クラフトロボというものを導入しました。
ずばり、Inkscapeで作った図をクラフトロボでカットすることができます。ものすごくこれのおかげでやりやすい。
それには大事なことが一つ。
それはInkscapeで図形を作ったとき、矩形とか丸とかを使っていた場合、それはRobo Masterでは無視され、クラフトロボでも切断出来ないこと。
なぜならそれはパスではないからです。
クラフトロボはパスのとおりに刃を動かして切断しますので、図形をパスにする必要があります。
とはいえそれほど難しくないです。
インクスケープで
パス>オブジェクトをパスへ
でオーケーです。注意するのが、グループ化しているオブジェクトはパスにできないので、グルーピングを徹底的に解除することぐらい。それほど難しくないです。
複雑な図形はパスの合成などを使って切断する線に単純化する必要があります。
パス化する前の原図は別名で保存しておくとあとが楽です。カットするときだけカットするところを別ファイルにして、パス化するとよさそう。
で、すべてパスになったらdxfで保存します。今のInkscapeでは丁寧に保存形式に「デスクトップカッティングプロッタ(R13)dxf」とありますので、それで保存。
で、ROBO MASTERを起動し、作ったdxfファイルを読み込みます。パスになっていればそのとおりに表示されるはずです。
大事なことは、A4をまるっと切断できないこと。残念ですが少し余白が必要です。
それを忘れなければ大丈夫。図面が赤枠の中に収まっているように確認して、カット実行。
ちなみにCtrl+Aのショートカットは使えないようですので、選択矢印のドラッグでかこって選択すると移動がしやすいようです。dxfで読み込んだ図面が切断範囲の赤枠の外に出ていた場合はそれで収める必要があります。
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用紙は今回はEPSONフォト光沢紙/顔料専用(紙厚0.21mm)を使いました。赤キャップで調整を+2ぐらい入れると丁度良く切れます。刃が浅いと修正でアートナイフで切り出さなくてはいけないし、刃が深いとセットシートを切り刻んでしまうので、この加減が難しい。
で、用紙を切断時に飛び散らないように固定する粘着シート、これは使いまわせます。かなり。
粘着度が落ちたらスプレーのりをつかって貼りつければ大丈夫。特に光沢紙の光沢面でおこなうとかなりいい。
切断終了後。この後シートから用紙を剥がし、切り抜き部を取り除く。
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今日は北急電鉄大川工場を見学しました。
相模大川の北急大川工場は、湘南島線と半原本線の分岐点にある車両工場で、米田重工相模原工場とつながっています。
ちょうど今日は先日公式試運転をおこなったEH510が入場していました。
「お客様をお乗せする車輌には、万全の安全性が求められます」
工場広報の江藤さんが説明してくれます。
「この工場では車体改装や整備、定期検査・修繕だけでなく、新車製造も行っています。
開所は1994年、今から16年前になります。
これまでの主な工事としてはブラウンコーストエクスプレスの新造整備と、新牽引機EH510の改装を行いました。
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特に最近では、EH510をもともと直流機関車だったEH200 から交直流電装品に換装し、外装の変更までの作業も行いました。そこでは北急システムと共同で設立した北急エクスデザインが活躍しました。
本社の導入計画を受けたところからデジタルモックアップの作成から外装シールの作成をそこで行い、工作を行い、就役までをこの工場で一貫して行っています。
また2ヶ月前に新しい工作装置を導入し、さらに作業の精密化と安全性の向上を図っています。
また、この職場にも女性が進出し、15名の女性職員が現在働いています。
最後に江藤さんがおっしゃっていました。
「『機械は思ったようには動かない、作ったように動く』を皆が実感しています。また、この工場内でも作業工程の合理化を各自が提案し、協力する態勢が出来ています。
北急でのお客様の安全で快適な日々のために、我々は各自の創意工夫と調和で答えようと一致しています」
北急大川工場、ここには鉄道を愛する多くの人々の真剣な、それでいながら快活な表情が満ちていました。
Bトレインサイズの大物車を作る。
パーツは予備を用意するのが大事。多めに切っておきました。これだったら実物でえらいことになってもリカバーできる。ShadeだったらCtrl+zで戻せても、実物はそうは行かない。「鉄人」の苦労の一端を早速味わいます。
で、教訓。
0.2mmの紙も、重ねれば0.4、0.6と増えていくんだね。(あたりまえだ)
でもホントそうです。うかつでした。結果あちこち馴染ませ接着の連続で、よれてしまいました。
恥ずかしいけど、試作ですから。
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台車枠。ボルスタレス台車の大物車ってありえないと思うけど、手持ちの台車がなかったのでとりあえず。
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台車はこんな具合です。一応カーブは曲がれますが、試作2号機では台車間を1mmほど広げた方が良いというアドバイスを頂きました。ありがとうございます!
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釣り掛け式の梁です。真ん中にある青いコンテナは試作用で、本来なら変圧器などの重量物が締結されて走行します。
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釣り掛けのピボット。L字に曲げた針金を接着して一辺を下に伸びるようにして、台車枠の上から落としこみます。
線路状態に合わせて可動するように、スペーサーを付けてあります。これは余っていたグリーンマックスの漁港セットの防舷材のタイヤのパーツ。でも1/144の飛行機のタイヤなんかも余っているので、確保は難しくないのがうちだったり。
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で、こんな具合になります。あくまでも試作初号機です。(言い訳ばかりですまん)
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カーブもなんとか曲がれます。でもBトレはもっと急曲線に対応できた方がいいかななどと。
ともあれ形になりました。
改正図案を考えるまで、車両工場に入れておきます。
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結局初号機から弐号機、参号機まで作って、参号機目でだいたいこんなものかなという気になりました。
結果クラフトロボにバッチリはまりました。すごいっす。
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まずこれが弐号機です。前後に緩急車、牽引は鉄コレの機関車です。
大物車図面v2 posted by (C)YONEDEN
こんな図面だったのですが、試作を続け、最終的にこうなりました。
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で、積荷も仮のコンテナではなく、ちゃんとクラフトロボで作りこみます。
大物車V5新規付属2 posted by (C)YONEDEN
この図面を元に、こんな感じの変圧器にします。
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そして塗装を終えて、このようになりました。
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左が初号機の台車台枠。中央が弐号機、左が参号機です。それなりに失敗を改善してます。
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だいたいこんな感じに仕上がりました。
台車がBトレ用ボルスタレスだったりしますが、いずれもうちょっとまともな台車にして、このプロジェクトを一つ終了としようと思います。
色々反省点はありますが、やはりクラフトロボはすごい。使えます。