車はちゃんとつきますし首も降るはずです。
床下機器カバーは床面より延長しておいて、上構で挟めるようにします。
で、実はこのあと上構を作り、あわせてあるのですが、
どうにも失敗くさい。
挟みこむところで上構側部が膨らんでいる気がする。
これじゃだめじゃん。
で、何度か作り直しますが、
一応車両コンタに近いように曲げを入れて補強したら、ある程度膨らみはなくなったけど、
なんだか車体のズレが気になる。
そう思ったら連鎖的にだめじゃんと思い始め、
中間4両の車体を2度作りなおして、
ようやく気づいた。
まずこのクラフトロボによる車体作成においては、
写真紙は絶対にダメ。
写真紙の裏は接着剤がよく食いつかないので失敗しやすい。
光沢紙を使うのが一番。
あくまでも光沢紙。
¥830
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エプソンのKA420PGPを使うようにしました。
まずここで一つ大失敗していた。
他の失敗点は整理してから。
今回かなり失敗が多いです。
心が折れかけです。
ダメだ。どうやってもうまくいかない。
というわけで、すこし別のことをします。
写真は中間4両だけ新しい、正しい車体断面で作ってとりあえず並べたところ。先頭車2両は昔作ったままになってます。
一応新しいシャーシ(竜骨使用)は正しい方法だったらしく、使っているボディマウントKATOカプラーが連結しやすくなりました。前は連結しようとしたらカプラーが逃げる現象がありました。
2012-11-17 20:47:01 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
ちょっと別件で入った仕事を2件こなし、ちょっと食事して、また見てみる。
改めて見てみると、微妙にさっきと違っているような気が。何もしてないのに。
気のせいかもしれないけど、紙の性質にはあることです。接着剤の水分で膨張し、乾燥して収縮すること。
紙は生き物のようです。
写真は一番出来の悪さが厳しく出る画角、望遠圧縮効果による撮影です。
ガッタガタです。ダメダメです。希望のない写真です。
でもさっき心が折れたときはもっとひどかった。絶望した。
まだまだ研究が必要そうです。
2012-11-18 07:00:56 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
現在こんなかんじです。
ちょっと大きめに作っているので、これから硬化したら削って、盛って、削ってを繰り返すことに。
2012-11-19 18:08:27 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
まず中間4両の調整。
極光沢なのでピントが合いにくい。
で、前面。
紙粘土の後ろについているのは昔ジオラマ用に使ったジャンクのE653系のボディ。
屋根の肩の面が前面につながっているところが少し出てるかな?
反対側。サーフェーサー吹くのはもう少ししてからかも。
正面の顔。まだまだ何度も資料を見て検討と調整を続ける。
2012-11-19 21:38:36 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
自作ペーパー製E655系。
現在前頭部の原型を作っています。
これをシリコンで型どりし、レジンを整形して前頭部にするのです。
サーフェーサーを重ねて、調整につぐ調整。
電車にとって顔である前頭部は命です。顔が命の久月さんですよ。
で、その現実はというと。
鉛筆で塗り分け線を仮に描いて調整。
E653系のボディとピッタリになっています。
なんか似てない感じがする。顔としては失敗なのか。
とりあえずまた調整し、サーフェーサーを吹いて乾燥機へ。
2012-11-19 23:26:48 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
原型製作、今日はここまで。
E655系前頭部原型、もうここまで来ると神経症の段階。
似てないような、似てないというか、でもこれがいいのか、などと迷いまくり。
サーフェーサーを吹いて確認してもそこまでというか。
写真と見比べてもどこが行けないのかわからず。
なんか似てないような。
中間4両も何とかしたい。特にシャーシの改良をしたい気が。
迷いは深まり、そして諦めの境地へと続くのです。
私にとって模型とは迷いそのものなのです。
あ、シリコンゴム発注しました。
と言いつつ型取りブロック用意。
この3×3の大きさで作るとNゲージの前面にちょうどよかったりする。
底が抜けたらやばいのでブロックを重ねる。
¥840
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今回これも買ってみた。これだと底がバッチリできそうな気が。
2012-11-22 01:14:26 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
レジン製E655系前頭部、型枠作成。
ちょっと不安があったので4×4のサイズにしてみました。
このE655系、なんとか造形したけど実物と似てない…。何度やっても似ない。実家母(工芸作家)も「わからん!」と諦めるほど。
多分カメラの望遠効果とかの違いでかなり変化が生じるのかも。
それでも皆が納得する形を造形する模型メーカーのモデラーってすごいんだなと今更思ったり。
乾燥中の姿。
2012-11-22 11:34:55 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
11時、型枠を作って肩にシリコンを流し込む。
シリコンは今回は200g使った。前に買っていたあまりのシリコンがちょうど200g。使いきった。
それに型枠ブロックとプレートが届いたので使ってみた。
¥840
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さすがプレート、がっちり安定してくれる。
あと、型枠ブロックは前に使ったものが微妙に変形していたようで、新しいブロックと併用した。
シリコンは6から8時間で硬化するとのこと。それまで別の作業をしようと思う。
あと車体工作。
先頭車2両の車体だけ作りました。
あとは前頭部ができてから。今のところ首なし状態。
もうちょっと調整したい。
一番条件が厳しい半逆光で撮ってみた。
足回りの問題は昨夜解決。順次問題の解決したシャーシと交換しようと思う。
2012-11-22 20:03:28 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
忌み番号を飛ばして、14回。
いや、レジン複製のためのシリコンの硬化剤を入れ間違えた可能性があってビビりまくりです。
スポイトで8回入れるのを4回しか入れてなかったような。
まだ固まらない。
まあ、ミスがあるからこそ重要さに気づくわけです。
転ばないものは学ばない。転んでこそ髄まで教訓がしみる。
それでも間違えるのが人間なんですけどね。
ともあれ、内装を作ります。
まず図面を引きます。
こんな図面も引きます。
こんなの手で切ったら死んでしまうので、
クラフトロボさんに切ってもらいます。
しかしシルエットスタジオ、レイヤーの機能がないような。元の印刷図面とカット図がずれてずれてしかたがないのだけど。
ともあれじゃんじゃん切ってもらいます。
出来上がったものをちまちま折り曲げて貼り合わせます。
何でしょうか。
じゃーん、シートです。
肘掛けとヘッドレストの枕に注目。
ここまでできるわけです。 ところがTR車(特別車両。陛下がお召しになる)と、その隣りの貴賓車の内装に困る。
どうしたもんか。目立つからちゃんと作らないとなあ。
まあ、考えます。
2012-11-22 22:07:56 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
貴賓車両の中を作る。
まず5両編成時でも連結されている方から。
こんな感じ。本来なら定員9名の客室の椅子は他のと違って黒革張りなんだけど、今はこれでしばし許して下さい。
外から見るとこんな感じ。あんまり見えない。
で、TR車、E655-1の車内。
回転椅子も紙製。パーツはクラフトロボさんに切り抜いてもらいました。
本当は中央の部屋の隔壁にフスマがあるのだが、まだ反映していない。
外からはこんな具合。
アップはやっぱり厳しいっす。
さて、シリコンを流し込んでから11時間経過。テストピースの方は固まってきた。
まあ、失敗したらやり直せばいいんですけどね。
貴賓車の黒革張りシートを再現。昨日は一般車と同じシートだったけど今度は作り分ける。
M車も内装を造る。もっとヘッドレスト高くても良かったかな。
で、だいたい紙工作はほぼ終わり。あとは前面の工作。
2012-11-23 10:50:41 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
硬化剤の分量を間違えた1号雌型。
なんと17時間25分、せめて原型だけでもサルベージできたらと型枠から出したら、
なんとかできていました。
というわけで1号の雄型と2号雌型を作る。
今度は硬化剤をちょっと多めに入れた。
かなりのハイスピードで出来ました。1号雄型。
2号雌型もできました。
ちょっとここで休憩。
2012-11-27 16:37:04 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
シリコン型の補修の接着剤硬化に時間を待って、今日16:00、レジンを注型しました。
型に注ぎ口と空気抜きの穴を開けて、雄型を削って、そしてレジンの主剤と硬化剤を混ぜて、流しこむ。
この種の作業では暗算禁止。規定値の倍数で入れるのだけど、倍数だからと侮ってやると大変なことになる(経験済み)。
ちゃんとメモを取って、確認を厳にしながら作業する。
注型の時はすこしずつ入れる。空気抜きに留意。
一つの整形に10g程度しか使わないのに90gもレジンを混ぜてしまった。70gも余ってしまった。次から50gずつ作ろうと思う。
で、硬化は12時間後。朝4時だが、まあ明日の朝頃やろうと思う。
それと、先週末はとあるCGのオフ会に参加。
Blenderを勧められ、型の修理待ちの間自習していたけど、挫折。
Shade13にようやく慣れたのにBlenderはきついっす。
ポリゴン編集のしやすさはShade13よりはるかに優れているのはわかった。
でも、なかなか難しい。
せっかくおすすめいただいたのに申し訳ないけど。
将来Shade15が出る頃にまた検討しようと。
あとお勤め周りと工芸周りで仕事の変化が。
なんだか物語を書く意欲が凄まじく減退してしまったのは昨日疲れていたせいか。
でもどうせ私がやらなくても誰かがうまくやるだろうな、私の代わりはいくらでもいるなと思ってしまった。
空挺作戦は失敗したようです。
勇気の炎が消えかかってしまった。
まあ、それでもなんとかやっていくだろうけど。
2012-11-27 19:32:52 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
¥価格不明
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という大変参考になるページがあったので、レジン硬化促進実験。
¥15,750
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(Amazonのアフィリエイトの値段は当てになりません。この食器乾燥機は6割引きで買いました)
まず食器乾燥機で20分温め、
とりだして10分冷却。
これだと最も効率良く硬化できる50度の環境ができるのではと思って、あまりレジンを使ってやってみる。
初めは促進実験側のほうがやたらとレジンがサラサラして、ありゃ失敗か、と思ったら、
10分冷却してみると、かなり固まっている。比較用の促進なしのあまりレジンより明らかに硬化が促進している。
まだテスト用のあまりレジンだけど、うまくいくようなら型の方にも適用してみるつもり。
カレチ4巻、えらいこっちゃビターでびっくり。まあそういう時代がテーマなんだろうけど、なんだか心配。
¥570
Amazon.co.jp
他の人の心配をできる立場にないけど。
2012-11-28 04:49:07 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
むくり。おはようございます。
午前4時にネコに叩き起こされて目が覚めてしまったなり。
3号型を作り始めた。
原型の型枠への固定に一工夫。型枠ブロックキャップに取り付けてしまうのが楽。
3号雌型。作り方を少しずつ工夫している。これに離型剤を塗って、雄型用シリコンを流し込んだ。
少しずつメソッドがわかってきた。やっぱり自分で失敗しないと身につかないなと。
かなり滲みました。
2012-11-28 12:12:02 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
脱型した。
注ぎ口近くに大きな穴が。スカートのスポイラー部までレジンが回っていない。
というわけで、
パテで補修しつつ、
型に空気穴を増やしてまた整形してみる。
レジンの取説を見ると、60度ぐらいでもよさそう。
というわけでやってみる。
2012-11-28 16:13:15 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
型が3つできたので、それぞれで形状作成。
所要時間5時間40分ほど。
こんな具合。
これが一番きれいに行ったかな。
これでもなんとかなる。
で、軽く整形して並べてみる。左隅が原型。
透明なのでよくわからないと思うけど、思ったより出来はいい。
あとはヒケとかの修正、塗装整形。
2012-11-30 12:08:41 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
まず前頭部原型。
これがレジン複製した前頭部。
それに実家から入手した業務用塗料の白を塗り重ねていく。
この塗料は素晴らしく強く分厚い塗膜が作れるので、レジン整形のミスとかはほとんど埋め直すことが出来る。
乾燥させ、また整形。
この塗料、なんとそれだけの性能を持ちながら水性だというのがびっくり。
筆洗いとかは水でオーケー。でも乾けば十分な耐水性。
さすが業務用。
というわけでじわりじわりと工作しています。
2012-11-30 18:04:01 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
前頭部の整形。
厚めに業務用水性塗料を塗り、320番の耐水ペーパーでおおまかに形を整える。
ヤスリ>320番>600番と研いで行くのがセオリーのようだ。
でも家に600番がなかったので、自転車で買いに行った。
そしてすこしずつ磨いていく。
写真のとおり、まだまだ先は長い。
ただ、形状的に考えるとJR西の特急サンダーバードとかみたいに見えてくる。
ライトの穴を開口すればまた違うのだろうが、それは表面を整形し終えてからである。
予定は白の下地をきっちり仕上げて、茶色を塗り、そして黒を塗り、ライトを開けて、クリアを塗るという手順である。
今のところそういう計画だが、そのとおりに行くとは限らないのが模型の道。
そのトラブルを込で楽しむところに模型の楽しさがある。
まあそんなの流行らないかもしれないが。
2012-11-30 22:48:58 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
前頭部の整形の続き。
前頭部を研ぎだしていきます。600番の耐水ペーパー。
窓のふちはもう少ししたらさらにシャープにします。
あと窓にはクリアを入れて透明度を上げる予定。
内側もリューターで削って肉を減らし、もっときれいにするつもり。
ちなみに耐水ペーパーはプラを研ぐときは水をつけないと絶対にいけないそうです。
そういや、この前頭部、あと4個作ってある。
2個使ってTR車の前後につけて、TR車が単行運転できるようにしてしまうのも笑うかなと。
制御気動車(ク)で、ハイブリッド(キ)でモーター駆動(モ)で、しかもグランクラス(イ)。
クキモイ655。
作ったらキモいので笑ってもらえるかも。
でも作らないと思う。多分。
前正面から撮るとまた違った感じ。
難しい形状である。さらにいろいろ難しいところがあるし。
まあ、それでも手を動かすしかないんですが。
2012-12-02 20:24:58 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
前頭部の形状に悩み、結局実家で検討をしながら下地塗装作業。
写真は実家工房の乾燥機の中で乾燥している前頭部。今回6つレジンを作ってそれぞれに整形している。
この作業では下地の水性業務用塗料で窓は埋まっているが、乾燥のあとで塗膜をカットして切り出し、下地を剥がして窓にする予定。これがまた綺麗に剥がれるのです。
まずレジン整形したものをプラパテで大まかに整形し、そして下地塗料の厚塗りでさらに整形、研ぎ出しをしているところです。
少し形がわかったかも。ただまだ難しい段階が続きます。
2012-12-03 15:36:30 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
下地塗りと乾燥を繰り返している。
2012-12-03 16:02:46 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
作業は6個の前頭部をそれぞれ並行して下地塗りと乾燥を繰り返している。
たまたま形状の理解の変遷がわかったので記録。
左が一番初めに考えた形状。真ん中がそれから整形して仮に窓を切ってみた形状。右は下地塗りの状況。
窓の面積も違うけど、実は運転室前面窓の脇をバルジ状に張り出すような形状にしている。
整形時にその分削っている。
写真ではよくわからないかもしれないが、実車は屋根の肩が折れていて、その上にキセを載せた飾り屋根になっていて、そこで屋根の肩部形状が一段段ができている。
もちろん紙製車体では現状ではその段を折り曲げで作るのは困難なのでオミットしているが、それに合わせて前頭形状は本来その段に続くべきところをフェードアウトして車体部に続くように整形している。
この構造がエライコッチャ考えるのが大変で、難儀した。
うまくいくかどうかわからないが、それでも戦いの出場通知を抱きしめる。海になっちゃうかもしれないけど。
ちなみにKATOの原型師さんも大変だなと思うのがE657系の実写写真と模型写真の比較。
やっぱり立体は難しいなと思わされる。自分で作ってみて、身にしみてよくわかった。
2012-12-03 23:37:32 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
どうにもE655系の前頭形状に満足が行かない。
そこでとある人と検討してみた。
その結果、まあ、これでいいかという気になった。
どうやってもこれ以上反映するのはムリ。
なにしろお召運転中の後部、後追い写真しかしか参考にできない。
なぜなら平常運転時にはE655系は連結器を出して走っているため、正確な前頭形状がつかめない。
お召の時の後姿の写真しか参考にならないのです。
で、形状を検討しながら削ると、
ありゃ、元に戻ったよ、というオチ。
なにしろ望遠レンズで撮っている写真が多いので、前面も圧縮効果で平板に見えてしまう。
かといって通常レンズで撮った写真は少ない。そこまで接近して撮れることがめったにない。あるいは撮れても連結器が出ている。
というわけで、もうムリだと思いました。
まあ、実際に作って十分検討した結果の結論なので、もうあきらめて私の好きなE655系だと割り切ることにしました。
割り切ったらあとは早い。ザクザク作っていくのみ。
まさかのお召列車前頭部の並び。一番手前は検討前の失敗作。でもこれも改良して使用可能な前頭部にするつもり。
新しい顔だよー(アンパンマン風味)。
で、仕上げ塗装を検討してみる。
それと、リューターが実家より回送されてきました。ヘッドがないけれど、明日買ってこれで磨くつもり。
仕上げ塗装はテストピースで実験してから行うつもり。
2012-12-04 16:00:39 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
とある思いつきで、シャーシをさらに作ることにしました。
これが現行のシャーシ。ボディマウント連結器から反対の連結器まで竜骨(キール)のようにプラ板を使う。
台車はTOMIXのASSYの台車用8mmタッピングビスを使って固定。KATOの台車にあわせてホームセンターで買った小ねじ用ワッシャーを3枚重ねてビスにはめてクリアランスを確保している。
床下はこんな感じ。ペーパー製ボディマウントになっている。この中に釣具の板鉛を折って入れる。重心が非常に低くなるが、これはボディマウントのE655だから出来る構造。
KATOのボディマウント密連をキール板につける。
で、ここまでさんざん失敗してきたので、このシャーシが結構まともに作れたので、これまで試行錯誤したシャーシを全部作りなおしてしまおうかと思ったり。
床板自身はクラフトロボ切断だし。楽に作れる。
でもクラフトロボの刃を温存しないとなあ。
¥2,625
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結構大事なのである。
2012-12-04 19:07:21 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
固まったあまりレジンとプラ板をテストピースにして、塗装の実験。
プラシートに業務用水性下地塗りを塗り、その上にラッカーのブドウ色鉄道カラーを塗り、その上から業務用水性クリアを重ねて乾かした、
ブドウ色までは良かったのだが、水性クリアーは白くなってしまった。
こちらはレジンの上に下地塗りをして、ラッカーのブドウ色と黒を塗り、その上にラッカークリアを重ねた。
そしてその下段は水性クリアとラッカークリアをレジンに塗ったもの。
結果として、問題なくレジンに下地塗り・鉄道カラー・ラッカークリアーは問題なく塗れる。
水性クリアはラッカー塗装の上には塗ってはいけない。
あとレジンの透明の補正の性能では水性とラッカーでは同じぐらい。
それとラッカークリアを塗るときは筆がきれいでないといけない。
というわけで塗装の方法に結論が出た。
ちなみに現行の写真光沢紙に水性クリアとラッカークリアーを塗ってみる実験もしたが、どちらもだめであった。水性クリアは白っぽくにごり、ラッカークリアは紙から泡が出てきてダメ。
というわけで実験終了。
ただ、まだ問題点山積み。
しかし、がんばるのみ。
2012-12-04 19:36:40 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
ここにいたって、カプラーをどうしようか考える。
密かな野望でE655をDL・SLで牽引しようという野望が。
しかし昨今、カトーカプラーだのナックルだのTNだのといろいろあって、私はわからなかった。
うちは基本、アーノルドですから。
でもアーノルドにこだわっていても仕方がないし、第一うちのE655はアーノルドが取り付けられない。
という訳で実験です。
まず模型店に行って買ったのはTNボディーマウント自連。
で、連結してみる。
まず台車マウントTN自連。連結できました。
で、KATOナックルカプラーとTN自連。連結できました。
まあなんとかなりそう。
というわけで更に作業続行、のはずなのですが、
E655系「和(なごみ)」なのに心が難題の連続でちっとも和まないので、
浮気。架空の「あけぼのDX」をちょっといじる。
照明を落として夜汽車に。
なごむなあ。
「あけぼのDX」、どうやら私は少し前に寝台車スパイラルに入っていたらしく、「あけぼの」なのにいろいろな列車の個室寝台車だの、果ては北斗星のグランシャリオ(食堂車)まで連結してしまった。
「あけぼの」は秋田県人にとっては特別な列車だからねえ。
なごむなあ。
作業に戻ります。
2012-12-05 15:21:40 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
E655の特長に、電源の発電機を持っているために非電化区間に入線可能というのがある。
そのためには連結器を使えるようにしなければならない。
正直、どうにもムリだと思った。
でも、やってみるしかない。
という訳で前頭部をざっくり。上下に分割し、下のスカート部も分割。
そしてTNカプラーを接着、分割したスカートを左右から貼り付ける。
そして整形。
で、いりいろ煮詰まったので、塗装までやってみました。
笑いたければ笑えばいい。精一杯工夫してもこれがいまの私の限界。
前頭部内側の切削はまだだけど、とにかく似ている気が全然しないので塗装してみた。
やっぱり似ている気が全然しない。
似てない。絶望的なほど。
えらく黒っぽくなってしまった。
他の車両とつなげてみる。
とりあえずここまで。
失意から落胆へ。
ちょっと手を離そうと思う。
2012-12-06 07:51:05 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
深夜、検討を続ける。
結果、もうこれ以上はムリと判断、次に進むこととした。
よくわからない写真ですまん。でも大きな方向が決まった結果の姿である。
迷いに迷ったけど、ほぼ限界と判断した。
あとはライトユニットを作り、取り付け、ラインを入れてほぼ終わりです。
ちなみに前面のハッチは作るか動画は検討課題。デカールで作ってつけても日章旗をつけたときに剥がれそうに思う。
2012-12-06 09:43:03 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
とりあえず構内試運転。
まだまだ考慮を要するが、いまの限界はjこんな感じ。
あとはライトユニットを作り、集電板を付けて、あと残りの車体を作ってほぼ終了となりそう。
まだまだ苦難は続く。
2012-12-08 01:50:12 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
自作E655系、まさかの前頭形状再検討。
実はE655系の前頭部には一見するとわからない大きな謎があるのです。
これに気づいたとき、ものすごく驚きました。
気づかないでやっていたのでどうにもムニュムニュだったのです。
現在このカタチ、エッジの効いた方に修正中。
図を書いて検討。
成形物に描いて検討。
エッジをきかせてみる。
かなり変更。
すこしモチベーションが復活してきました。
2012-12-08 10:45:01 posted by yonebor
テーマ:自己紹介
やっぱり先頭車の牽引用連結器はボディマウントKATOカプラーに変更しました。KATOナックル取り付け車で牽引したいので。
とりあえずまた構内試運転。前面はまた後で差し替えます。
DL、DF200旅客型(自由形)で牽引。無事牽引に成功。
しかしKATOの釜はメンテナンスが難しい。いいところもあるのだけど。
というわけであとは前面の再工作。それが終わってから次へ進む予定。
2012-12-08 19:55:10 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
すこしずつ整形している前頭部。
しかし。
研いでいくと何となる。
研いでいくと、厚みがなくなっていきます。
厚みがなくなれば何となる。
割れます!
というわけでE655前頭部の謎が解けて研いでいく途中、厚みが危険な薄さになっていることに気づく。
このままではバリンと割れてしまう。
そこで内側から特殊透明塗料を塗り重ね、層を作って補強をする。
塗って、乾燥させて、塗って、乾燥させる。
その繰り返し。
秘技、内側補強。
実に厳しい作業である。
でも、確実に良くなっていっている。
研ぎ出しも、だいぶ楽になってきた。
で、E655系前頭部の謎については、そのうち。
気づいてびっくりでした。本当に。
道理でうまくいかないわけだよなあと、今更思う。
2012-12-09 20:30:01 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
前頭部をピースコンで塗装。
4個それぞれ顔つきが違うような。まあしかたがないけど。
¥28,350
Amazon.co.jp
うちで使っている旧型番のドコドコいうやつはもう売っていないのかな。
で、非電化区間での機関車牽引時用のM車をT車化するシャーシも作る。
さっくり作る。もう何回もやっているので、慣れた。
一番見え方が厳しい半逆光で撮影。
自作ペーパー製NゲージE655系「和」、ここまでできました。
あとは前頭部の仕上げとLED取り付けなどを残しております。
2012-12-16 01:47:56 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
前頭部の仕上げ塗りが終わり、いよいよライト組み付け。
つるんと塗り物のように光沢仕上げになった前頭部に容赦なく穴を開ける。
ものすごくメンタル的にきつい作業だが、完遂。
そしてきらめきライトさんの配線済みチップLED・きらめきライト・ピコデュアルを組み込む。
穴を開けていてもチップが小さくても簡単には埋め込めないのだが、そこは慎重に作業。
きらめきライトは配線済みでしかもライトに繋がる部分は絶縁されているため、かなりきわどい組み込みも可能。
チップLEDを2つ並べて片方を赤く塗装することでテール・ヘッドのコンビネーションランプとする。
かなり際どいけど、なんとかクリア。
そして集電機構の作成。GM集電板をうまく使えばらくらく。紙とプラ竜骨のシャーシに集電板を組み込み、上部構体と前頭部をつなげた車体に集電板を使った電極を付け、メンテナンス可能とする。
通電を確認しながら作業。
そして、全試験が終了し、試運転。
若干バランスの悪さから脱線があったが、ウエイトを調整することでクリア。
とりあえず、今日はここまで。明日またいろいろやります。
2012-12-19 01:16:44 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
ちょっと気合を入れなおして。
あんまりこんつめてやると、頭がグルグルになるので別のことをしてました。
で、作業再開。思えばKATO製品の店頭発売まで約3日。遅すぎたかも。
まず、ペーパーシャーシの上にペーパー車体のため、車高がガタガタな感があったので、
調整と工夫を。
差込式のスナップを紙で作り、車体をある程度固定するようにしてみる。
あと、前頭部に回りこむ3本帯を作る。
これはおうちデカールで作成。ちなみにこれ、白バックでないやつ、透明デカールだと茶色に沈むので注意。
で、デカールに弄ばれたりしながら、なんとか作った。
実はデカールの貼り付け時に転写用の水で車体を濡らして台無しにしたので、作りなおしたりしている。簡単に作り直せるのがクラフトロボ製のペーパー車体のありがたい所。
すこしガッタガッタだったのが気持ち抑制できたかも。気持ちだけだけど。
で、おうちデカールはちゃんと水をつけてスライドできるようにしてからでないと悲惨な目に合うことを体験。スライドしないと位置が合わないわひっつくわ巻き込むわで悲惨。
軽く地獄を見ながら、もうそろそろ仕上げも大詰め。
2012-12-19 04:12:37 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
KATOに先制してペーパー製E655系「和」お召・非電化区間対応仕様、一応仕上がり。
そして近所の模型店でシェイクダウン。なんとかKATOより先に走れました。
未だ課題はありますが、おかげさまでなんとか実現しました。
ちなみにお召列車時用の特別車両(TR車)には本物の金箔を使った菊花紋章を取り付けてあります。
プロジェクトの目標、KATOの製品工場出荷より先のシェイクダウンは達成しました。本当に、おかげさまです。
無事シェイクダウン走行を終了、KATO製品より先にレンタルレイアウト走行に成功しました。おかげさまです。
ちなみに動画は本日Artistsideオフ会東京の第5回オフ会において初公開したものです。
お陰様でオフ会も無事終了し、大変勉強になりました。これで安心してクリスマスが迎えられます。
では、みなさまも良いクリスマスを!
2012-12-26 17:39:49 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
ここに来てまさかの工作。
¥525
Amazon.co.jp
ここに来てこんなものを買った。Amazonの価格表示は毎回おかしいよね。Amazonではもっと安く売ってる。
で、こんなことを始めた。
まさかの室内灯取付。
ペーパー製のシャーシと車体に。
ほんと、まさかの工作です。
いろいろ漏れていますが、取付には成功。あとは遮光をうまくするところ。
サクサクと取り付けていく。
一部ハンダ付けが必要だけど、大した難易度ではない。
で、照明を落とす。
色々と助けたり漏れたりしているけど、それはこれから後の工作。
こんな感じ。
インテリアが見えるのがいいやね。
当然TR車も電照化。こんな感じ。
室内灯をつけると照明を落とさなくても室内が見えるのがいい。
というわけで、あとは地味に遮光作業をしていきます。
2012-12-27 00:57:39 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
こんな動画を作ってみました。室内灯取り付け完了祝。
でも遮光作業がまだまだ待っていたりする。
2012-12-27 11:32:15 posted by yonebor
テーマ:鉄道模型
自社線内試運転。
久しぶりに自作ペーパー製小前駅を取り出して複々線運転。
以上4本の列車はすべてペーパー製。駅もペーパー製。
あとは昼間にまた撮ろう。
自作E655系、ここになって意外とトラブルが出てきて、それを洗い出す作業も実施。