本当はステッカーにしてプレゼントしようと思ったのだけど、
悪乗りして、
車両の側面図を作ってしまいました。
今のところこんな感じ。
参考:北近畿タンゴ鉄道KTR700形気動車 - Wikipedia
で、これをクラフトロボ工作で作ろうと。
またです。またこんなことをはじめました。無謀です。
前頭部の造作に悩みますが、
まず、なければ作ればいいじゃん、です。
メーカーが製品で作りそうな予感がしますが、
気に入ってしまったのだからしかたがない。
作る方向で行きます。また負けるでしょうけど。
負けるとわかっていても、立ち上がらずに入られないのです。
また、憧れの鉄道車両デザイナーにすこしでも近づきたく思うので。
実際、図面を作りながら感心したり、感動したり、勉強になったり。
作ってて全然あきませんでした。楽しかったです。さすが水戸岡デザイン。
というわけで、プロジェクト開始です。
2013-06-17 21:15:52
テーマ:鉄道模型
とりあえず側面はサクサク作図。
でも、前頭部が心配。
E655系のときはものすごく難儀したからなあ。
かといって、考えこんでも仕方がない。
じゃあ、いつもので。
というわけで、イメージを掴むために、Shadeで作図。
中間部は単なる掃引体です。前頭部も、実車を実際に見たことがないので、資料写真だけから類推して作図。
初めは似てなかった感じだった。特に窓の位置、ブラックになって窓を大きく見せている部分とか、貫通路のバランスとか、わからん。
なんどもShade上で検討、修正、検討。
そしてこうなりました。
うーん、結構似てきたかなあ。
で、似たような気がした所で、これをどうするかというと、
思い切りました。
今流行の3Dプリンタを使ってみようと。
もちろん、買うわけには行きません。あんな高いもの買えません。
出力代行サービスを頼むのです。
調べてみると、3Dプリンタとかの制御はやってくれるので、ポリゴンのobjデータだけくれればいいよというサービスを発見。
objデータなら、うちは何度も作ってます。VueにShadeでモデリングしたデータを渡すのに使ってます。慣れた形式です。
イケるかも!
もちろん、3Dプリンタといってもドラえもんの道具ではないので、制限があります。
まず、透明と不透明を一緒にしたものとか、そういうものは作れない。
不透明のプラスチックで整形されるようです。
でも、私は構わない。
だって、シリコンゴムで型取りして、透明レジンで複製すればいいじゃん。
それだったら結構やってます。うまく行きそう。
もうここまでくると、半分出来上がった気になってしまいます。
よせばいいのに、3Dプリンタでは作らない側面窓とか床下、台車を合わせて、すっかり出来上がった気になってしまいます。
でも、そううまく行くわけがないのです。
つづく!
2013-06-17 21:23:34
テーマ:鉄道模型
さて、ではobj形式で書きだして、これでうまく行けば、サクサクと…。
そんなわけ、ねーだろ! とはGoogleIMEの予測変換の第一候補。
そうです、そんなわけがないのです。
まず、テストに使うべしと紹介されたのがnetfabb Studio Basic4.9。フリーのソフトで、これだとobjデータを読みこんで3Dプリンタ用のデータにしてくれる。
で、読み込むと、
でかい三角のエラーマークがバンバン出る。
しかも形状が赤黒く表示される。
なぜ? なぜ?
泣きたくなる。
ポリゴンを何度もいじくっても、こうして赤黒いところが見つかる。
でも、他のところ、たとえば小さな穴なんかはこのソフトは修正してくれる。ポリゴンテストを行えば、穴が何箇所、と表示してくれて、修復を選べば穴が埋まって解決。
この小さい穴があると、逆三角のエラーマークが出る模様。
でも、赤黒いのは直らない。
で、丸一日、メゲながらポリゴン作業。
それで、気づいた。
この赤黒いのは、法線が逆向きだということなのです。
ShadeとVue使ってきて、初めて法線というものの意味を知ったよ。ここまで8年近く意識してなかった。
法線というのは、ポリゴンのオモテウラを決めるもの。Shadeでは通常は表示されない。表示オプションの所で法線表示が出る。ポリゴン一つ一つの中央から赤い線が出る。これが法線。
点しか出てなければ、それは法線が逆向きのポリゴン。つまり裏面ということ。
で、Shadeにはちゃんと、それを修正する機能があります。
ツールボックスの編集>メッシュ>整列>法線の統一
で法線を揃えて、
ツールボックスの編集>メッシュ>面反転
で法線の方向を変える。(これ、私の備忘も兼ねてます)
上手くいくとグリーン表示に。やっと前面の半分。
でも、気づいてしまえばどうということはない。
時々Shade13がすねるけど、作業は進む。
あ、昼飯食い忘れた。ま、いいか。
で、こうなった。
左がパーツ1つずつをテストしながら持ち込んだ前面。ライト位置とかが間違っている。
右が法線がわかって、修正して1ファイルにしてこのソフトに持ち込んだもの。窓ピラーが赤黒い。法線が逆。
そして中央! 全部緑!
おっと、貫通路の踏み板作り忘れてた。
できました! 正しいobjデータ! 実に7時間かかりました。
では、データを送信、入稿して応答を待つことにします。
ぢゃなかった。最後の確認。
むむむ、若干狂いが生じている?
色々悩みますが、微調整に微調整を重ねて。
結局、最後は味付けの段階だなと思うことにして、
データ送信、入稿。
9時間の戦いは、ひとまず一段落です。
ペーパーでNゲージ「あかまつ・あおまつ」を作る(4)モデルデータの死闘2。
2013-06-19 09:57:12
テーマ:鉄道模型
結局時間を有効活用と言うことで、前回の入稿した3Dデータは安全牌として注文し、もう一個3Dデータを入稿することにしました。
今回の方は作り込んであります。ポリゴン編集、難儀でしたがなんとかやりました。
ただ作り込みの再現性がどれぐらいかになりますが、うまくいってくれることを信じることにしました。
窓抜きだけはどうにもうまくいく自信がないので、代わりにモールド表現で窓を表現しました。あと肉抜きも。
何度もポリゴンに謎のヒビが入って難儀する。やっぱり綺麗なポリゴンにしないと綺麗にはならないのだ。
横浜の模型店ですこし買い物。
後、待ち合わせに横浜駅。
鉄道好きだけどめったに電車利用がないので、次から次へとさまざまな電車がきて、ゴキゲン。
三脚脚立使うなと駅撮り撮り鉄さんに注意書きもされてるのね。
みなとみらいを見る。うん、賑やかに開発されていたなあ。
で、購入したもの。
まずワイパー。「ゆうトピア」前面用Wワイパー。在庫があるってすばらしい。
DT50台車と鉄コレ動力。これで「あかまつあおまつ」の足回りにする。
で、家に帰ってあかまつあおまつの床下機器の検討。わからん。特に電車でさえ構造に疎いのに気動車はキツイ。でもなんとか図面にでっち上げる。
これで、「あかまつあおまつ」は、
前面>3Dプリンタ出力発注済み。到着してからレジン複製。
側面>この側面図をプリンタ出力、クラフトロボ切断。
屋根>紙で適当に作る。クーラーとかはまだわからん。
床下>GMのDT50台車と鉄コレ20m動力で作り、機器はパーツ流用で適当にでっち上げる。
という算段で作ることにしました。
ちなみに「ゆぅトピア」は、ワイパーが手に入ったので、あとはシャーシと台車等が届き次第、ざっくり作るということに。
がんばるしか。
2013-06-25 11:55:56
テーマ:鉄道模型
きました。3Dプリンタ出力。
おおー!
すごい!
後ろにはプリント時用のサポートがついてる。
すごい。さすが3Dプリンタ。ワイパーや丹鉄の特徴のコンビネーションランプとか、すばらしい再現度。
サイズも指定通り。寸分の狂いもない。
でも、
あれ?
なんか小さすぎない?
たぶん車体断面が同じマニ50と並べてみる。
ややっ、1mm細いぞ!
印象はとても良い。でも、ちょっと小さい。
こっちがサイズ指定しまちがえたようです。
幅18mmじゃだめなのね。19mmじゃないと。
やっちまったー! 完全にこっちの責任。
というわけで再発注しました。
まあ、これからレジン複製とかで問題が起きることもあるので、スペアとしてとっておこう。
でも、3Dプリンタすごい。本当にきっちり出来る。
さすがである。
2013-06-28 13:56:09
テーマ:鉄道模型
気動車を作るのは久しぶりなので、結構細かく検討。まともに作るのはほぼ初めてなんじゃないのか。鉄道模型歴34年にして。
ノリでザクザク作ってしまいたいところだけど、そのノリ自身が私にはないので、Youtube動画をコマ送りで見たりとか、かけやま写真館さん(サイドビュー画像がいっぱい。激しくオススメ)
を参考に、検討を進める。
すると、ノーマルのKTR700とあかまつあおまつでは、床下機器の一部が違っている。話では空調機の位置が変わったという話を聞いたのだけど(屋根上に移したという話も)、かなりそれ以上に雰囲気が違う。
というわけで、見取り図を作成。
ううむ、どうしたもんかと。非公式側の推進軸と反対側の補機類、特にトイレのある方が結構ノーマルと変わっている。しかも、どれが何の機器かわからん。
思えばこれまでペーパー車両を作ってきたけど、床下はカバー付きで機器を作ったことないのね。
じゃ、作りますか。そういうことも必要。
というわけで、じゃあ検討しようと実大図面を作る。Inkscapeならミリ単位できっちり図面が作れるので、それで検討。基本になる線は動力に選んだ鉄コレ動力の台車-台車の距離は変えようがないので、それを軸にして図を拡大縮小して、検討。
床下機器の配置も検討。あと、対称関係をちゃんとさせる。これまであかまつあおまつのパンフレットでは室内装備に合わせた図のため、対称関係が若干違っていたのだけど、これはもうクラフトロボ加工用にきっちりと合わせてある。
で、そこで鉄コレ動力と合わせて検討。
そこそこ合っているカンジがするのだが、
問題は連結器。
トミーのボディマウントTNカプラーは台車から先頭部のオーバーハングが短いので収まらないのである。収めようとすると動力台車と当たったり、明らかに先頭部から連結器の胴受けが飛び出したりするのである。
参った。こりゃ、連結方向はアーノルドで、反対をダミーカプラー仕様にするしかないのか。
そのとき、
「困ったときは、KATOカプラー♪」
ボディマウントカトーカプラー伸縮タイプがあるのである。
これは全長が短いのだ。
固定に一工夫いるけど、これだとサイズ的に収まりそう。
というわけで、買い出しに出かけるのである。接着剤とかが結構不足しているので、それも補充せねばならない。
2013-07-01 13:31:05
テーマ:鉄道模型
きました第2の3Dプリンタ出力。
今度はバッチリです。
サポートを切断。慎重にアートナイフでやらないと割れそうで怖い。
裏側は肉抜きしてあります。
型枠ベーツに固定、
肉抜き部にシリコンが入らないように油粘土を詰めておきます。
で、シリコンを固化材と調合。
で、シリコン注入。
手順としてはこんな感じ、
うまくいくかどうかは9時間後。
2013-07-01 21:42:53
テーマ:鉄道模型
シリコンとかレジンとか、軽量間違えそうで心配になるよね(挨拶)。
で、作りました。
途中から加熱して硬化促進を考えましたが、あんまり硬化が芳しくなくて予定の21時にようやく開ける。
乾燥機内で乾燥中。
あけてみると。
おおっ、シャープに出来ている感じ、ワイパーもできてる。
でもこれに上図の要領で、また原型を入れて、離型剤を塗ってシリコンを流すのである。
しばしの別れ。
温度管理をしながら硬化促進。
で、できた! 雄型。
明けてみるとこんな感じ。右が雌型、左が雄型。
雌型も結構精密。
で、湯口を開けるのだが、
思い切ってここまで開けました。
全体はこんなの。
注型して中でレジンのあぶくが出来たら目も当てられないので、あぶくが抜けるように湯口は大きめに。
空気穴も大きめ。
このような方法で雄型と雌型を作って前面を複製する。
いつも成形に使うレジンのあまりの固化具合で作業の進捗を図っているのだけど、あまりが固化したからといって型のなかで固化しているとは限らない。毎回ドキドキである。
乾燥機で温度を管理しながら。
で、ついに型を開ける。
ドキドキ。
はい、成功です。
クリスタルレジンなのでよくわからないかもしれないけど、細部まで再現。
実は型を開けるときに、離型剤を一箇所塗り忘れていて、やべえーと思っていたのだけど、まず成功しました。
この前面を後3つ作らなくてはならない。
型の損傷も考えて、2号型の製造にも入る。
また、動力と非動力(T車)の足回りをその間に作るのである。
動力は鉄コレ動力。
それをここまで武装させる。カプラーはKATOのASSYのキハ82先頭車用スノープラウ付きカプラーを、台車はGMのDT50黒をぶった切って取り付けてあるけど、他は基本紙製。一部プラ丸棒を使ってある、ダイカストは黒に塗装。
ちなみにT車はこんなもん。シャーシすらプラシートから自作。
これを、
ここまで武装させる。
もちろん、
ボディマウントKATOカプラ密自連伸縮型により連結運転可能。
結構手間取ったけど、紙工作は好きなのでらくらくでした。
で、現在2号型の雄型と前面2つ目成形中。
7月は予定が立て込んでいるので、早めに手を打たないとやばいのである。
2013-07-03 15:50:35
テーマ:鉄道模型
レジンはあんまり加熱したりしても早く仕上がるわけではないようです。
というわけで、頼まれ仕事とかいろいろやって、待機。
で、でけました。
ちゃんとバリアコートを塗るのがツボやね。(今更)
こんな具合にぽっこり抜ける。
並べてみる。一番奥が3Dプリンタで作った原型。真ん中がその複製1号。で、手前が複製2号。
思いのほか良くできている。ホクホクである。
あと2個ほど作ればレジン工作は完了である。しかも1個はすでに型に注型済み。今60%程度固まっている。
レジン成形、以前はかなりのウツ作業だったけど、作業工程とか見なおしたらだいぶうまくいくようになった。やっぱりなんでも経験値を積むとよくなるのだ。
で、なんでこんなに急ピッチで進めているかというと、これから怒涛に忙しくなるのである。まとまった時間が全く取れなくなるのである。
時間の使い方は計画的に。
2013-07-04 22:13:26
テーマ:鉄道模型
まさかあれが死亡フラグだったなんて。
昨日の記事。
>バリアコートをしっかり塗るのがツボやね
これがフラグだった。
案の定、バリアコートを塗り間違えて、
2号型の雄型、脱型出来ずに大破。
やっちまったー!
30分ほど思考停止。泣きたくなる。
でも、そこからが早かった。
まず成形物の救出のため、2号型雄型の破壊除去。気分はベークライトで固まった初号機を掘り出す感じ。
そして成形物を救出。これで成形前面は3個に。
2号型の雌型は生きていたので、その後、シリコンを練って、原型を使って2号型雄型を成形。
ちょっとだけシリコンの硬化剤を気持ち多めに入れるという技を使って、再建に成功。
で、夜中にバリアコートをしっかり塗って、レジンを注入。
朝、お勤め仕事に出勤。出勤時にレジンはすこし硬くなっていたけど、まず万全を期して。
で、帰宅。お勤めがちょっとドタバタしたけど、無事終了。
それでレジンは、無事成形完了。
現在できているもの。からし。じゃなくて、動力とT車足回り、前面5個。
前面はなおも2個成形中だったりする。いったい何両作るつもりだという。
とりあえず前面はまだ固化が不十分なので、形状を安定させて、それから裏面を研磨して肉厚を減らし、透明度を上げる予定。
まだまだやることはあるのだが、がんばるしかない。
北急相模大川工場は屈服しないのである。
2013-07-06 00:44:59
テーマ:鉄道模型
忌番号をとばして第14回目。
今夜はスーパー・ズタズタタイム! なのは脇においておいてと。
取り敢えず、型抜きは更に進みました。
型はこんなかんじで仕上がります。溜まったレジンがちゃんと湯口にあふれるぐらいで固まってます。
ここから型を雄型と雌型に外します。
こんな具合にぽっこり抜ける。
こうなります。
下地塗り開始。
こんな具合に透明なところとそうでないところにわかれる。
こんなに前面はある。7個。これなら多少のことがあってもなんとかなる。
というわけで、今日はスーパーズタズタタイム、耳をすませば。
見なくてもきつかったなー。正直。
「人と違うことをして生きていくのはしんどいぞ」の意味を深く噛み締めたのであった。
¥987Amazon.co.jp
これのKindle版買っちゃったよ。面白かった。
でも、これもキツイところがあるんだよなあ。
まだ時間が傷を癒してくれることを期待しなければならない状態である。正直。
2013-07-07 20:42:53
テーマ:鉄道模型
前面の仕上げの下地塗り。
例によっていつもの工芸用塗料の白で下地塗り。
透明仕上げ部にもクリアを流す。
まだまだである。もっと塗って研ぎ出し仕上げをする予定。
まあ両運車2両で前面は4個あればいいのに7個も作ったので、ばっちり仕上げたいなと。
気づけば梅雨が明けていた。
今日のお勤めの帰りに見た雲。あそこにラピュタがあると信じて生きていくのは難しいものだ。
¥3,000Amazon.co.jp
itunesで買った。エライこと元気が回復した。
元気だけは。
というか、カラ元気も元気、というぐあいにしないと、やっていけないのである。
というより、やっていけなかったりする。
また結構瀬戸際まで追い詰まっていた。
まあ、これからもそうだけど。
しんどい。やめたくなる。
やめられないけど、やめたくなる。
でも現実はがむしゃらに来るのである。
2013-07-08 22:15:05
テーマ:鉄道模型
苦闘続く。
まず前面の下地塗りの続き。
からし、じゃなくて、下地塗りの途中の様子。ナマクビが並んだようなちょっとシュールな図だったりする。
で、仕上がりに向けて、車体工作の手順確認ということで、
前面とコピー用紙に印刷した側面と足回りを合わせて、仮組みしてみる。
こんな具合にして遊んでしまう。
ううむ、すこし仕上がりのイメージが形になると、モチベーションが回復するなあ。
コレが走ったら、絶対楽しいよなあ。
すこし復旧して、保留にしていた「ゆぅトピア」にタッチアップをする気にもなる。やっぱり紙の切断面のタッチアップは正解の様子。
で、実は前面、今日のうちに仕上げ塗り一歩手前の塗装、カラー塗りまでやって、塗料の色味が違うことに気づいていずれ塗料を買い直そうと思いつつ、あまりの塗装の自分の下手さにボコウツになっていた。
すげーダメな塗装で、あちゃーと思っていたんだけど、
すこし落ち着いたら、塗膜が落ち着いてきて、良い感じに。これで色味が良ければいいんじゃないのかなという。あとで色味のいい塗料を塗って、プリンタ+クラフトロボ工作の方のカラーをそれに合わせればヨクネ? みたいな感じに。
塗装、とくにこういう塗膜塗りは焦りは禁物であった。でも焦ってしまうのね。どうしても。
だって、
今日は早上がりで家にいると、クーラーつけても
こんなだもん。室温30度。やけに塗装がサクサク進むなと思ったら、そりゃ乾燥室みたいに暑いんだもん。頭も煮えるというもの。
煮えてるから、こんなことをしてしまう。Nゲージのマニ50にあかまつあおまつの皮をかぶせてしまった。いや、マニ50というと20m裾絞り無しの車両の基準かなと思うのだけど、それで図面のエラーチェックをしているうちに、「これでヨクネ?」と思って、一人で笑ってしまった。
これじゃペーパープラレールだよ。でも、自走はしないけど走りますが何か? な妙な説得力が。つい笑ってしまった。
それぐらい頭が煮えるのである。
こう暴力的なまでに暑いとねえ。
ネコたちも昼間は寝て過ごすしかないよねえ。頭が煮えるよねえ。
そんな早くも真夏の日でした。
2013-07-12 23:02:21
テーマ:鉄道模型
下地塗りがどうしてもぼってりするので、ちょっと実験。
仕上げ塗り用クリアに顔料絵の具を混ぜてみる。顔料絵の具って、昔小学校なんかで使った不透明絵の具。銀のチューブに入ったやつ。一応これは顔料を水分で溶いてあるので、これを工芸用塗料クリアで溶いてもいいかもと。プラカラーは顔料を溶剤で溶いたものなので、顔料で色は着くはず。
で、試験片に塗ってみたら、案外うまく塗れたので、すでに施工したボッテリの下地塗りをはがす。当初計画では下地塗りを研いで精密化し、それにプラカラーを塗って、さらに仕上げ塗りの工芸用クリアを塗ってつやつやに仕上げるはずだった。
でも、いきなりこの試作顔料塗料が塗れれば、プラカラーを買いに行かずとも済むし、精密な3Dプリンタの出力の精度にレジン型の成形の時に生じたミスなどを訂正して、そのまま精密に仕上げられるような感じ。
そう、いい塗料がなければ作ればいいのである、という話。
で、やってみた。
結果はダメでした。なぜクリアレッドやクリアブルーという塗料があるのかという話を忘れてました。試験片は白地、塗る地は透明レジン。そして作った試作塗料の顔料では白地のような不透明性がない。結果、半透明にしかならない。
で、仕方なく下地塗りを再開。
しかし、顔料塗料が使えれば色調整とか何かと楽な気がしたので、下地塗りの上に顔料塗料を塗ってみる。
すると、赤は結構行けそうな感じなのだが、青が全然乗らない。これもだめ。
でも、更にメゲずに、下地塗りの上に試作塗料を塗ってみる。
結果、これもダメ。白の試験片といろいろと条件が違うらしく、うまく発色しない。
原因として、やはりプラカラーの使っている「溶剤」がキーであったようである。均一に顔料を溶かし、その上で揮発するというその存在が良かったのだ。自分で作った塗料は溶剤分が違うし、塗膜分の基材も違う。
というわけで、結局やり直し。真・E655の時と同じく、また同じように下地塗り、プラカラー塗り、仕上げ塗りとすることにしました。下地塗りだけはこれで何回もしているので技量向上しそうなものですが。
正直、激しくメゲそうなのに、何故かメゲてません。多分、お勤めでばりばり働いた上に、帰宅してから塗料実験をバリバリやってしまったので、ハイになっているのでしょう。
まあ、おそらく、明日明後日にボコウツになると思います。もう慣れたものです。
自分の探究心で遠回りしたはずなのに、なんだか悲しい気持ちにもなりました。あ、どうやら明日と言わず、いま、ウツが来たようです。
思えば、アタリマエのことになんで気づかなかったんだろう。これが簡単にできてりゃ商品として売られてるよな。どんだけ大きな会社がホンキで商品開発してると思ってんだ。それで割に合わないのに、なんで自分でやるとうまくいくと思ったんだろう。
アホだ自分。思い上がっちゃった。はははー。
2013-07-14 10:55:55
テーマ:鉄道模型
ちょっと間があきました。お勤め仕事とか頼まれ仕事が多忙でアップアップでした。
というわけで前面工作。
前回の塗装試験とかで大失敗している中からのリカバー。
これもヘコむのに十分な悲惨さだけど、これを修正して研ぎ出せばすこしいけそうな。
研いでみるとすこし変わるし。
赤のあかまつのほうが第2工程。すこし研いだ。青のあおまつは第1工程。研ぐ前。
よーわからんかもだけど、少しずつ整形していってます。
途中泣きたくなったけど、泣かない。
あと、いろいろ反省点もあるけど、それはあとでまとめて。
取り敢えず、地道に塗膜形成と研ぎ出しをしていくしかないのです。そういう方針。
で、塗料を買いに昨日、相模原に行った。
どんなイスカンダルだよっ!と思うほど遠かった。さすが連休。渋滞がすごい。
あと、相模原に着いたら、ほんと、買うものがなんもない。
塗料2本買っておしまい。すこしなにか買おうかと思ったけど、欲しくなりそうなものがない。
仕入れの人変わったんじゃないの? 処分品だらけだったよ。大丈夫かあの店。
ちょっと心配になる。まあ、仕入れの端境なのかなとも思うけど。
帰りの家までは行きの1/4の時間でした。行きでどれだけ渋滞してるんだ。
帰宅して、頼まれたDVD編集して、風呂入って、爆睡でした。
それでも、がんばるのです。他に選択はないし。
2013-07-14 22:12:03
テーマ:鉄道模型
めちゃめちゃに忙しい日々です。朝起きて、文書仕事して、お昼食べて、お勤めに行って文書作って、終わって夕御飯かっこんでまた会議に出て、家に帰って図面を書いて。
まあしかたがないんですけどね。半分のお勤めが忙しいけど、半分の自営業な方面に時間がとれません。でも毎日ぐったりと良く眠れます。爆睡です。毎日がタッチアンドゴーです。
で、前面工作の現況。
赤のほうが仕上がり方面に一歩進んでいて、それを青のほうが追う感じで工程が進んでます。
あんまり変わってないかもですが、少しずつ研いだり磨いたり削ったりをしてます。
正直、神経戦になりそうです。そして明日もお勤めです。
塗り始めは「悲惨だなー」と思っていたんですが、修正が進んだのか、その悲惨さに目が慣れたのか。正直、心がまた折れかけてます。
これで「風立ちぬ」なんか見ちゃったら、かなり危ないと思います。ズタズタになりそうです。
見たい気もします。宮崎監督が軍オタだって知らん人、案外多いもんね。雑想ノートは私にとってとても好きな本なんです。
まあ、軍オタを変な方向にこじらせた押井さんには正直どうにもと思います。
でも、それらは私には基本、関係のないことです。今や私、単なる事務屋のおっちゃんですし。まあ、その事務屋を楽しんでるけど。
2013-07-15 20:52:01
テーマ:鉄道模型
お勤めの仕事でヘトヘト。
で、こっちの進捗。
これは途中。塗っただけで研いでない。
研いでこんなかんじ。
これで力尽きました。
今度、作るときは、塗装作業は、最小限に、しよう、ね。
Bトレゆぅトピアもこんな感じ。
連続お勤めとかでヘトヘトになりながらやってきたけど、
ココらへんが限界なんだなと思う。
真・E655のほうがずっと楽だった。
形状把握は難しいし、細部は細かいし。
3Dプリンタで作ったせっかくのコンビ丸目ライトも、幌枠のモールドも、全然生かせなかった。
活かそうとしたけど、無理だった。
これだったら窓パーツをメーカー品のように別に作って、車体パーツと別パーツでやるべきだった。
それで改設計して3Dプリンタ出力を発注して、レジンで成形をやり直しても十分間に合う時間を、塗装仕上げに使っちゃった。
もうこれで限界。
これから別パーツでコンビライトと幌枠を作る力は…。
ちょっと、力尽きちゃった。
ははは。
もう限界。
それを示すように、クラフトロボの刃も折れた。
交換の刃は明日届く。
そして、ようやくまともな夏休み。
……あんまり考え込んじゃダメだ。
でも、考えこむ。
なんであそこで見きれなかったのかなあ。
出来上がったうれしさと、方針の間違いを認める悲しさ。
うれしいんだけどね。
2013-07-26 00:37:30
テーマ:鉄道模型
もはや言葉も無い。どうやっても大失敗。
薬飲んで寝る。
2013-07-26 20:14:05
テーマ:鉄道模型
昨夜。
前面とボディを合わせてみて。
あれ、高さが合わない。
全然合わない。
寸法間違えたかと目の前真っ暗。
それが昨日の夜。
どうしていいか解らず、パニックのまま寝た。
で、今日の夕方気づいた。
屋根の立ち上がりの位置と、屋根の最高点の位置を間違えてた。
図面は側面投影で書いていたので、屋根の最高線の下に屋根の立ち上がりの線が来る。
ところが、仮車体を作るとき、屋根の最高線の上に屋根を張り上げるものと勘違いしてしまった。
それで屋根の最高線と立ち上がりの線のあいだの2mmが、そのまま全体を2mm高くし、
前面の下が2mm足りないようになり、
側面のラインが正面のライトケースと2mmあわなくなっていた。
なんで気づかなかったかというと、
多分疲れていたんでしょう。
夜中にパニックになってました。
2mmというと、あかまつあおまつの場合、前面の下がグレーになっているので、
それと勘違いしてた。
疲れてたんだねえ。
今日の夕方、ようやく気づいた。
で、いま、仮車体はこんな感じ。
プリントの色と塗装の色とかの合いを見るための仮車体なので、窓もドアも切り抜いてない。屋根もテキトー。クーラーもおいただけ。床下だけできてる状態。でも床下と車体の締結はただ置いただけ。前面の下、スカートもまだ作ってない。前面にもラインが入ってない。
まだまだぜんぜん出来てない状態。
でも、これでイメージを見つつ、モチベーションを補給しつつ、作っていきます。
2013-07-29 02:00:33
テーマ:鉄道模型
ちょっと間があきました。
というのもちょっととある縁で模型作成のお手伝いをすることになり、それに強化合宿ということで集まって頑張って模型してました。
久しぶりにバスに乗って渋滞にはまってみたり、
ローカル線相模線に乗ってみたり(これで都心から50km円内!)
元気に走る205系を見たり
地元の民度の知れる看板にしょんぼりしたり、
3000点じゃなかったり(このネタ古いよね)
電車のドアを自分で開けてみたり(半自動なのね)
こんなローカル線にも進出した女性乗務員さんにおどろいたり、
なにげに撮った205系の顔がかげろうで揺らめいていたり、
もう伸びない線路の行き止まりを見たり、
久しぶりに京王に乗って、偶然ちょっと気に入っている電車にあったりしました。
で、とある件で模型のお手伝い。
サクサク木を植えたり、サクサク踏切作ったり。
DCCなるものを見学して頭が混線したり、
レイアウトの電飾に使えそうなコネクタを見せてもらったり、
男は黙ってアーノルド! につづく、男は黙ってCRD!を聞いたり、
マグロ丼を食べたり、
すばらしいハンダゴテの技術を見たり、
普通にアートナイフ使ったら驚かれたり、
そして合宿となって徹夜したりして、帰宅しました。
今年の夏は思いもよらず、熱い夏になりそうです。
プロジェクト3つ同時進行だし。
この合宿企画、あかまつあおまつ、そしてゆぅトピアBトレ。
がんばってやるしかないす。
一緒に合宿した方々のいいアイディアと技術は素晴らしく参考になりました。
やっぱり仲間っていいねえ。
というわけで、さらにがんばるす。
2013-07-29 02:18:30
テーマ:鉄道模型
いろいろ迷うことはないんですが、
死神が来ました。
いや、頼んだのは私ですが。
鉄道界の「送り人」、EF64 1032号機。多くの役目を終えた車両を永遠の園、長野総合車両センターへお伴し、また寝台特急「あけぼの」も牽引する頑張り屋さん。
俗称で死神とも言われますが、送り人と呼んであげたい。
また送り人でもあるけれど、新製された車両をこれから活躍する路線へつれてくることもあるようで、その点では神のような厳粛さをなんとなく感じます。
また、そのために双頭連結器装備で電車でも客車でも誰でも牽引できる器用な罐でもあります。
KATOから一昨日出荷されたこの模型も実際に使える双頭連結器装備。でも、届いて箱を開けたら…付属品がすごく多い。手摺、避雷器に信号炎管、無線アンテナにジャンパ栓関係4種類、そして「北陸」と「あけぼの」のヘッドマークと盛りだくさん。
付属品入れがパンパンになってました。取り付けがいのある感じで実にいいです。
まだ走行させていないけれど、これからわが架空模型鉄道・北急電鉄でも大活躍しそうです。
で、ちょっと嬉しかったので、勢いで工作。
まず、
懸案だったスカートを作りました。全然目立たないようでいて、やはりあると引き締まるのがスカート。でもこのスカートはダミーで、立体にしてみて展開図に反映するための試験的なものなので、あとで取り外してしまいます。
結構ガッタガタですが、実は計算のウチです。ほんとかというとほんとで、実はクラフトロボでの窓抜きとかして本番用の車体を作るための準備のために、本当はきちんと接着しなくちゃいけないところを仮止めにしてあります。そのためガタガタです。
あの大失敗と思った状態の解決以来、実は思ったより順調に進んでいます。しかし順調に時間も減っていっています。大丈夫か? 大丈夫にするしかないですよねえ。
また、せっかくの3Dプリンタ出力の造形が塗りで埋まってますが、これはちゃんと解決できるように算段も着いてます。もっと確実な方法があるのですよ。それは今後のお楽しみということで。
あの「2mmの大失敗」の時に比べれば、多少のトラブルは全然慣れっこです。
床上車体工作に移る前の最終点検。車体の側面はこんな厚さで前面と接着する予定。窓は今は黒い単なるプリントですが、これはこれから切断データを作ってクラフトロボで窓を開けます。
ドアも一旦切り抜きます。その後に屋根を張り上げて車体はほぼ完了、最後に前面をパーツ取り付け・デカール貼り付けで仕上げて、車体と結合すればゴールです。
まだ先に思えるかもですが、ゴールが見えています。そして日程的にキツイので、どんどん作業はマキで進めていきます。
とうとうカットパターンが出来上がり、クラフトロボによる切断を開始しました。
まだいろいろやることはあるのですが、赤いあかまつのほうはまず車体側面作成、屋根張りまで一気に行きました。
青は試作研究車体なので気にしないでください。
でもこの青も、あかまつの車体も没になります。ちょっと気に入らないところが多いので。
とはいえ、ちゃんと留意点の確認ができました。
ゴールが見えています。でも、ここからゴールがなかなか近づいてこなくなります。わかってます。
でも、がんばるのみ。
2013-07-30 01:48:57
テーマ:鉄道模型
私の場合、妙に乗って作業が進み過ぎることがある。
それを私はハイパーモードと呼んでいる。水も飲まないご飯も食べる隙がないほどガンガン作業が進む。ミスがあってもそれ以上に手が動く。
もちろんそんな時のあとには燃え尽きたような昏睡が待っているのだが、それでもハイパーモードに入ったら、終了するまでガンガン行くしかないのである。
まずスカート作成。
これが凄まじく難儀。KATOカプラー密自連ボディマウントのところ、足場がないところに軟質プラと紙を接着させて足場にしてスカートを作っていく。
これは完全に現物合わせ。実ははじめは3Dプリンタで作るときにスカートごと作ろうと思っていたけど、やらなくてよかった……やってたらぜったいいろんなものと干渉して悲惨なことに。
とはいえ、軟プラと紙の接着でかなりメゲてきたところ……。
あ、こうすればいいんだ、と気づき、
ハイパーモード発動。
まずスカートは作成完了。紙工作。黒に塗ったけど、後でさらにしっかり塗るつもり。今日はペンで色入れしたのみ。あとで塗装。
そしてそれができたら、怒涛のカットライン作成。
実は今回から、クラフトロボ製の側面、両面印刷してます。裏面を車内色に印刷してあります。光沢紙で外壁パターンは光沢紙モードで、裏面は普通しモードで。裏を先に印刷します。
シルエットスタジオもInkscapeもバグがバンバン出ますが、そこを回避して、あかまつあおまつ双方の車体をクラフトロボで切り出します。
あとは北急車両A-Train工法の出番。箱に組んで、光沢紙で屋根を張り上げて、前面に合わせます。でも前面は仮固定。
ここからは前面にラインとかテクスチャを入れる作業が。
これはガイアノーツにおうちデカールホワイトに正面のラインなどを印刷して、前面に貼り付けて、工芸用クリアを塗って保護します。
おでこ側にもすこし標記があるので、それも貼り込みます。
久々のおうちデカール、やり方を忘れていましたが、思い出せばどうということはないです。
肝心なところは、説明書では台紙の粘着面を押し付けて、濡らして台紙だけをずらせなんてありますが、
そんなことやってたら狙い通りに貼り付けるのは無理です。ここから真似は自己責任でおねがいしますが、台紙を普通の水デカールのように10秒ほど、浅い器の水に沈め、すこし粘着力が落ちたぐらいで一気に目標物の上に持って行ってずらします。
とうぜん剥がれますが、剥がれていいのです。ここで大事なのは、台紙からデカールを外してしまうこと。
外してからはアートナイフをうまく使って狙い通りにデカール膜を動かして落ち着けます。
そしてティッシュなどで水分をとって、さらに落ち着かせて、クリアを塗って膜を保護するのです。
膜の操作は難しいですが、やるしかないです。
今回この工程でコンビライトも位置合わせを一気にしてしまおうとデカールに刷り込んでおきました。
仕上がりは七宝焼きのような感じ。こうするしかなかったです。次回は別の方法を考えたいところです。
腰巻状につけたデカールと、おでこにつけたデカールの保護が完了したら、クラフトロボA-Train工法で作った車体と接合します。計算通りに作ってあるので、腰のラインを合わせれば屋根も合います。今回うまく行きました。まさにハイパーモード。
そして、さらに幌枠も作ります。これもクラフトロボで切ります。渡り板も作りこんで、カットして、エッジを黒く染めて、貼り付け。
だいたいここまでくれば、もう殆ど大勢は決します。あとは側面に窓ガラスになるプラスティックを入れて、あと塗り残したクラフトロボカットのエッジを塗装して、だいたい仕上がり。
あとはチマチマとタッチアップし、あと付帯工事と内装工事をするのみです。
情熱がようやく戻り、進みました。
でも、まだまだ作業は続くのです。
2013-07-30 17:39:07
テーマ:鉄道模型
これが……ハイパーモードの正体?!
というわけですこし寝こみました。でも1日でほぼ回復。
塗装タッチアップ>撮影>不具合見つかる>塗装タッチアップの繰り返し。
飽くなき情熱。
そして箱も用意しました。
まだ内装とアンテナ類取り付けもしてない。ゴールはまだまだ。
2013-07-31 17:12:43
テーマ:鉄道模型
ハイパーモード終了。
というわけで、心静かに内装工事。
内装の図面を作り、それに部材を作って内装作成。
あおまつの車内は出来た。あかまつも作りたいんだけど、シャーシをもう一つ用意する必要がありそうで、今回は保留ということで。
内部の透明パーティションも作ってあったりする。
内装がちらりと見えると嬉しいよね。
で、ほぼ竣工。
というわけで、第1期工事、竣工。第2期や「真・あかまつあおまつを作る」の発動もあり得るけど、今回はこれでひとまず一区切り。
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。
というわけで、夏のプロジェクト1号、終了。
おつかれさまでした。
2013-08-04 10:59:28
テーマ:鉄道模型
鉄道模型合宿で、Bトレインショーティー用のフルDCC制御レイアウトの制作のお手伝いをして来ました。
こんな具合のレイアウト。
山には謎のお堂が。
滝もあるでよう。
湖の上を通過する鉄橋。
フルDCCコントロールで、PCから信号機を完全コントロール。普通のNゲージ用信号だと青定位なので出発信号が両方共赤というのはちょっと難しいのだが、それがラクラクにできる。
途中でお好み焼きを作って食べる。私もお手伝い。皆さん料理もスキルフル。
試運転。
S字を通過するBトレ。しかしBトレなのにこんな迫力が。
カーブではBトレ特有の美しさが。
関西風味の103系も。
駅も電飾が入って美しい。
結局私はすこししか手伝えなかった。ちょっと緑化して、それの付帯工作しただけだけど、楽しかったです。さまざまな電子機器や電子パーツを拝見して、とても勉強になりました。
実にすばらしく楽しい合宿でした。
2013-08-04 23:48:09
テーマ:鉄道模型
まずはコレをご覧頂きたい。
素晴らしい映像である。パラグライダーからの撮影とのこと。躍動的なカメラワークに、演出の水上バイクの群舞が素晴らしい。圧巻。
だが、気づいた。
あれ、あかまつとあおまつの屋根、灰色だよ?
これまで資料が不足していたので、我慢してきたけど、
良い資料も手に入ったので、作成開始。
図面を引いて、屋根に貼り付け、クーラーなどを設置。
こんな具合になった。
まだまだ修正点があるが、ひとまず。
2013-09-27 17:46:59
テーマ:鉄道模型
どもです。
いろいろ仕事の雑事の方でしょうもないこととかありましたが、まあそれはそれでおいておいて。
あかまつあおまつ、とくにあおまつのT車シャーシの集電化工事。
で、いろいろ研究したんですが、
グリーンマックス台車の集電化改造は地獄、という結論。
あれー、自分、昔やってたのになー、と思った。
なにしろ、20年前にグリーンマックスの板キットの「オシ16」を組んで内装作って室内灯を入れてたので。今度マイクロエースから完成品模型が出るらしいのですが。
で、よく考えたら、そのときは台車の集電方式を車軸ピボットで集電し、そこからシューを立ち上げて車体側の集電シューに点接触させるというKATOの現行方式を真似たのでした。
これだと立ち上げたシューが台車梁を貫けばいいだけで、その穴あけは最小で済む。
でも、うちにはKATO方式の台車集電シューの在庫がない。
というわけでTOMIX方式にしようかと思ったのですが、
TOMIX方式は新旧2つあって、
古いものは、車輪の内側にシューをひっかけるところがあって、そこから車軸に載せかけるようにシューを載せて、それを台車梁にでかい穴を開けてシューから立ち上げたスプリングを貫かせて車体側の金属板に導電する。
新しいものは、KATOのような車軸ピボットで集電し、そこからあとは方式的には旧集電と同じ。シューからスプリングを立ち上げて台車梁を貫通させ、あとは旧方式と同じ。
で、TOMIX方式だと、どちらもスプリングが台車梁をブチ抜くので、台車枠の梁はそれを想定して作られている。
当然グリーンマックスの台車はそんな使い方を想定していないので、台車梁がスプリングが通らない程度の幅しかない。無理に通そうとすると、強度低下で車輪脱着などで台車が破損する可能性大。
というわけで、
諦めて、TOMYテックステーションに集電穴付のDT50を発注しました。これだったら楽に行けるはず。
で、それをボケっと待っていても仕方ないので、
シャーシを作り直しました。
まず台車はテックステーションからの配給待ちなので、それまでは家で余剰となっているTR217旧集電方式を仮台車として使います。DT50より少しブレーキシューの表現がはみ出しているのでそれを切除。
台車の固定はTOMY台車用のタッピングビスで止めます。位置を決めたら下穴を開けて、その穴を広げ、タッピングが止まる程度でやめて台車をビスで止めます。穴は丸ヤスリで少しずつ広げていく。
シャーシは1mm厚のプラシート。
で、なんか私がペーパーで模型を作るというと「プラも捨てがたいですよ」と必ずいろんな人に毎回言われる。なんでだろ。私はプラを使わないことにはぜんぜんこだわり持ってないんだけどなあ。プラを捨てるつもりもないし。
私も必要ならプラを使います。必要ならレジンも使います。必要なら金属だって使います。ただ、紙で作ると楽なところは紙で作る。それだけのこと。適材適所って言うじゃないですか。なんか勘違いされてるなあ。
とくにボディマウントカプラーを使うとしたら、カプラーの連結解放時に必要な引張力・圧縮力が大きいので、カプラー間のキールみたい部分はプラで作ってカプラーをそれに接着しないとよろしくないです。紙だと引張には案外強いけど、圧縮時に変形しやすい。その変形で構造が崩れて、結果引張圧縮に弱くなります。
ですからそのプラで作ったキールに穴を開けて台車を止めてしまえば、強度はそれで持つので、あとの工作、床下・内装は紙でイケます。ただウエイトは金属で。紙は軽すぎます。金属ウエイトがないと製品のT車の半分ぐらいの車重しかないので、分岐器の段差で跳ねて脱線する可能性がアリます。
それとこのあかまつあおまつの場合は車内のパーティションがガラス質の感じなので、透明プラシートも使います。
適材適所。当然です。
ただ、世間には紙は弱い、という固定概念があるせいか、なんでもプラで作ればいいという遮眼革をかけている方が多いような。紙はきちんと作ればかなり強いです。折り曲げ変形には弱いですが、圧縮引張そのものには強い。
変形さえしないように作れば、鉄橋なんかもプラで作るより楽に繊細に作れます。特に細い紙を長手方向にL字に曲げて、そのL字が壊れないようにリブを付けるとプラ並みに強くなります。しかも工作容易。さくさく作れます。そして機関車がその鉄橋に何両も乗っても変形もしません。結局、素材の性質の理解を深めて、適材適所なのです。
もともとスケール的には鋼鉄の部材も1/150にすれば紙と同じぐらいのはずです。
鉄橋にかぎらず、模型の原則として、必要な強度を満たすギリギリの繊細さで作るほうが絶対にかっこいいです。無駄に太い部材を使うと、とたんにイモっぽくダサく格好悪くなります。
実物の橋や構造物も、必要な強度に安全率をかけて、そのぎりぎりの材料で作ります。橋で言えば、古代の橋と現代の橋の歴史は、工期と資材と労力をいかに節約するかの歴史なのです。橋や建築の美とは、その節約のために駆使された工学技術による必然性、無駄のなさによるものなのです。無駄な太さは基本格好わるい。
歴史的な橋を見て得る感慨は、その当時、限られた予算と工期・資材・労力で工夫を重ねた設計者の努力と熱意、創意を感じるからこそ。
だからぶっちゃけ、Nゲージの鉄道橋に5cm角の木材を使うのは、そこに人間が頻繁にぶつかったり引っ掛ける可能性とかがなければ、基本的に格好わるいので使わないほうがいいです。人が引っ掛けないようなレイアウトでは2ミリ角のヒゴを組み合わせたほうがずっとかっこいい。もっと細くできればなおよし。
爪楊枝や竹串程度の太さで十分なのです。実物もスケール的にそれぐらいの材料で、組み合わせを工夫して強度を出しているからです。ただ大きさ150倍の人間がぶつかる可能性があれば別ですが。
話をもとに戻して、プラシートに台車からの立ち上がりスプリングを受ける穴を開けて、その上にグリーンマックスの銅製車体集電板を貼り付けます。TOMIXの製品ではスプリングを受けるのは穴になってますが、自作するなら欠き取りにして、あとでスプリングが逃げないように後付で端をつないでも十分かもしれません。正確にプラシート、しか1mm厚のプラに四角い孔を開けるのは案外しんどいので。
欠き取りだったら切断線に筋入れてペンチでコジれば一気に狙って取れます。加減を失敗するとシャーシ全損になりますが、これもプラの素材の性質の理解が大事です。
プラは変形するとき、傷のあるところに応力が集中し、そこから壊れ始めます。だから、傷をうまくつければ、カッターで全部切らなくても、傷の付け方で割れる方向を制御して一気にパキンと欠き取れます。しかし、その傷の付け方を失敗したら欠き取りはできません。無理にやったら思わぬ方向に欠き取りが走って壊れ全損します。
でも、この技を使えば工作が素早くできます。大まかなプラの切り取りはこれでできます。すこし大きめに割ってとった部材をあとでヤスってぴったりにしてもいいですし、また割れの方向を制御すれば、定規で切るよりも狂いなく切れます。
で、集電板を付けてから、それにピンコネクタを短いリード線ではんだづけします。
ハンダ付けの大事なところは、付ける前にハンダメッキをすること。これを学びました。リード線の接点にあらかじめハンダを付けておきます。そうすれば、はんだ付け時にちょっと温めるだけで一気にハンダが回って楽につきます。熱を与えてもハンダが回らない、回らないので加熱し続けて思わぬところが過熱で変形、とかの事故はこれでだいたい防げます。
とくに今回、プラシャーシの上に密着した銅板車体シューの上にハンダ付けですから、失敗するとプラシャーシが溶けます。でもハンダメッキをしてれば一気に一瞬でハンダがついて、熱もシャーシにまわる余地がない。
これさえわかってしまえば「ハンダは友達」です。細かい工夫は必要ですが、それは研究工夫のことで。
で、リード線からピンコネクタ・メスに配線します。で、車体側のヘッド3灯・テール2灯への線にはピンコネクタ・オスをハンダ付け。コネクタにつながるところは熱収縮チューブで絶縁します。これでシャーシと車体をコネクタで電気的に接続します。メンテナンス時には外せて、走行時には確実に接続できます。
あかまつあおまつの場合、共にKTR(北近畿タンゴ鉄道)の700形の更新車なので、足回りはほぼ同じです(少しの違いはあるらしいけど)。というわけで、コネクタ式にしておけば、あかまつとあおまつのどちらも動力をつけるか非動力シャーシにするかを選んでT車・M車にできます。
とくにあかまつあおまつは単行運転もするので、コネクタ接続で選択式にしておけば、あかまつとあおまつのどちらもシャーシを振り替えて単行運転できます。
現状では連結方向を決めて、連結面はライト未装備になっていますが、やりたければライトは装備可能。とくにコネクタ接続にしてあるので給電はもう大丈夫。車体側の加工だけでイケます。室内灯なども楽です。
問題はコネクタ自身が大きいこと。内装の中でこれは大きすぎる。もっと小さなコネクタがほしいところですが、それはこれからの研究ということで。あと単行運転用には消灯スイッチも欲しいところですが、それも研究課題とします。
あと、ライトが白すぎ明かりも強すぎます。HID灯かというほどの激光です。これもなんとか電球色っぽくしたいところです。
とりあえずあかまつあおまつ2連の状態でライトが両方共点きました。あとは残工事をしていきます。とくにスカートがぜんぜん気に入らないので、これから再工作します。エアホースも付けたいところですが、まだまだうちはそれ以前、スカートの形状が4つバラバラですので、頑張って形状を決定して作ります。
ともかく、「あかまつあおまつ」ならぬ「ムニャまつモニョまつ」と思ってしばらく凹んでましたが、やれるところまでやってみます。
2013-10-07 23:47:14
テーマ:鉄道模型
平常心で。
「あかまつあおまつ」、「ムニャまつモニョまつ」と呼んできましたが、どっちにしろ実車に似せるのは諦めて「YかまつYおまつ」と呼称することにしました。リアルにするの無理なんだもん。
顔は3Dプリンタで作ったもののいまいち似ず、車体もインクジェット印刷・クラフトロボで切削したもののいまいち。さいごにボロ隠しにヘッド3灯テール2灯室内灯(チップ5素子)をつけてもやっぱリダメです。
というわけで、うちは紙模型ということで。プラ作品にはかないません。というわけで白旗。
でもね、白旗を上げたけど、紙で作った「あかまつあおまつ」は、今後どうやっても出ないと思うんだわ。
E655系も紙製はどうやっても出ないんだわ。プラ製はKATOが作っても、KAYOもTOMIXもこういう車輌を紙で作ることはまずありえない。造るんだったらプラ製。
というわけで、紙で作る車輌は、孤高といえばいいけど、ようするに孤立した存在なんだわ。
寂しいっちゃ寂しいけど、まあ模型はそんなもんでしょう。
メーカーのものとは明らかに違う。でも、私の作りたかったものであることに間違いはない。
というわけで、これで行きます。
で、電気接続。
シャーシから車体へと通電するのは、一般的にNゲージプラ車体では余りやらない。やるとしてもスプリング接点。なぜならプラシャーシとプラ車体ならスナップ接続ができるので、スプリングを押し付けても大丈夫だから。
でもうちはそうはいかない。紙車体はどうやってもシャーシとスナップ接続できない。
というわけでコネクタ接続を考えるわけです。
こんなコネクタ。
でかい。内装が残念になってしまう。
そこで、マイクロコネクタを使うことにしました。
こんなに小さい。
コネクタにはコンタクトという電極をつけるんだけど、付け方を何度か間違えた。
でもなんとか取り付けに成功。
コネクタ部はかなり小さくできました。というわけで撤去した内装のやり直しです。
ヘッド・テールはきらめきライトさんを利用。まだあの極小の保護回路とチップは自分で配線できないのです。
室内灯用チップLED5連。これは自分で配線できる。
ブリッジダイオードとCRDを付けて、室内灯に。
光り物はボロを隠すねえ。
ヘッドランプ。明るすぎ。
テールランプ。これぐらい暗い方がいいかな。
調子に乗って動画も作ってみた。
まだあおまつのほうの集電が甘い。
まあ、今夜はこれぐらいで。アテレーベ・オブリガート(古い)
2013-10-12 19:28:13
テーマ:鉄道模型
いっこうに心穏やかにならず。
というわけでいろいろ忙しいけど、すこしずつ「あかまつあおまつY編成」作成。
それが電飾したら光は漏れるし作りの甘いのはバレるしで悲惨きわまりない。
泣きながら修正調整。作ったT車シャーシも作りが甘い。こまったもんである。
で、そんなさなか、Facebook経由で入電。(一応KTR北近畿タンゴ鉄道のフェイスブックページに「いいね!」を押してあったりするので)
2013年|北近畿タンゴ鉄道
http://ktr-tetsudo.jp/news/2013/1011.html
ぎゃあっ!!!
なんですかこのコミューター車両って? クリームまつ、シロマツですか?
確かに検修に1両入っていたらしいけど、まさかの急転直下。「あかまつあおまつ」に「くろまつ」にさらに加えて「まつシリーズ」量産ですかっ!
そりゃこの「まつ」シリーズ導入で画期的に経営改善とはいえ、そりゃ模型作る側にはたまんないよ!(いや世の中的にはほんと、どうでもいいんですが)
わたしゃここまでKTRの車両量産する気はなかったですよ。そりゃまた前面の3Dプリンタ製造を改設計してレジン複製して側面をプリント・クラフトロボ切断すればいい、って、よかあないですよぜんぜん。
だってもう体力気力ゲージはもう0ですよ。ボロボロですよ。
泣きたい感じです。もう勘弁。
というわけで、今は冷静になれないので、とりあえず補修修正を地味に。
ああ、ふるさと祭り用にストラクチャーの改良もしなくちゃいけないんだった。
嗚呼、どこまで続く泥沼ぞ。
初夢。プラ製「あかまつあおまつ」との共演。
そして、まとめ動画。
なんとか「あかまつあおまつ」、かなりモニョまつですが、出来ました。
かなりたってからのまとめ記事ですが、いやあ、精神的にしんどかったなあ。プライベートでもシンドいことが多かったので。
でも、いまとなっては、これもいい思い出になってしまいました。
このあとコミューター車輌に「くろまつ」まで出てしまい、もうKTRシリーズはシンドい、と思っていますが、それはそれで「真昼が雪」(坂本真綾)のように、少し気持ちが残っています。
この間に鉄道模型合宿の縁で新追兎電鉄(Bトレの匠)・山岸技研さんとも出会えて、かなり精神的にも回復、そして北急追兎線(ほくおう線)プロジェクトもはじめました。
また、考えもずいぶん変わりました。
着実に回復に向かっています。
架空会社ではありますが、「北急魂」でさらにいろいろな挑戦をしていこうと思います。
やりたいことは、ありすぎてへこむほど、まだあります。
がんばろう日本、がんばろう北急電鉄。
志と誇りを胸に、銀の轍は続きます。
<この項 了>